あまろっくのレビュー・感想・評価
全202件中、161~180件目を表示
関西の人情ものに留まらないドラマの完成度
登場人物の会話や動きだけで、
その人となりが全て表現されているので、
ドラマの中でのストーリー展開に
全く無理がない。
いや、理屈ではなく
本当に久々に観た「良い映画」だった。
リアルに尼崎で
こんな人たちがいたと思わせてくれる
気持ちが暖かくなる映画だったのだ。
鶴瓶さんと中条あやみさんが夫婦役で、
リストラで出戻った娘が江口のりこさん
という部分がクローズアップされているけれど、
それが宣伝の全面に出ているのが
ちょっと違うなと思わせるほどに
それだけじゃない映画なのだ。
江口のりこさんが演じる娘の父親の鶴瓶さんが
なぜあんな風に振る舞うのか、
それでも、その人柄で
街の人たちから、なぜ愛されるのか
家族の過去が描かれながら展開していく。
自分たちの実生活の中で接する人たちにも
そのように振る舞う理由や背景がきっとあるんだろう
と思いを馳せるきっかけになる気がする。
世界の見方が少し暖かくなる映画だと思います。
たくさんの人に観てほしいです。
元尼崎市民としては「良く出来ていて」嬉しい・・・。
表題の通り、10年くらい前までの約10年間、仕事の都合で尼崎に住んでおりました。映画の舞台は海沿いの阪神電鉄沿線ですから良くも悪くも「濃い地域」、私の住んでたのは阪急→JR沿線の良くも悪くも「比較的綺麗な(笑)地域」です。あまろっく・・・お恥ずかしい話ですが、知りませんでした、、、。
この映画で私自身、新たな尼崎の魅力が発見出来て、また監督、演者さんはじめ映画制作に携わる方々には、全国の映画を愛する皆さんに尼崎の良いところを発信いただいて感謝しております!
尼崎を舞台にしたハートウォーミングな下町人情もんとして変な偏見?を持たずに鑑賞していただきたいです。
特に関西女子の壮絶な口喧嘩は態度、口振りを含めてリアルさが半端なく・・・ほんわかした空気がガラッと変わって良いスパイスになってたと思います。見どころですね!
そんな中でちょっとだけ脚本に違和感があったのは次のふたつの点だけですが、当方のエセ関西人気質を発揮しツっこんでみたく思う次第。
・京大出身の能力高いエリートは、「あの理由」では大企業のリストラはあり得ない。業績不振な感じもないので不当解雇にあたり、訴訟を考慮してそんなことは出来ないし、しない。あったとしても配置転換(左遷)でワンクッションおきますよ。幅広く知識ありそうな強気な彼女に不当解雇されてるという認識がないわけない〜。
・冴えない親父が若くて別嬪さんの嫁もらったら、周囲(特に若いもん)に妬まれるし、死ぬまで一生イジられます。いくらなんでも、あんなまるで当然みたくスルーするような「嫌な優しい気質」は尼にはないんちゃうかなあ。
とは言え、つっこむところ以上に笑い泣きさせられました。皆様ぜひご鑑賞を!
人生は心持ち
高評価どおり、笑って泣ける
笑って泣いて。
人情物語として良作
今週の本命作品「陰陽師0」と「ブルーロック」は、舞台挨拶中継のある2日目の上映回で鑑賞することにして、公開初日は本作を鑑賞してきました。フライヤーから地味な印象を受け、さほど期待はしていなかったのですが、笑って泣いてほっこりする素敵な作品でした。鑑賞後の満足感はかなり高く、観てよかったです。
ストーリーは、子どもの頃から負けず嫌いで、会社でも有能な人材であった近松優子は、その厳しすぎる言動が不興を買ってリストラされ、実家の尼崎に戻って父との二人暮らしを始めるが、そこに父が再婚相手として20歳の早希を連れてきたことから始まる新たな生活の中で、自分よりずっと年下の母に反発する優子と、家族団欒を夢みる早希の二人の姿を通して、家族のあり方や大切なものを描くというもの。
タイトルの「あまろっく」は、”甘酒のロック”かと思ったのですが、全然違いました。尼崎市を水害から守るための尼崎閘門の通称らしいです。水量・水位の調節をする水門の中でも、水位の高低差の大きい運河や河川などで船舶を通過させるために水を調節する役割をもつものを閘門と呼ぶようです。勉強になりました。
その“あまろっく”を自称する父・竜太郎が、本作のキーマンです。竜太郎は“そこに動かず存在している”ことを自身と重ねていましたが、実際にはそれだけではありません。その笑顔と明るさと人に寄り添える優しさで、家族や工場や従業員をしっかり守り、大切な人たちの仲をとりもっています。あれほど年齢差と温度差のあった優子と早希を出会わせ、結びつけて家族とした竜太郎は、まさに“あまろっく”です。
また、一見するととっつきにくく、こじらせ気味の優子ですが、自分に素直で心根の優しい大人に成長できたのも、竜太郎の子育ての賜物でしょう。母の死には無骨なおにぎりを差し出し、リストラされた時には横断幕とケーキでお祝いをする、常に相手の心を察して接する竜太郎だからこそ、優子は父の深い愛を感じながら何でもぶつけきたのではないかと思います。子育ては何かをしつけたり教え込んだりすることではなく、親としての接し方そのものなのではないかと思わされます。
物語は、娘・優子と父の再婚相手・早希との関係の変化が主軸となります。かなりの年齢差のある二人なのに、年下の母に反発する優子が子供のように見え、それを受け止める早希は余裕ある大人に見えるのが不思議なほどです。二人の演技力が、突然家族が増えた優子の戸惑いと早希の喜びを見事に醸し出しているように思います。
そんな二人を中心に、周囲の人物と交わす会話がとにかく楽しいです。キレのある関西弁でまくし立てるスピードと間が抜群で、おもしろさとともにテンポのよい流れを生み出しています。主要キャストを関西出身者で固めたからこそ生まれる雰囲気が、演者全員を家族のように包み込み、作品テーマに通じているように感じます。
全体的にとても満足度の高い作品ではありますが、欲を言えば、優子の心情の変化やそのきっかけがもう少し丁寧に描かれていたらと思います。気がついたら早希のことをすっかり家族認定しているように感じました。とはいえ、自宅と工場の売却を切り出しながら“赤の他人だ”と悪態をつく優子に、もはや早希が大好きじゃん!こんなん泣くわ!って感じで胸が熱くなりました。ラストのオチもほっこりしましたし、工場の新人もナイスでした。下町人情ものとしては申し分ない出来栄えです。
主演は江口のりこさんで、彼女の魅力と演技力が遺憾なく発揮されています。共演の中条あやみさんも、一皮むけた演技がよかったです。また、笑福亭鶴瓶さん、息子の駿河太郎さんも、役にピタリとハマる好演を見せています。他に、中村ゆりさん、松尾諭さん、中林大樹さん、久保田磨希さんらが脇を固めます。
どハマりな江口のりこが凄い。
鶴瓶と江口のりこと中条あやみが家族になる話なので、笑って泣けそうだなとハードル上げて着席。
始まってすぐ、1990年代にあまろっくを家族で通過する。そこであまろっくとは何なのかを説明してもらえる。へぇ〜、日本にそんな施設あるの知らなかった。ん、なんだか、この子愛想悪くね?と感じたら、すぐ2000年代に。あらら、大人になっても変わってないじゃん。こんな上司まずくねと思ったら、首になって実家へ。本人は仕事に自信あったと思うんだけど、なんで転職しないで帰ったんだろう。帰ったら、親父が喜んでくれてた。普通ではないリアクションだ。親父の哲学は、人生に起こる事はなんでも楽しめ。めっちゃ優しい人だな。だからこんな娘でも楽しいのな。なんて感じていたら、親父が8年後に20歳の女性と再婚する事になった。えっ!自分より遥かに若い子が継母に。えっ!優子はまだ働いてない?こりゃ複雑だよね。驚きなのは中条あやみ演じる早希が、まるで年上の様に会話してた事。なんでこんな爺さんと結婚する気になったのか、説明はあったけど、ちょっと謎。
過去と現在を行ったり来たりの苦手な展開なんだけど、役者が違っていたので分かりやすくて良かったです。鶴瓶の若い時を演じた松尾諭、とても良かったです。実の息子の駿河太郎がやっても良かったんじゃないかなとは思ったけどね。感情をぶつけ合えるのが家族。全てを前向きに考えて生きていきましょう。
笑って泣けて共感できて、とても楽しかったです。
市外電話局番は尼崎ゼロロック(06)はなぜ?
「尼崎閘門(こうもん)」通称「尼ロック」?
知らんかった。
此処で何度も釣りしたことあるけど、
空缶一つ釣れんかった。
尼崎と言えば、
大物(だいもつ)やなぁ!
男の憧れや!
それに人間国宝桂米朝に、
抽象画の巨匠白髪一雄がロックロールだぜ!?
アルカイックホールの緞帳に、
そこに彼の記念室があるのでご覧あれ!
それにしても、
昔はよく大阪湾に大きな台風(室戸台風、第二伊勢湾台風、ジェーン台風など)が大洪水を起こし、
阪神淡路大震災が決定的に阪神沿岸にダメージを残したことを思い出した。
そんな中で、
竜太郎のような呑気で楽しいオヤジが育ち、
人知れない閘門魂の竜ちゃんが出来たんや。
それはほのぼのと妻も社員も、新たな嫁もインテリ娘もエリート婿までもが伝承するホームファンタジーとなったんやなぁ
それはそうと、
大阪府大阪と兵庫県尼崎は兄弟なんやろう。
昔の公共事業団体公社、電電公社がそうしはったんや。
市外局番ゼロロックが一緒やねん。
せやから尼崎弁も大阪弁もあんまり変わらへんねん。
神戸弁は078やからちょと違う!
知らんけど!?
ちなみに
尼崎市役所コールセンターの
電話番号:06-6375-5639
大阪市総合コールセンターの
電話:06−4301−7285(なにわコール)
ほな、さいなら〜
(^○^)
あまろっく
劇場公開日:2024年4月19日 119分
通称「尼ロック」と呼ばれる「尼崎閘門(こうもん)」によって水害から守られている兵庫県尼崎市を舞台に、
年齢も価値観もバラバラな家族が、さまざまな現実に立ち向かうなかで次第にひとつになっていく姿を描いた人生喜劇。
理不尽なリストラにより尼崎の実家に戻ってきた39歳の近松優子は、定職に就くことなくニートのような毎日を送っていた。
ある日、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が信条の能天気な父が再婚相手として20歳の早希を連れてくる。
ごく平凡な家族だんらんを夢見る早希と、自分より年下の母の登場に戸惑いを見せる優子。
ちぐはぐな2人の共同生活はまったく噛み合うことがなかったが、ある悲劇が近松家を襲ったことをきっかけに、優子は家族の本当の姿に気づいていく。
優子役を江口のりこ、早希役を中条あやみがそれぞれ務め、
「尼ロック」のごとく家族を守る存在であり自由でロックな生き方をしている父を、笑福亭鶴瓶が演じた。
監督は「よしもと新喜劇映画 女子高生探偵 あいちゃん」の中村和宏 。
あまろっく
字幕メガネマーク 音声ガイドマーク
劇場公開日:2024年4月19日 119分
江口のりこと中条あやみの絡みが面白かった
優秀だが協調性に欠け、リストラにより尼崎の実家に戻ってきた近松優子は、定職に就くことなくニートのような毎日を送って数年経ち、39歳になっていた。ある日、能天気な父が再婚したいというので賛成したら、相手として20歳の早希を連れて来た。平凡な家族だんらんを夢見る早希と、自分より20近くも年下の義母の登場に戸惑う優子と、3人での生活は噛み合うことがなかった。毎朝恒例のジョギング中に倒れた父が突然亡くなり、その後に早希の妊娠がわかり、優子を大学時代から好きだった男性が現れ・・・さてどうなる、という話。
尼ロックというのを初めて知り、尼崎城にも興味をそそられ、一度行ってみたいと思った。
能天気な老人役をやらせたら笑福亭鶴瓶は適任だなぁ、って感じた。
39歳の娘の父だから70歳くらいなんだろうが、20歳の妻となると50くらいの歳の差婚となり、68歳で再婚した加藤茶を思い出し、まぁ無い話ではないかな、って感じた。お金が有れば、だろうとは思うが。
優子役の江口のりこは賢くて冷徹な役が適任で良かった。新妻早希役の中条あやみも江口のりこに負けずハキハキしてて明るく素晴らしかった。
悪い人が居なくて尼崎の魅力満載のコメディ、面白かった。
面白かった
面白かったです
江口のりこさんと、中条あやみさんの関西弁の会話劇が面白かったです
なんとなく吉本新喜劇の人情物のような雰囲気でした。映画の中で次から次へとイベントが発生して、そういうところも新喜劇っぽかったです
笑って泣いて優しくなれる
まさか江口のりこに泣かされるなんて。
江口のりこの魅力満載。
父と娘と若い後妻の三人のホームコメディと思って観ていたら、思わぬ展開に。
関西出身の俳優さんが関西弁喋る役だと活き活きとしてて好き。(笑いの怪物の菅田将暉と松本穂香もよかったな) 今は中部地方に逃げて行った三重県人だけど、「泣け泣けー」とか「しばきまくるぞ」とか笑ってしまう。大好き。
コロッケとカレーライスとトンカツからのお父ちゃんは再婚することになりましたには吹き出してしまった。
優子ちゃんのコブラ返りからのプロポーズされましたにはまたも吹き出してしまった。
優子ちゃんがリストラされて帰ってきてから、お父ちゃんが再婚するまでを、鶴瓶さんと江口のりこでドラマシリーズ化してくれないかな。ずっと観ていたいや。
南雲さん役の俳優さん初めて見たけどいい感じの人でしたね。
涙って悲しい時だけ出るんじゃなくて優しさにふれた時にも溢れ出てくるんだ。泣いた泣いた。
あまろっくってなんかいいな。
魂が奮い立つような作品でした
ロックなホームドラマ
ちゃらんぽらんでちょっと小馬鹿にしていた父親の再婚相手が自分よりも20歳近くも若くて、その「小娘」からまるで子供扱いされるという設定は、現実離れしてはいるけれど、話運びがうまく、江口のりこと笑福亭鶴瓶の安定した演技とネイティブ関西弁のドライブ感も相まって、ぐいぐい引っ張られた。
その江口のりこの子供時代を演じる子役が、本当に子供時代の江口のりこではないかと思えるほどだった。特に昼間からテレビの前で寝そべってハッピーターンを食べながら野球中継を見る父親を半ば軽蔑しながら横目で睨む眼差しが、この映画のキービジュアルの江口のりこそのものだったのには笑ってしまった。
小学2〜4年生を尼崎市で暮らしたわたしは、学校の遠足か社会見学で「あまろっく」の実物を確かに見たことがあった。40年以上も前のことで、すっかり忘れていたのだけど、劇中の「船のエレベーター」という説明で鮮明に記憶が蘇ってきた。舞台設定は平成以降だけど、ババロアをはじめとして、昭和の懐かしさも満載だ。
よくあるご当地映画ではない。全国の人に見て欲しいいい映画。
(追記:主人公の名字もツボでした)
最高‼️笑って泣いて幸せ
1週間前にある方のレビューを読んで鑑賞を決めました。その方のレビューを読まなきゃパスしてた映画でした。感謝。
本題、凄く良かった‼️あんな父は中々いない!若き日も鶴瓶パパ編も両方良かった。㊗️リストラは笑いましたね。家族の大事さ繋がりの大切さを教えてくれた。そして何より、人生に起こる事は何でも楽しまなきゃ!は今の歳になると刺さりました。そう、何事も楽しもうと思いました。
ストーリー全てが良かった!最後は願った形で終わり幸せ。大満足。
やや単発テレビドラマのようで、チープさはあるけど、素敵なドラマなので沢山の方に観て欲しい。これを観て悪く言う人は絶対居ないと思うから。
余談、たくさん笑って最後拍手してたおじさんがいましたが、内心共感してました。(笑)
余談、江口のりこさん、良かったよ!ウェディングドレス素敵でした。中々見れない姿でした(笑)
中条あやみさん、若き母の中村ゆりさんも最高でした‼️
江口のりこの個性と、中条あやみの存在感が光るバディ・ムービー
テレビの前に寝そべってハッピーターンを食べていたり、どうでもいいことを喋りながら最後に重要なことを告白したり、「不細工」な握り飯にかぶりついて梅干しの種を吐き出したりと、似たようなシーンの繰り返しによって、父と娘の絆の深さを実感できるところが面白い。
主役の一角を占めると思われた笑福亭鶴瓶が、早々に退場してしまうことには驚かされたが、その後は、ひつつ屋根の下で暮らすことになった、何もかもが対称的な女性2人のバディ・ムービーとして楽しめる。
そんな2人のうち、やさぐれた感じにピタリとハマっている江口のりこは、まさに適役だと思えるが、それにも増して、威圧的な江口のりこにひるむことなく、むしろ、堂々と渡り合っている中条あやみの存在感が際立っている。
彼女の明るさや前向きさがなかったら、家族の再生の物語も動き出さなかったはずで、そういう意味では、中条あやみ演じる早希は、江口のりこ演じる優子よりも、重要なキャラクターであったように思えてしまう。
やがて、優子にも、早希にも、どっぷりと感情移入して、優子がお見合いをする頃には、2人とも、本当に幸せになってもらいたいと願いたくなるのだが、早希の妊娠が判明し、優子の見合い相手の海外赴任が決まり、町工場の熟練工が怪我をして、さて、これからどうなるのかといったところから、話がもたもたと間延びしてしまったのは残念だった。
阪神大震災や台風の通過にエピソードを絞り込んで、もっとテンポよく話をまとめることができたならば、感動や爽快感も増したのではないだろうか?
ラストの、「私が尼ロックになる」という結末は予想どおりで、それだったら、リストラされた時点で、実家の町工場を手伝ったら良かったのにとツッコみたくもなる。
ただし、お見合い相手があんなことになっていたのは予想外で、「出来過ぎ」感は否めないものの、だからこその幸せな気分を味わうことができ、これは、これで、良いエンディングだったと思う。
バカして笑ってる意味。
通称「尼ロック」と呼ばれる尼崎閘門(水門)、その水門(水害から)に守られてる町に住む近松家の話。
仕事は出来るがパワハラがちの39歳優子、それもあってか突然のリストラで実家に戻る事に、笑って迎え入れてくれる父竜太郎との生活に戻る、母は19年前に他界…、しばらくすると竜太郎から再婚する事になったと打ち明けられ、優「まだ住ませてもらえるなら…」、竜「あたりまえやろ」で再婚相手に会ってみたら39歳優子より若い20歳の早希だった…。
始まって早々アヒルボートに乗る家族3人の姿から「あっ!これ好きな雰囲気、作品!」で終始ワクワクで楽しめた。
ちょっと人とのコミュニケーションが苦手で素っ気ない感じの優子と、いつもニコニコ笑ってバカやってる竜太郎と、家族団欒ご飯は家族で食べようと明るく振る舞う早希だったけど。
ざっくり書いたら、いきなりこられるとちょっとな優子と、最初から懐に入ろうとする早希の真っ直ぐな性格で噛み合わないんだけど、マラソンへ逝った竜太郎の事もありで…、二人の関係性がいい方へ変わり、早希の家族を思う気持ちが本気と分かった優子もいつの間にか早希の存在が大きくなってて。
早希の家族団欒を夢見る理由と竜太郎のいつもバカやってた理由が分かった時には涙。
鶴瓶さん駿河太郎と親子共演(笑)
一緒のシーンはなかったけど。
とりあえず温かい家族ドラマで終始面白かったです。
その打ち明け方は、ツボです
鶴瓶と江口のり子であることが全面に押し出されているから、笑っちゃうし、ほろっときてしまう。
60過ぎの町工場経営のおっさんの再婚相手が、20歳の美人?
そんなファンタジー設定も、演者の力量で飲み込めてしまうから不思議。中条あゆみも2人に負けない顔圧で頑張ってます。
家族に対しては、自分のできる範囲でしか関わらない。そんなドライな考え方を持っているから、ことさら家族を強調する早希にはイラッとするし、優子の決断に共感してしまう。
だけど、お約束の大団円を受け入れてしまう自分には、昭和的家族へのノスタルジーがあるのかもしれない。
「何が起きても、人生は楽しまなあかん」竜太郎の言葉は、阪神大震災を経ているからこそ、心に響く。トラブルが舞い込んできても、竜太郎イズムで頑張ってみよう。
そのタイミングで、大事なことを打ち明けますか?
鶴瓶と江口のり子とも大爆笑でございました。
全202件中、161~180件目を表示