あまろっくのレビュー・感想・評価
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楽しもう
え~話しではありますが
人と人の繋がりを感じる温かさ。
しばきまげるぞ!
ちょっとだけ、いや、すごく響いてる
温かい気持ちになった。
最近、アクションとかミステリーばっかり観ていてのでこういう温かい気持ちになる映画は良いね。中条あやみと江口のりこが親子になるという、あり得ない内容だが、とても良い雰囲気でファンになった。鶴瓶の寅さんみたいな雰囲気がまたとても似合っている。良い映画だった。
僕は刺さらなかったが評価は高いんだなと思った。
江口のりこさんということで期待したが、すね具合がまるで中学生。あの年齢で中学生がすねてるみたいなことやられると、それちょっと違うだろと思ってしまってはまらなかった。
評価が高いようなので刺さる人もいるんだなと思った。
まさかの。
あまろっくの守り そして 共に成長して行く
真剣に「楽しく生きる」ということ。
この手の映画は(面白いだろうと思いつつ)基本スルーしちゃう。ところがなかなか評判が宜しいようなので、せっかくなのでじゃあ観てみるか、と。最近はすっかり涙腺がゆるんでるし、それなりに泣いちゃうかもなどと思っていたら…想定を遥かに超えて大泣きしてもうた。いい歳したオッサンがまあ何と恥ずかしい。
でも何というか、久しぶりに「きれいな涙」を流せたように思う。
この作品に出てくる人たち、基本的にみな「良い人」なんだよね。そういう意味でもあまり大きな波が立つようなドラマチックな展開というわけでもなく、だから特に想像を超えるような物語ではない。でもだからこそラストの大きな感動へと繋がってるんじゃないか、という気がする。
色々面倒な世の中だけど、誰かを大切に思う気持ちや家族の愛。もっと素直に信じてみようと思える。もっと前を向いて生きてみようと思える。だって信じる者はきっと救われるのだから。
そう思えたら、それだけできっと幸せな人生になるんじゃないか。たぶん「本気でそう思えるかどうか」が運命の分かれ道なのだ。そのために大切なのは、真剣に「楽しく生きる」ということ。単純に笑って泣ける映画だけど、深い感動がそこにはあった。
江口のりこさん、実に素晴らしい。
彼女特有の「ひねくれ」というクセが色んなフリになっており、良い人だらけのこの作品を見事に成立させてくれたと思う。そして父親の大きさを知り、「私が尼ロックになる」という決意。不器用でひねくれ続けた彼女だからこそ、グッと来るものがあった。
中条あやみさんも良かった。
彼女の底抜けに明るく天真爛漫な振る舞いが周囲をいかに癒すか。そしてその裏にある悲しい生い立ち。何より、わずか1か月だった結婚生活を「大切に思う」気持ち。ただ年齢設定には無理があったように思う。別に20歳じゃなくても物語は成立したと思うんだけどなあ。
鶴瓶師匠もさすがでした。あと息子の太郎君も。あと個人的に一番良かったのは婚約者役の中林大樹さん。最後の最後、彼の恥ずかしそうな笑顔を見て完全に涙腺崩壊した。やってくれたね。完全に「MVP」です。
ただ家族の在り方って本当にバラバラだし、それぞれが持つ家族観も本当にバラバラだと思う。家族だからこその愛もあれば憎しみもある。そういう意味では観る人を選ぶかも知れない。皆が皆こういう美しさを受け入れられるわけでもないだろうからね。
おそらくこの映画のポイントはいかに素直に観るか、じゃないだろうか。よって「素直な人」には強くお勧めしたい。
追伸
佐川満男さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。最後まで素晴らしい演技をありがとうございました。
追記
どうしても書きたかった事を追加します。
時代の流れとともに個人の価値観がどんどん尊重されるようになり、それによって声を上げやすくなったり、昔と比べて色々救われる人が増えてきたんだろうと思う。
ただその一方で「配慮」という名のもに、誰かに意見すること自体がとても難しい時代になったとも言えるのではないだろうか。いわゆる「お節介」などという表現では収まらず、もはや「押し付け」と言われてしまう時代でもあるのだ。
でも僕は思うのだ。
人は決して「自力では変われない」のだと。
誰かからの応援だったり見守りだったり、時には批判だったり…。それらが自分の中に入り込んできた時、何かしらの化学反応が起きる。人が変わるって、そういう時なんじゃないのかと。
確かに押し付けるのは良くないと思う。
確かに相手を尊重すべきだと思う。
でも押し付けたって良いじゃないか。そこに「愛」さえあれば。僕はずっとそう思っているのだ。
優子は自力では決して変われなかったはずだ。父親や早希がこれでもかと一方的に優子へ押し付けてくる。でもきっとその「鬱陶しさ」こそが彼女のひねくれを溶かしたのだ。なぜ溶けたのか?そこには大きな大きな「愛」があるからだ。
早希は自身の悲しい過去から家族に対する強い憧れがあり、それを実現すべく半ば強引に竜太郎と結婚した。新たな家族となった優子へも自分の理想を押し付けたわけだが、それでも早希には紛れもない本物の「愛」が確かにあった。だからこそ優子の心は揺らぎ、そして雪解けへと繋がったんだろう。
愛のある押し付け上等じゃないか。
それで変われる人だって、救われる人だって必ず居ると思うのだ。そもそも家族って本来は「そういうもの」じゃないのか。ずっと孤独だった早希は安心して喧嘩できる相手も居なかった。そんな彼女には優子との喧嘩すらも嬉しくて仕方ないのだ。
それを思うと涙が止まらなかった。
何と愛おしい人なんだと。
たぶん、そこに一番やられた気がする。
人生で起こることは何でも楽しむ
まず、シナリオライター・脚本家・監督に最高の評価をつけたい。関西出身のキャストが集結しているからこそ自然体でおもしろい作品に仕上がっている。特にぐーたらな父親の再婚相手を連れてきた時に主人公がその若い娘を見て『連子ですか?』と思わず言ってしまうところではないだろうか?なんと19才年下の継母からは優子ちゃんと呼ばれ、人生経験値から見てもはるかに上なのに逆転してしまっている。象徴的なシーンが39才の優子が怒ってマグカップを庭に向かって放り投げます。それに対して20才の継母が「モノに当たるのは大人気無い」と諭すのです。このユニークな設定が作品をいっそうおもしろくしていると思う。冒頭2人花嫁がヴァージンロードを歩くシーンがあります。何を意図としているのでしょうか?それは最後にわかります。その答えはぜひ映画を見てください。家族団欒は平凡ではあるが、最も至福な時間である。さらに言えば人生にはさまざまな不運不幸が起きるが、それも楽しみとして生きることで豊かな人生を送ることができる。そんな勇気がもらえるお勧めの映画です。
追伸、By playerの佐川満男さんは存在感のあるベテランの職人さんを演じていました。撮影中はお元気だったと思われます。また一人、職人的役者さんが去ったことに映画ファンとしてとても残念に思います。数々の功績を讃えるとともに心からご冥福をお祈りいたします。
人生楽しまないとね!
家族の有難さこそ人と人が結び付く原点
家族関係が希薄になって来た現代に、生まれて来た最初のコミュニティが家族なのは今も昔も変わらないのに、夫婦仲の不和、我が子を愛せない親により家族愛を何よりも求める二十歳の継母サキが親以上に年の離れた男竜太郎に理想の居場所を見つけ夢を叶えようとするも、親に近いほどの連れ子?ゆう子との関係性の内面の変化を描きながらも猪突猛進な周りとの和など知らんとばかりのゆう子が変わってく様がリアルに感動させてくれます。
またキャスティングが素晴らしいの一言で江口のりこの幼少期、青年期の子役、鶴瓶の若い時の松尾諭などリアルで良い。
軽蔑してた父親の本当の姿を亡き後に知り感情があふれかえる江口のりこの演技も観ていて没入出来て涙が止まりませんでした。
たったの30年しか経っていないのに風化しつつある阪神大震災をストーリーの原点としたことには拍手です。
親子、夫婦、近所付き合い、生きてくうえで人との関わりをないがしろにしていては幸せとは言えないことを訴えかけてくれました。
人に対して愛を持って接することで互いが幸せになれる世界がある、人間ポジティブシンキングが大事です。
よくある"ごり押し郷土映画"
我家に似ているかな? と期待とワクワクで、映画を観に行きました。
「尼さんが、ロックンロール的に破天荒に生きる!」物語を期待していましたが
山田 洋次監督がつくる映画のようでした。
笑福亭鶴瓶さんが、主たる役柄で出演しているのと、冒頭シーンで
この映画の内容は100%ネタバレしているので、鑑賞中は特に何かを期待せず
素直に鑑賞できました。
丁寧につくられた作品故、欠点はありませんが、どんでん返しもありません。
無難なヒューマンドラマでした。
江口のりこさんの素晴らしい演技と存在感は、素晴らしい!<主演賞>
舞台が、尼崎市の防波堤である必要はなく、、
別の地域の郷土映画でも通用する作品
この映画を観て、尼崎に行ってみようとは、決して思わない。
この映画を観たら、大林監督(尾道市)が、創った郷土映画「廃市(1984)」を観てみて欲しい。
「君の名は(2016)」以上にロケ地に行ってみたくなる映画だ。
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