「属国王朝の足掻き」梟 フクロウ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
属国王朝の足掻き
1645年の朝鮮王朝で巻き起こる世子の怪死とそれを目撃した盲目の鍼医の話。
8年間人質として清に捕らわれていた世子が帰って来て程なく、7つの穴から出血して亡くなった旨の字幕が流れ始まって行くけれど、それまでの過程をこれから観せるのに字幕であらかじめ教えちゃったんですか!?
盲目の筈の鍼医だけれど、結構早い段階であれ?見えてるの?となって行き、それでいて隠している設定は何なんだ?
とはいえ、宮廷に流れる黒〜い空気感と絶望感、そして僅かな正義への道筋とかは判りやすくてとても面白い。
「仁祖実録」なるものがどんなものだか知らないし真に史実かどうかはわからないけれどサスペンスとしてなかなか見応えがあった。
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トミーさんのコメント
2024年4月27日
共感ありがとうございます。
韓流時代劇は宮中の陰謀がお決まりですが、清派明派の争い、医療とか絡んで興味深かったですね。主人公が終盤まで煮えきらないのが珍しかったです。