あまろっくのレビュー・感想・評価
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尼崎閘門の!
低地盤の尼崎地区を守る尼崎閘門を題名にした同作。関西地区の中小企業を取り巻く多くの問題、台風、117大地震の自然災害の悲しみを忘れるポジティブな思想で愉快に楽しく暮らそうとすることの大切さが涙を誘う作品。
東京にも扇橋閘門による江東区のゼロメート以下地区を守って居る設備も有る。
今回の作品で普段は目立たないが、有事の際には無くてはならない設備が有る事を改めて知る機会に成って良いと思います。
これらの設備を日々点検、管理して居る方々にも感謝をしたいと思わせる作品。
縁の下の力持ちとして目立たない所で日々管理されて居る皆さんへも思いと感謝をしましょう。
家族とは? というデリケートなテーマを扱っていますが、重苦しいだけの展開にはせずコミカル要素もふんだんに盛り込んだ人間ドラマの秀作です。
最初は「鶴瓶さんが出ている作品」程度の認識しか無くて
鑑賞予定もなかったのですが、作品紹介を読んでいる内に
どうにも ” 観なければ ” な気になってしまいまして。
( ※ 私的に良くある話 ・_・; )
気になった作品ならば、観れる時には観ておきましょう。
という訳で鑑賞です。
さて。
舞台は兵庫県尼崎市。
小さな町工場を営なむ父の元に、一人娘が帰ってきた。
娘の表情は渋い。理由は簡単。務めていた会社を
リストラされたからだ。 う~ん。
家の玄関に着いた。
戸を開ける …と 満面の笑みの父の姿。
そして手書きの横断幕。
『 祝 リストラ おめでとう 』 ← 記憶曖昧 ・_・;
憮然とする娘に父。
「人生で起こることは何でも楽しまな」
笑顔の父。憮然とする娘。
そして現在。
父:近松竜太郎(笑福亭鶴瓶) 65才。社長。独身。
娘:近松優子 (江口のりこ) 39才。無職。ひきこもり・_・;
相変わらずの父と娘。…のハズだった。
ある日。食事の最中。
優子に話しかけた最後にオマケのように付け加える父。
「--で、今度再婚します」
「… えっ?」
一瞬固まる優子。
” 本気? 冗談? 何なの? ”
冗談ではなく、父が再婚相手を連れてきてしまう。 わー
” 家族揃っての夕食が夢だったんです ”
そう言う若い女性。
嫁:近松早希 (中条あやみ) 20才。市役所勤務(?)
自分よりも遥かに年下の ” 母 ” が現れた。
どうする? ⇒ 現実から逃避する。
屋台(おでん屋)のおやじ相手にクダを巻く優子。
おやじと言っても小学校の同級生。同い年だ。
割と遠慮なく、辛辣な意見をぶつけてくる。
” どちらかというと、優子の方が邪魔者では? ”
改めて突きつけられる現実に、ゆらゆら揺れる優子。
果たしてこの3人の家族の行く末は?
というお話です。
コミカルな場面をふんだんに盛り込みながら
3人それぞれの想いをキチンと描き切ったとの印象。
しっかりとした人間ドラマでもありました。 ・_・はい。
観て良かった。
満足です。
◇あれこれ
■大事なコトはどさくさ紛れ
大事な事を、関係ない話題の最後におまけのように
付け足して伝える父と娘。・_・;
再婚することを早口で娘に伝えた近松竜太郎。
結婚して海外に行くと早希に伝えた近松優子。
…うん。 親子だ。間違い無い。
■屋台で乾杯
おでん屋を営むのは優子の小学校からの同級生。
人との関わり方がヘタで、孤立しがちな優子のことを
憎からず想っていたのかな …と想っていたのですが
優子にお見合いの話にも、妬く素振りも特になく …あら
優子にとって「溜め込んだもの」を吐き出せる場所が必要で
それがこの屋台なら、この先も提供し続けてあげよう。
そんな風に考えたのかなぁ。
こういう男、キライじゃないです。
■あと30年は働いてな
と、竜太郎に頼られたベテラン工員が高橋鉄蔵さん。
” 俺をいくつやと思てんねん。八十過ぎとんのやで "
” 同い年くらいと思っとったわ ” と竜太郎。
80+30=110。 うーん。
それに、竜太郎さん。年齢設定が65です。
65+30=95。 う~ん。
人生100年の時代。(らしいです)
そこまで元気に働ける程に健康なら、それは幸せなのかも
…とは思いますが。 …う~ん。
※と、ここまで書いた後で何気なく公式サイトを見に行った
ところ、高橋鉄蔵を演じられた佐川満男さんの訃報が。えっ
先行上映の開始日に亡くなられたとか…。何ともはや…。
お悔やみ申し上げます。
◇最後に
尼崎ロック。=あまろっく。
尼崎の街を洪水から護る最後の砦 だそうです。
劇中で幾度も
” オレはこの家のあまロックや ”
” 普段はどんと構えて動かんものや ”
などと口にしていた竜太郎。
台風の接近で家が水に流されるかも… 大ピンチ。
一晩明けたら全く被害無し。 わぉ。
あまろっくは本当に、最後の砦だった。
それは、とりもなおさず竜太郎の事も肯定しているような
そんな事を感じるエンディングでした。
近松家の未来に乾杯。 ・_・
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
元気が出る映画
高評価だったので鑑賞。
「食べて寝れば大抵のことは大丈夫になる」
「人生に起こることは全部楽しまな」
良い言葉ですね。勿論長く生きていれば“とてつもなくどうしようもなく辛い出来事”だって起こるかもしれないですが、そこまで救いようのない状況は本当に稀だと思うので、
いつでもポジティブでいられるか分かりませんが、でもせめてこの2つの言葉は覚えておこうと思います。
父親の二十歳の再婚相手が何故ここまで「家族の団欒」にこだわるのか、その事情を知った時、とても切なかったです。
自分がこの二十歳の女の子ならどう生きていただろう、もしこの主人公のほうの立場だったら「二十歳の義理の母親」のことをどう思うだろう、どう対処するんだろうとそれぞれ考えながら見ていました。
そして全く予想出来なかったのは、「一緒にアブダビには行けません」と断られた彼のその後の行動。
主人公が真剣に将来を考えた末、父の再婚相手の「自分の娘と言ってもいいほど年の離れた若い義理の母親」と「その子ども=自分とは40近く離れた異母兄弟」を守る尼ロックになろうと決めた主人公と、
その彼女の真剣な想いをあんなふうに受け止めた彼。彼の行動に最後の最後、驚かされました。
見て良かったです!!
中条あゆみが「二十歳!」だったりして、「んなわけねーだろ🤣」的なコ...
関西人がやるとこうなる
人情モノ?うーん、家族モノかな?江口のり子と中条あやみが血が繋がってなくても変則な家族になっていく話。「こんにちは、母さん」を関西を舞台で作ったらこうなるかな。
笑福亭鶴瓶は別格。というか本人そのままで出てきた感じです。
鶴瓶演じる竜太郎が死んでからがこの話の本筋になるけど、とにかく笑わせられ、笑って、笑って、ホロッと泣かせる。
阪神大震災も話に関わってくるけど、心をぎゅっとつかむ台詞がそこに出てきます。それって東日本大震災や他の震災でも言えることを言ってます。是非とも関西以外の人にも観てもらいたい。
ええ映画や、ほんまぎょーさんの人に観てほしい!
自分は大阪なんで、なんぼ隣や言うても尼崎のことはほとんど知らん。
せやから尼ロックを初めて知った。
けど、尼ロックが街を守ってきたように、お父ちゃん(笑福亭鶴瓶)が家族を守ってきたことはよう分かった。
ほんで、お父ちゃんがおらんようになって、優子(江口のりこ)と義母の早希(中条あやみ)の二人が掛け合い漫才のような会話を交わし合いながら心を通い合わせていく、これにジーンときた。
早希が妊娠してたこと、優子が南雲(中林大樹)からプロポーズされたこと、それらがスパイスのように二人を味付けしていく。
ほんまにええ映画や!
こんなんが好きなんや!
最後に優子が「尼ロックになる」と決意する場面に泣かされた。
江口のりこは最高や。
うまいとしか言いようがない。
もちろん、笑福亭鶴瓶、中条あやみの演技も自然で良かった。
この前に観た「コットンテール」も親子の葛藤を描いて心を動かされたけど、この映画は俳優が生の関西弁をしゃべるだけに近所の出来事のような気がして、無茶苦茶感情移入したわ。
おおきにやで。
ぎょーさんの人に観てほしいわ。
◆佐川満男さんのご冥福をお祈りいたします。渋い脇役好きでした。また、「ゴンドラの唄」「今は倖せかい」等の歌も好きでした。
佐川満男さんを偲んで
佐川満男さん
2024年4月12日に胆嚢炎のため84歳で他界
撮影前に病気を患っており撮影中に亡くなったがその表情にそれが垣間見える
2024年映画館鑑賞31作品目
4月29日(月)MOVIX仙台
通常料金2000円
監督は『酔うと化け物になる父がつらい』でチーフプロデューサーを務めた中村和宏
脚本は『エクレール・お菓子放浪記』の西井史子
39歳の娘と20歳の継母がぶつかりあいながらも絆を深めていくファミリーコメディー
粗筋
母が亡くなってから19年
父が再婚した
相手は20歳
継母は親子ほど年下の小娘だった
そんな矢先に父が亡くなった
再婚して1ヶ月の悲劇だった
近松優子は大学の同級生とお見合いをきっかけに交際を始める
継母は父竜太郎の子供を孕った
優子は孫ほど歳の離れた弟か妹が生まれてくることになった
優子は彼氏の南雲宏樹のプロポーズを受け入れたものの継母のことが心配で南雲と一緒に海外生活することを躊躇い悩んだ
少なくとも主要キャラは全てオール関西弁地域出身者
これなら関西弁にいちいちうるさい無駄にプライド高い関西人からもクレームはあるまい
いつもブスーとしている超うす顔の江口のりこと溌剌でちょっとうざい顔立ちの美人さんの中条あやみのミスマッチぶりが良い
早希のおめでたを南雲に祝福され笑顔になる優子が印象的
そういえば中条あやみって意外と大阪人だったね
優子の幼少時代を演じた子役の後野夏陽の江口のりこにかなり寄せた感じの役作り最高
真面目に物事に取り組む人は既にこの頃から違うんだなあ
あとあまろっくは知らなかった
甘酒のロックじゃないのね
あまは尼崎のことね
ああいう仕組みのものが世の中にあるのは知っているけど尼崎にもあるのね
勉強になりました
配役
京大卒のインテリで仕事もバリバリこなす有能な会社員だったが性格が災いしてリストラされてしまう実家暮らしの独身無職アラフォーの近松優子に江口のりこ
幼少期の優子に後野夏陽
高校時代の優子に別所美紀
優子より19歳年下で価値観が違いすぎて度々衝突する継母の近松早希に中条あやみ
幼少期の早希に黒崎紗良
町工場を経営している優子の父の近松竜太郎に笑福亭鶴瓶
青年期の竜太郎に松尾諭
優子の母で故人の近松愛子に中村ゆり
優子の大学時代の同級生で大手商社で働く見合い相手の南雲広樹に中林大樹
広樹の母に紅壱子
優子の幼馴染で優子が常連客のトラック屋台のおでん屋を営む鮎川太一に駿河太郎
幼少期の太一に宇治本竜ノ助
優子が通っていた女子高の高校教師に高畑淳子
竜太郎が経営する町工場で庶務担当として働いている昌子に久保田磨希
竜太郎が経営する町工場で働くベテラン職人で80歳になってもなお屋台骨を支えている高橋鉄蔵に佐川満男
竜太郎が経営する町工場で働く若手職人の大塚孝弘に朝田淳弥
コンサルタントとして優子が勤めていた白鳥総合研究所の社長に浜村淳
優子の上司に佐渡山順久
優子の部下に葛原に中村凜
優子に勉強を教えてもらっていた近所の子供に中谷悠希
優子に勉強を教えてもらっていた近所の子供に岩崎益士
優子がよく行くコンビニの店員に寺田光
尼崎市役所の早希の同僚職員に佐々木瞳
三和本通商店街の人々の1人に後藤健司
三和本通商店街の人々の1人に南谷峰洋
三和本通商店街の人々の1人にパピヨンズちよみ
三和本通商店街の人々の1人に代走みつくに
三和本通商店街の人々の1人に華井二等兵
人生に起こる事は何でも楽しまな‼️
この作品は特異な設定で家族の真の姿と、家族の本当の温かさを実感させてくれる名作‼️こんなに心が温まるというか、幸せな気分にさせてくれる作品を久しぶりに映画館で観た気がする‼️39歳でリストラされた独身の娘・優子は、実家に帰りニートのような生活を送って早8年、父・竜太郎が再婚すると言って連れてきた相手は20歳の早希だった・・・‼️やはりこの作品のキモは、3人の役者たち‼️中条あやみさんは不幸な幼少時代から家族団欒に憧れ、明るくて楽しい竜太郎と結婚したいと猛アタック、その娘である優子とも家族の絆を持とうと、一生懸命頑張る早希を明るく好演し、好感度バツグン‼️こんなイイ役者だったんだとビックリした‼️江口のりこさんも、父との関係もめんどくさくプライドが高い故に心を閉ざしていたのに、早希や見合い相手の南雲広樹との交流で変化していく様子をイヤミなく演じていてサスガ‼️そして竜太郎役の鶴瓶さん‼️中盤で亡くなるんですけど、回想シーンとかでも出てくるので、全編に渡って鶴瓶さんの存在感、温もりが感じられる‼️竜太郎・優子・早希の漫才のようなやりとり‼️ストレスが溜まると優子がちょくちょく通うらしい、幼なじみが経営する屋台でのやりとり‼️普段、ぐうたらしてる竜太郎が阪神淡路大震災で一生懸命救助活動する姿‼️竜太郎と早希の馴れ初め(早希が竜太郎を無理矢理押し倒すシーン)‼️竜太郎亡き後も早希が近松家に残り、優子の義母として、工場も受け継ぎ、竜太郎の子供を出産する決意を見せるシーン‼️優子と南雲のうどん屋でのやりとりからの愛情の芽生え‼️一度は実家と工場を売る決意をし、南雲の赴任先である海外へ行くことにした優子が、竜太郎と早希の思いに触れ、早希の娘として、生まれてくる赤ん坊の姉として生きていくことを選ぶ‼️そしてラスト、忙しそうに働く工場内での南雲広樹の鮮やかなサプライズ‼️もうホントに一つ一つのエピソードが胸に沁み、嬉しさと温かさで幸せな気分にしてくれる素晴らしい作品です‼️尼ロックや尼崎城、メリケンパーク、明倫橋、灘丸山公園、北堀運河遊歩道(であい橋)みたいな尼崎の名所も美しく撮られていて、ロケ地巡りに行ってみたくなりますね‼️「俺はわが家の尼ロックや」「人生に起こる事は何でも楽しまな!」みたいに、何気に名台詞も連発されてます‼️私も家族にとってというか、誰かにとっての尼ロックにならなくては‼️
もう一度観たい
サプライズ!笑福亭鶴瓶さん!
変則的な家庭の家族愛を表現した笑って泣ける作品。 本年度ベスト!!
あまり期待しないで鑑賞したけど満足度はかなり高め!
笑いと泣きが満載だった感じで自分好みの作品だった!
小さな鉄工所を経営する笑福亭鶴瓶さん演じる近松竜太郎の娘、江口のりこサン演じる優子の成長物語が軸って感じ。
学生時代は成績優秀でスポーツ万能。
会社では誰よりも仕事が出来る優子。
そんな優子が突然リストラで故郷の尼崎の実家に戻りニート生活の毎日。
そんな中、65才になる父の竜太郎が突然の再婚相手が20才の中条あやみサン演じる早希。
竜太郎、優子、早希の3人がひとつ屋根の下で暮らす展開。
竜太郎と早希がポジティブに生きる反面、優子がネガティブな感じで早希との関係もギクシャクした感じ。
その後、予想もしなかった竜太郎に起こるまさかの展開に驚く。
竜太郎の「人生、起こることは何でも楽しむ」と言うセリフの背景に泣ける。
その展開の後、早希と優子の関係が徐々に変化して行く感じがとても良い!
今まで人に気遣う事も無い優子が家で何気に早希に座布団を差し出すシーンが素敵!
優子の恋愛ストーリーも良かった!
今まで笑顔の無い優子がある男性と知り合い笑顔を見せるシーンが印象的。
屋台のおでん屋で、本音で話す優子も良い!
おでん屋の幼馴染みと結婚すればと思う位に会話がストレート(笑)
鉄工所の今後の行方が気になるも、全ての人が幸せになる感じの結末の多幸感が素晴らしかった!
本作の出だしの違和感ある結婚式のシーン。
意味不明だったけど、ラストで同じシーンが映された時に涙が出るとは予想外(笑)
大きいおにぎり。
一口目めにいつも梅干しが入っていたのは謎でした( ´∀`)
笑って泣ける
【”人生に起こることは何でも楽しまな!と父は言った。”家族の絆とは何かをクスリと笑えるシーンと沁みるシーンと織り交ぜて見事に描き出した作品である。江口のりこさんの”不機嫌”演技の魅力全開作でもある。】
■優秀が故にリストラに遭った優子(江口のりこ)が、父竜太郎(若い時:松尾諭、今:笑福亭鶴瓶)の暮らす尼崎の実家に帰って来る。そこで待っていたのは”祝、リストラ!”の布を掲げ満面の笑顔の父であった。
ある日、父が再婚を宣言し、早希(中条文美)がやって来るが、ナント年齢が20歳!
優子は、家族団欒を求める早希を邪魔くさいと思いながら、彼女の家族団欒を求める理由を知り、徐々に絆されて行く・・。
◆感想
・待ちに待った、邦画の暖かいホームドラマの誕生である。何故なら、私の好みだから。
・根は優しいのに不機嫌な顔で演技させたらNo1の江口のりこさんの存在感が、圧倒的に良い。
ボサボサの頭。やる気の無い態度。不機嫌そうな顔。けれども、やる事はキッチリやるし、子供達にも勉強を教えてあげる。
■可笑しかった所は多数あれど・・。
・個人的には、優子が苛苛した時に部屋で一人行う、運針する姿である。
ー 教師(高畑淳子)がキビシイ顔で”精神統一!”と言いながら教室内を歩く中、懸命に運針する小学生の優子を含めた生徒達。とても可笑しい。-
・優子と早希の掛け合い漫才のような会話。
ー 早希が完全に勝っているし、会話の中から立ち上る二人の人間としての優しさが良いんだよね。二人とも相手の事を徐々に理解し、距離が縮まって行く姿が嬉しい。
優子の見合い話でも、早希が優子の代わりにエリートサラリーマン南雲(中林大樹)に“_食事行きます!”と答えちゃうし。-
■沁みたシーンは数々あれど・・。
・父が普段は尼ロックの如く何もしないのに、阪神淡路大震災の時に、不眠不休で救助活動をする姿。
このシーンは涙が出たなあ。緊急時にこそ、その人の人間性が問われるのだろうなあ。
ー 故に、早希のような若き美人さんも、美しき早逝した前妻(中村ゆり:変わらず、お美しい。)も竜太郎に惹かれたのだろうなあ。ー
・早希が家族団欒を求める理由を語るシーン。
- 父親が、娘に手を上げるなど言語同断である!母親に対しても、脳内で激しく憤る。-
・早希が竜太郎が亡くなった後も嫁として残ると宣言し、お腹に竜太郎との子がいると分かったシーン。
- 若いのに早希の覚悟は立派だし、優子も早希の事を改めて見直したのではないかな。-
・そして、優子が早希や父が遺した工場の事を考えて、同じ京大卒の心優しきエリートサラリーマン南雲のプロポーズを断る事を決断するシーン。
ー 因みに優子が南雲に惹かれていくうどん屋のシーンなどもとても良い。南雲さん、良き男である。-
<ラストもとても良い。南雲が海外赴任に行ったかと思いきや・・。
工場の皆がとても良い顔をしているんだよね。
勿論、優子も早希と亡き竜太郎の宝物の赤ちゃんを笑顔で抱っこしている。
そして、優子の笑顔を観た時に、それまで堪えていた私の涙腺も崩壊したのである。
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今作は、人間の善性溢れる温かいホームドラマである。
多くの方に、このオリジナル脚本作品を観て貰いたいものである。>
尼が舞台の人情喜劇
私の涙腺にアマロック効かず。。。
家族ホンワカものかなと普段ならスルーするところを友人たちの勧めを信じて鑑賞。結果、めちゃめちゃ泣けた。想像していたよりも深く長いストーリー、ご都合主義も数々あれど、関西弁のつるべ打ち(ここわかって)に押し流されるマタゾウ。涙腺のアマロックを超えてボロボロに落涙、今年初めての5点を献上。
あえてマイナス要素を上げさせてもらうと、中条あやみが美しすぎるのと20歳という設定が若すぎる。30歳設定でもう少し普通の顔でも全然通用する話だし、たとえはめられてしまった(笑)としても20歳では竜さんも思いとどまるんじゃないかなあ。あとアブダビ君も男前高スペックすぎて、この二人は外の世界に引き合いが無かったことがちょっと納得いかず。江口のりこはいくら何でも後ろ向きな期間が長すぎる(8年間!)。
と、そんないつものないものねだりを踏み越えての落涙ということで。みな前向きで明るい、ファンタジックともいえる尼崎でした。それにしても中村ゆりは今回もまた美しい。海外にもぜひ展開いただきたい一作でした。
されどローカルムービーだけど・・
全206件中、101~120件目を表示