「共存の難しさ」猿の惑星 キングダム マルホランドさんの映画レビュー(感想・評価)
共存の難しさ
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前作でもノヴァという名付けの女の子はいたんだけどノヴァというのは輝きという意味にもとれる。と今更実感したのは今作でもリブートの一作目から出ているシーザーの家紋のようなアイコンが今作にも描かれているが、そのアイコンとノヴァという言葉をリンクさせると不思議と「光っているマークだ!」と鑑賞中に気づいた。
今作の女の子はルパン三世の藤子のような目的のために盗むという使命を帯びていて猿側と一時的に共闘したが結局すべて交わることはなく去っていく。ここで正直「なんで一緒に協力していかないんだ!?」という都合の良いストーリー展開を望んで履いたのだかよくよく思ったら数百年程度で憎しみが消えるかと言ったらそうではない。人間として生きていたらやはり地上の土地は俺達のものだと思うし、あの世界の人間からしてみれば猿に身内を殺された人たちはたくさんいると思う。
そりゃ猿側と共存できればいいんだけれどなかなかそうはいかない。共生ができるのは理想なんだけれど手を取り合うことの難しさを最後に醸し出すのが素晴らしいと思った作品だ。
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