「なんて素晴らしい日だ!」猿の惑星 キングダム りうさんの映画レビュー(感想・評価)
なんて素晴らしい日だ!
新3部作から7年!猿の惑星待望の新作!
シーザーの死から何世代も経った後の世界!
主人公のノアは、イーグルというチンパンジーの部族でシーザーのことなどは全く知らず、人間は野蛮で盗人なので見かけたら追い払うぐらいの存在で平和に暮らしてた。
そんな中、一人の人間の女の出現で、村はプロキシマスシーザー率いるボノボとゴリラの一族に焼き払われ、父は殺され、部族猿はみんな連れ去られてしまう。
一人残されたノアは、みんなを救いに行く途中、同じくプロキシマスに仲間を殺されたオラウータンのラカそして、言葉を話す人間メイと仲間に。ラカはシーガーの真の信奉者。人間と猿が手を取り合いより良い国を築けると信じている。
しかし、抵抗虚しくラカは死に、メイとノアは捕まってしまう。
連れて行かれた先はプロキシマスシーザーのキングダム。
そしてプロキシマスシーザーは人間の遺物のサイロを開け、知識を得ることに躍起になっていた。
メイはこの知識が猿の手に渉ることを恐れて、プロキシマスシーザーに使える人を殺し、ノアたちを利用してでもその知識を爆破させることを選ぶ。
メイを信じていたノアは、メイが仕掛けた爆弾で防波堤が壊れ、猿たちが海に呑まれるの目の当たりにしシーザーの教えが果たして本当に正しいか疑問になる。
プロキシマスシーザーは倒し、村に帰るが訪ねてきたメイに疑問を投げかける。
地球の全て人間のものなのか?
猿は言葉を話す前に戻れてというのか。
その後、メイは要塞に隠れる人間たちにサイロから取ったものを渡し、人類は再び衛星を使い交信を始めるーーー
ハッピーエンドだけど、今回も猿の惑星は本当に考えさせられた。
人間以外の知的生命体が現れた時、人類は共存なんてできるのか?欲張りな人類は戦争という道しかないのだろうか。
プロキシマスシーザーの人間は信用ならないという言葉が本当に心に残った作品だった。