あまろっくのレビュー・感想・評価
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真剣に「楽しく生きる」ということ。
この手の映画は(面白いだろうと思いつつ)基本スルーしちゃう。ところがなかなか評判が宜しいようなので、せっかくなのでじゃあ観てみるか、と。最近はすっかり涙腺がゆるんでるし、それなりに泣いちゃうかもなどと思っていたら…想定を遥かに超えて大泣きしてもうた。いい歳したオッサンがまあ何と恥ずかしい。
でも何というか、久しぶりに「きれいな涙」を流せたように思う。
この作品に出てくる人たち、基本的にみな「良い人」なんだよね。そういう意味でもあまり大きな波が立つようなドラマチックな展開というわけでもなく、だから特に想像を超えるような物語ではない。でもだからこそラストの大きな感動へと繋がってるんじゃないか、という気がする。
色々面倒な世の中だけど、誰かを大切に思う気持ちや家族の愛。もっと素直に信じてみようと思える。もっと前を向いて生きてみようと思える。だって信じる者はきっと救われるのだから。
そう思えたら、それだけできっと幸せな人生になるんじゃないか。たぶん「本気でそう思えるかどうか」が運命の分かれ道なのだ。そのために大切なのは、真剣に「楽しく生きる」ということ。単純に笑って泣ける映画だけど、深い感動がそこにはあった。
江口のりこさん、実に素晴らしい。
彼女特有の「ひねくれ」というクセが色んなフリになっており、良い人だらけのこの作品を見事に成立させてくれたと思う。そして父親の大きさを知り、「私が尼ロックになる」という決意。不器用でひねくれ続けた彼女だからこそ、グッと来るものがあった。
中条あやみさんも良かった。
彼女の底抜けに明るく天真爛漫な振る舞いが周囲をいかに癒すか。そしてその裏にある悲しい生い立ち。何より、わずか1か月だった結婚生活を「大切に思う」気持ち。ただ年齢設定には無理があったように思う。別に20歳じゃなくても物語は成立したと思うんだけどなあ。
鶴瓶師匠もさすがでした。あと息子の太郎君も。あと個人的に一番良かったのは婚約者役の中林大樹さん。最後の最後、彼の恥ずかしそうな笑顔を見て完全に涙腺崩壊した。やってくれたね。完全に「MVP」です。
ただ家族の在り方って本当にバラバラだし、それぞれが持つ家族観も本当にバラバラだと思う。家族だからこその愛もあれば憎しみもある。そういう意味では観る人を選ぶかも知れない。皆が皆こういう美しさを受け入れられるわけでもないだろうからね。
おそらくこの映画のポイントはいかに素直に観るか、じゃないだろうか。よって「素直な人」には強くお勧めしたい。
追伸
佐川満男さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。最後まで素晴らしい演技をありがとうございました。
追記
どうしても書きたかった事を追加します。
時代の流れとともに個人の価値観がどんどん尊重されるようになり、それによって声を上げやすくなったり、昔と比べて色々救われる人が増えてきたんだろうと思う。
ただその一方で「配慮」という名のもに、誰かに意見すること自体がとても難しい時代になったとも言えるのではないだろうか。いわゆる「お節介」などという表現では収まらず、もはや「押し付け」と言われてしまう時代でもあるのだ。
でも僕は思うのだ。
人は決して「自力では変われない」のだと。
誰かからの応援だったり見守りだったり、時には批判だったり…。それらが自分の中に入り込んできた時、何かしらの化学反応が起きる。人が変わるって、そういう時なんじゃないのかと。
確かに押し付けるのは良くないと思う。
確かに相手を尊重すべきだと思う。
でも押し付けたって良いじゃないか。そこに「愛」さえあれば。僕はずっとそう思っているのだ。
優子は自力では決して変われなかったはずだ。父親や早希がこれでもかと一方的に優子へ押し付けてくる。でもきっとその「鬱陶しさ」こそが彼女のひねくれを溶かしたのだ。なぜ溶けたのか?そこには大きな大きな「愛」があるからだ。
早希は自身の悲しい過去から家族に対する強い憧れがあり、それを実現すべく半ば強引に竜太郎と結婚した。新たな家族となった優子へも自分の理想を押し付けたわけだが、それでも早希には紛れもない本物の「愛」が確かにあった。だからこそ優子の心は揺らぎ、そして雪解けへと繋がったんだろう。
愛のある押し付け上等じゃないか。
それで変われる人だって、救われる人だって必ず居ると思うのだ。そもそも家族って本来は「そういうもの」じゃないのか。ずっと孤独だった早希は安心して喧嘩できる相手も居なかった。そんな彼女には優子との喧嘩すらも嬉しくて仕方ないのだ。
それを思うと涙が止まらなかった。
何と愛おしい人なんだと。
たぶん、そこに一番やられた気がする。
人生で起こることは何でも楽しむ
まず、シナリオライター・脚本家・監督に最高の評価をつけたい。関西出身のキャストが集結しているからこそ自然体でおもしろい作品に仕上がっている。特にぐーたらな父親の再婚相手を連れてきた時に主人公がその若い娘を見て『連子ですか?』と思わず言ってしまうところではないだろうか?なんと19才年下の継母からは優子ちゃんと呼ばれ、人生経験値から見てもはるかに上なのに逆転してしまっている。象徴的なシーンが39才の優子が怒ってマグカップを庭に向かって放り投げます。それに対して20才の継母が「モノに当たるのは大人気無い」と諭すのです。このユニークな設定が作品をいっそうおもしろくしていると思う。冒頭2人花嫁がヴァージンロードを歩くシーンがあります。何を意図としているのでしょうか?それは最後にわかります。その答えはぜひ映画を見てください。家族団欒は平凡ではあるが、最も至福な時間である。さらに言えば人生にはさまざまな不運不幸が起きるが、それも楽しみとして生きることで豊かな人生を送ることができる。そんな勇気がもらえるお勧めの映画です。
追伸、By playerの佐川満男さんは存在感のあるベテランの職人さんを演じていました。撮影中はお元気だったと思われます。また一人、職人的役者さんが去ったことに映画ファンとしてとても残念に思います。数々の功績を讃えるとともに心からご冥福をお祈りいたします。
人生楽しまないとね!
ええ映画でした!
大体のストーリーはレビューなどでわかっていたので、
尼崎の風景と関西弁と、江口のりこさんと鶴瓶師匠の掛け合いを楽しみに観に行きました。
が、予想以上に中条あやみさんが素敵やった、、!
映画館全体が笑って泣いて最後は驚いて
ほっこりとした雰囲気に包まれました。
ユニコーンの曲も良かった!
連休の谷間の鑑賞にぴったりのええ映画でした。
家族の有難さこそ人と人が結び付く原点
家族関係が希薄になって来た現代に、生まれて来た最初のコミュニティが家族なのは今も昔も変わらないのに、夫婦仲の不和、我が子を愛せない親により家族愛を何よりも求める二十歳の継母サキが親以上に年の離れた男竜太郎に理想の居場所を見つけ夢を叶えようとするも、親に近いほどの連れ子?ゆう子との関係性の内面の変化を描きながらも猪突猛進な周りとの和など知らんとばかりのゆう子が変わってく様がリアルに感動させてくれます。
またキャスティングが素晴らしいの一言で江口のりこの幼少期、青年期の子役、鶴瓶の若い時の松尾諭などリアルで良い。
軽蔑してた父親の本当の姿を亡き後に知り感情があふれかえる江口のりこの演技も観ていて没入出来て涙が止まりませんでした。
たったの30年しか経っていないのに風化しつつある阪神大震災をストーリーの原点としたことには拍手です。
親子、夫婦、近所付き合い、生きてくうえで人との関わりをないがしろにしていては幸せとは言えないことを訴えかけてくれました。
人に対して愛を持って接することで互いが幸せになれる世界がある、人間ポジティブシンキングが大事です。
よくある"ごり押し郷土映画"
我家に似ているかな? と期待とワクワクで、映画を観に行きました。
「尼さんが、ロックンロール的に破天荒に生きる!」物語を期待していましたが
山田 洋次監督がつくる映画のようでした。
笑福亭鶴瓶さんが、主たる役柄で出演しているのと、冒頭シーンで
この映画の内容は100%ネタバレしているので、鑑賞中は特に何かを期待せず
素直に鑑賞できました。
丁寧につくられた作品故、欠点はありませんが、どんでん返しもありません。
無難なヒューマンドラマでした。
江口のりこさんの素晴らしい演技と存在感は、素晴らしい!<主演賞>
舞台が、尼崎市の防波堤である必要はなく、、
別の地域の郷土映画でも通用する作品
この映画を観て、尼崎に行ってみようとは、決して思わない。
この映画を観たら、大林監督(尾道市)が、創った郷土映画「廃市(1984)」を観てみて欲しい。
「君の名は(2016)」以上にロケ地に行ってみたくなる映画だ。
元気をくれてありがとう!
小学生の江口のりこさんの登場で、
もうツカミはオッケー!
そっくりすぎて、
彼女が出てくるたびに、楽しくなってしまって…
その時点で好きな映画確定でした。
キャスティングの方、グッジョブです!!
松尾さんから鶴瓶さんの流れも、違和感全くなし!!!
江口のりこさんの、こじらせ女子から
徐々に成長していく感情の機微を演じる素晴らしさは言わずもがなで、
中条あやみさんも、実家から通っていたと仰ってましたが、
その安心感からかのびのびと演技されていたような…
優子の相手役の方、あまり存じ上げなかったんですが、
ナチュラルでとてもステキでした!
ほぼ関西キャストでネイティブ関西弁だから、
間とかの加減も絶妙で、もうこれこれ!
って、ホッコリしながら頼めました。
工場のみんなもいい人!
と配役だけ褒めてる場合じゃくって、
ストーリーも笑いと涙の感動バランスが素晴らしく、
いやな部分がひとつもなく、
観終わった後、心が、じんわり温かくなりました。
竜太郎の
血が繋がっていようがいまいが、
異性だろうが同性だろうが、
大人だろうが子どもだろうが、
大切な人たち、いや周りの人たちを大切に思う姿を見習いたいな。
また、人生起こることは何でも楽しむ精神、
ステキだなー。
私事で、会社の人間関係にストレス感じているのですが、
この言葉で、そっか、それも楽しんでしまえばいいのか!と、
顔をあげることができました。
元気をくれてありがとう!
まんまと泣かされてしまった
同居する父親が20歳の女の子と再婚する話。かなり現実味のない話だなと思っていた。その確執をなんとなく想像していたし、序盤はまさにそんな内容だったし。
でもそうか、そんな展開なのか。ただのコメディではなかった。ちょっと意外だった。ただ、あまり湿っぽくならないのは江口のりこと中条あやみの演技や、人情味溢れた尼崎の雰囲気のおかげかもしれない。2人の演技がよかった。ひねくれものだけど、芯の部分では優しい人って題材にしやすいよな。
こうなるだろうってわかってはいるんだけど、2人の関係性が徐々に変わっていく様がとても愛おしい。江口のりこの表示が前半と全く違っていて、女優としての深みを感じる演技だった。鶴瓶と松尾諭のキャスティングもなかなかの妙技。同一人物で行けるな。鶴瓶の自叙伝的な映画があるなら(ないけど)、主演は松尾諭に内定だ。
結構笑うつもりで臨んだのに、後半はまんまと泣かされてしまった。わかっていてもそりゃ泣く。東京の人間にはあまろっくになじみがなかったが、たしかに大事な存在。東京で言うと環七トンネルみたいなものか。でも、「俺は環七トンネルみたいな存在だから」と言っても決まらない。やはり尼崎ならではの物語なんだと思う。
それにしても親子で使っていた、あの突然の告白はいい。自分でも使いたくなる。
いいですね!お薦めです!
『家族』いいですね。鶴瓶師匠に二十歳の美人新妻は流石に映画の世界ではありますが、とても羨ましい限りです。早希ちゃん(中条あやみさん)の優子さん(江口のりこさん)に対して一歩も引かない堂々ぶり、天晴れです。
鶴瓶師匠も名古屋ローカル番組かもしれませんがなんの下打合せも無しにゲストの役者さんと即興ドラマをぶっつけ本番、アドリブ満載で進行する『スジナシ』とても楽しく毎週観てました。色々な映画にも出られていい役者さんですね。
それぞれの子役さんたちが「大きくなったらこんなんかな?」って思わせてくれる雰囲気で笑っちゃいました。松尾諭さんも確かに鶴瓶師匠の若い頃らしくよかったです。大事なことを告白する時のやり方、参考になりました。
本当の息子さん(駿河太郎さん)も優子の幼なじみ役者、いい味出してました。(今回は岡田准一さんとの共演の時みたく一瞬でつぶされたりしなくてよかったです!)
周りにこれといった名優が揃っているわけでもありませんが(失礼!)素敵な作品でした。友情出演?の高畑淳子さん『運針!』よかったですし、鉄蔵さん(佐川満男さん)の職人っぽさ、物語が締まってとてもいい役どころでした。伊東ゆかりさんの旦那さんでさしたよね、かつて。遺作になってしまい残念ですが謹んでご冥福をお祈りいたします。
特に泣かせる場面でもないのに涙している自分がいました。『あまろっく』の不思議なタイトルに惹かれて観ましたがみっけもんでした!是非多くのみなさんに観て笑ってもらいたいお薦め作品です。
余談
7時台の朝イチ上映回は一番後ろの席に私と対照の位置に女性が1人の2人貸切状態で中条あやみさんのごとくおじさんとの出会いが?!なんて期待しましたが何もありませんでした。あたりまえか?
「精神統一」縫い目の乱れは、心の乱れ。運針始め!
関西が舞台のせいか、東京では上映館が少ない。新宿、池袋、銀座各1館のみ。丸の内TOEIで「あまろっく」を。
普段は新宿で観るので丸の内TOEIに来たのは40年振りか?
江口のりこを初めて観たのはTV「時効警察」で、オダギリジョーと麻生久美子の同僚の警察官だった。いつも不機嫌そうな顔をして笑顔なしだった。
そんな江口のりこの不機嫌顔満載?の本作は、笑福亭鶴瓶主演かと思っていたが、義理の娘江口のりこと義理の母親中条あやみの物語だった(逆ではありませんよ)。
優子(江口のりこ)は、京大卒でボート部でも活躍した。会社においても能力は優秀で表彰される位だが協調性に欠け、部下にも厳しく当たるために理不尽にもリストラされてしまう。
家に帰って来れば父・竜太郎(笑福亭鶴瓶)は、玄関に「祝リストラ、おめでとう」という手製の横断幕を出して優子を苛つかせる。優子は就職もせずニートのような生活をして時が過ぎ39歳になる。
母親が亡くなって19年経ち竜太郎は再婚すると言うが、連れて来た再婚相手は二十歳の早希(中条あやみ)だった。
早希は家族団欒を望むが、優子は自分の娘でもおかしくない歳の義母に心を開く事が出来ない。そんな彼女の息抜きは小学校の同級生がやっているおでん屋だった。
そんな時に父竜太郎が悲劇に見舞われる。
少女時代の思い出から家族団欒を望む早希と義母を受け入れられない優子。でも、義母に紹介された見合いの相手が京大時代のボートをやっていた優子を知っていた京大卒のエリート南雲(中林大樹)で、彼の実直さに優子も彼に心を開いて行く。そして遂に彼のプロポーズを受けて一緒にアブダビに行く決心をするのだが…。
出てくる人が皆優しい。チヤランポランだと思った父竜太郎も震災時には他人のために不眠不休で救助にあたる。
他人に厳しかった優子も優しさを見せ、不機嫌顔ばかりだった優子のラストでの笑顔がまぶしい。最後には思いがけない南雲の優しさで映画は終わる。
決して流麗なカメラワークとかではないが尼崎の風景を上手く映し出している。
過去の家族の思い出で時間軸を遡ったりするが、ノーランもこの位にしてくれれば良いのにと思った。
ベテラン工員の佐川満男さんが良い味を出していたが、本作が遺作になった。江口のりこと立派に渡り合った中条あやみも素晴らしかった。
優しさと温かさに満ちたドラマだった。お勧めしたい映画です。
久々に、最初から最後まで飽きずに 夢中で観た邦画
久々の秀作でした。
近年、そこそこ面白い映画は
チラホラありましたが、
上映中一度も時計を見る事も、
ウトウトする事も無く見入ってしまった
映画は久々でした。
江口さん、鶴瓶さん、中条さん
一見、アンバランスに見える組み合わせが
信じられない位にピッタリハマって
掛け合いが最高に素晴らしかったです。
関東の役者に無理やり関西弁を
喋らせて違和感有りまくりの芝居を
見せられてウンザリする事も
多いですが、この映画はきちんと
関西出身の役者さんを器用してるので
違和感はありませんでした。
神戸の震災のエピソードも
織り混ぜながら、
笑えて、泣けて、感動出来る
素敵な映画です。
大切な方と一緒に是非、観てください!!
飯食って寝たら何とかなる
あんな父親からあんな娘が育つとは考えにくいが、反面教師でそうなる事もあるのかな❓正にトンビが鷹を産んでいる😁
でも父竜太郎もホントに毎日駄弁ってばかりではなかったのだろう。経営者として周りには見えない努力はしていたのであろうが、それを見せない頭の良さはあったのかもしれない。
優子には結構親近感を持った。
学があって仕事も出来てプライドも高く、リストラはショックだろうが「引くて数多やわ」と強がる面。
きっと、リストラ直後は「引くて数多」だったんだろうが、選び過ぎたのか「数多」無かったのかタイミングを逃してズルズルとニートしてたんだろう。
自分も優子ほどでは無いが、バイトはしていたが半年くらいニートみたいな生活をしていた。「引くて数多」だと思っていたのは自分だけで、いざ面接に臨むと自分のスキルの無さを痛感させられ、悉く不合格だった。
但し若かった。その現状を直視せず「見る目が無い」と切り捨てていた。しかし現状打破には変化しないと、とは思い、志望する業界を広げて、面接スタイルも取り繕い型から開き直り型にチェンジして、無事に社会復帰出来た。
奇しくも優子は、まさかの継母の早希がキッカケなって、社会復帰を果たし、パートナーまで出来た。人生は何があるか誰も分からんもんや。
ホントに、飯食って寝たら、大概の事は何とかなる。
やっぱり竜太郎は頭ええかもしれん😱
すごく良い話でした。
優子に寄り掛かる早希のシーンは落涙してました😭
関西人じゃないから分かりませんが、ホントにコプラ返りて言うのかな❓🤣
若干雑念。
親子で出演してて親子の役では無い場合、バーターかと思ってしまうが考え過ぎ❓
尼崎閘門の!
低地盤の尼崎地区を守る尼崎閘門を題名にした同作。関西地区の中小企業を取り巻く多くの問題、台風、117大地震の自然災害の悲しみを忘れるポジティブな思想で愉快に楽しく暮らそうとすることの大切さが涙を誘う作品。
東京にも扇橋閘門による江東区のゼロメート以下地区を守って居る設備も有る。
今回の作品で普段は目立たないが、有事の際には無くてはならない設備が有る事を改めて知る機会に成って良いと思います。
これらの設備を日々点検、管理して居る方々にも感謝をしたいと思わせる作品。
縁の下の力持ちとして目立たない所で日々管理されて居る皆さんへも思いと感謝をしましょう。
中条あゆみが「二十歳!」だったりして、「んなわけねーだろ🤣」的なコ...
中条あゆみが「二十歳!」だったりして、「んなわけねーだろ🤣」的なコメディかと思ったら、観終わった後のじんわりとした胸の温かさが気持ち良い映画だった。
伏線回収というか、前半に出てきた何気ない会話や場面が後半の「ここに繋げてくるのねー」的なところも面白かった。
鶴瓶の親子共演は顔を合わせて欲しかったなー🤣
ええ映画や、ほんまぎょーさんの人に観てほしい!
自分は大阪なんで、なんぼ隣や言うても尼崎のことはほとんど知らん。
せやから尼ロックを初めて知った。
けど、尼ロックが街を守ってきたように、お父ちゃん(笑福亭鶴瓶)が家族を守ってきたことはよう分かった。
ほんで、お父ちゃんがおらんようになって、優子(江口のりこ)と義母の早希(中条あやみ)の二人が掛け合い漫才のような会話を交わし合いながら心を通い合わせていく、これにジーンときた。
早希が妊娠してたこと、優子が南雲(中林大樹)からプロポーズされたこと、それらがスパイスのように二人を味付けしていく。
ほんまにええ映画や!
こんなんが好きなんや!
最後に優子が「尼ロックになる」と決意する場面に泣かされた。
江口のりこは最高や。
うまいとしか言いようがない。
もちろん、笑福亭鶴瓶、中条あやみの演技も自然で良かった。
この前に観た「コットンテール」も親子の葛藤を描いて心を動かされたけど、この映画は俳優が生の関西弁をしゃべるだけに近所の出来事のような気がして、無茶苦茶感情移入したわ。
おおきにやで。
ぎょーさんの人に観てほしいわ。
◆佐川満男さんのご冥福をお祈りいたします。渋い脇役好きでした。また、「ゴンドラの唄」「今は倖せかい」等の歌も好きでした。
佐川満男さんを偲んで
佐川満男さん
2024年4月12日に胆嚢炎のため84歳で他界
撮影前に病気を患っており撮影中に亡くなったがその表情にそれが垣間見える
2024年映画館鑑賞31作品目
4月29日(月)MOVIX仙台
通常料金2000円
監督は『酔うと化け物になる父がつらい』でチーフプロデューサーを務めた中村和宏
脚本は『エクレール・お菓子放浪記』の西井史子
39歳の娘と20歳の継母がぶつかりあいながらも絆を深めていくファミリーコメディー
粗筋
母が亡くなってから19年
父が再婚した
相手は20歳
継母は親子ほど年下の小娘だった
そんな矢先に父が亡くなった
再婚して1ヶ月の悲劇だった
近松優子は大学の同級生とお見合いをきっかけに交際を始める
継母は父竜太郎の子供を孕った
優子は孫ほど歳の離れた弟か妹が生まれてくることになった
優子は彼氏の南雲宏樹のプロポーズを受け入れたものの継母のことが心配で南雲と一緒に海外生活することを躊躇い悩んだ
少なくとも主要キャラは全てオール関西弁地域出身者
これなら関西弁にいちいちうるさい無駄にプライド高い関西人からもクレームはあるまい
いつもブスーとしている超うす顔の江口のりこと溌剌でちょっとうざい顔立ちの美人さんの中条あやみのミスマッチぶりが良い
早希のおめでたを南雲に祝福され笑顔になる優子が印象的
そういえば中条あやみって意外と大阪人だったね
優子の幼少時代を演じた子役の後野夏陽の江口のりこにかなり寄せた感じの役作り最高
真面目に物事に取り組む人は既にこの頃から違うんだなあ
あとあまろっくは知らなかった
甘酒のロックじゃないのね
あまは尼崎のことね
ああいう仕組みのものが世の中にあるのは知っているけど尼崎にもあるのね
勉強になりました
配役
京大卒のインテリで仕事もバリバリこなす有能な会社員だったが性格が災いしてリストラされてしまう実家暮らしの独身無職アラフォーの近松優子に江口のりこ
幼少期の優子に後野夏陽
高校時代の優子に別所美紀
優子より19歳年下で価値観が違いすぎて度々衝突する継母の近松早希に中条あやみ
幼少期の早希に黒崎紗良
町工場を経営している優子の父の近松竜太郎に笑福亭鶴瓶
青年期の竜太郎に松尾諭
優子の母で故人の近松愛子に中村ゆり
優子の大学時代の同級生で大手商社で働く見合い相手の南雲広樹に中林大樹
広樹の母に紅壱子
優子の幼馴染で優子が常連客のトラック屋台のおでん屋を営む鮎川太一に駿河太郎
幼少期の太一に宇治本竜ノ助
優子が通っていた女子高の高校教師に高畑淳子
竜太郎が経営する町工場で庶務担当として働いている昌子に久保田磨希
竜太郎が経営する町工場で働くベテラン職人で80歳になってもなお屋台骨を支えている高橋鉄蔵に佐川満男
竜太郎が経営する町工場で働く若手職人の大塚孝弘に朝田淳弥
コンサルタントとして優子が勤めていた白鳥総合研究所の社長に浜村淳
優子の上司に佐渡山順久
優子の部下に葛原に中村凜
優子に勉強を教えてもらっていた近所の子供に中谷悠希
優子に勉強を教えてもらっていた近所の子供に岩崎益士
優子がよく行くコンビニの店員に寺田光
尼崎市役所の早希の同僚職員に佐々木瞳
三和本通商店街の人々の1人に後藤健司
三和本通商店街の人々の1人に南谷峰洋
三和本通商店街の人々の1人にパピヨンズちよみ
三和本通商店街の人々の1人に代走みつくに
三和本通商店街の人々の1人に華井二等兵
もう一度観たい
あまロックのおかげで水害ないから感謝もしたし映画のストーリーや俳優さんの演技にも感動した家族や周りの人達を守る存在になりたいなと笑って泣いて思いました
これぞ江口のりこっていう演技がみれて最高でした近所にいそうな親近感で悪い人ではないだろうけど無愛想なおねえさん話し方も独特で味があって大好きです
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