劇場公開日 2024年5月10日

「それぞれに正義あり」猿の惑星 キングダム ピッポさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0それぞれに正義あり

2024年5月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

過去作に比べて最高のエンターテイメントに仕上がっていますが、ストーリーは少々薄味。もう少しドス黒いヒトと猿の関係性を求めていたのかもしれません。
しかし、突きつけるテーマは深く答えが見つからずモヤモヤ。
牧歌的な猿社会、猿キングダム(王国)、正体不明のヒト社会。
3つの社会を対比して、どの組織に共感できるかと問われた。
キングダム(王国)は悪なのか。No.多少荒っぽい手を使うがそれは人類も辿ってきた道のり。対して猿の牧歌的な村社会も、そんなにお気楽で良いのか。ヒト社会も、未だ御先祖様の栄光にすがりついている。
それぞれに言い分があり正義もある。過去作のテーマであった核兵器批判や人種間差別、動物擁護などに対し、今作はどこに軸足を置けば良いのか。
悩ましい。
一晩眠って、明日もう一度考えてみよう。

ピッポ
琥珀糖さんのコメント
2024年5月11日

確かに主張が前面に出てなくてソフトで観やすかった
ですね。
猿も人間もどちらも、悪の決めつけずに、余韻をもたせたような。
続編があるとしたら、相当に難しい問題に突き当たるかとも
思いますものね。

共感そしてフォローバックありがとうございます。
よろしくお願いします。

琥珀糖