「温かく心に染みる尼ロック」あまろっく Qooさんの映画レビュー(感想・評価)
温かく心に染みる尼ロック
鶴瓶さん扮する優子の父、竜太郎が素晴らしかった。あんなふうに起きたこと全てを肯定して良かったと言えることがどれだけ救いとなるか。竜太郎が20歳の早希の心底拠り所となるのも頷けるのだ。その心温かい人間力でまさに尼ロックとしてみんなを守る素晴らしい人なのだ。
そんな父を持つ優子は、優秀なエリートなのに周りから疎まれリストラされ、ニートのような生活をして何年も親のスネをかじるが、やはり竜太郎の子供なのだ。
竜太郎が再婚相手に20歳の早希を連れてきて、そりゃ自分の半分ぐらいの歳の小娘が義母なんて複雑過ぎる。最初こそ反発したが、必死に家族になろうと頑張る早希を、生まれてくる早希と竜太郎の子を尼ロックのごとく守るのだ。
すごく温かくて、心に染みるいい映画だった。人の優しさに触れることが出来てじんわり目が潤う作品。
同級生のおでん屋太一もいい奴だった。
終わったあとおでんが食べたくなって、おでんを買って帰った。
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