帰ってきた あぶない刑事のレビュー・感想・評価
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カッコいいとは、こういう事さ!
前作で終わった筈なのに、しれっと帰ってくるのがあぶ刑事らしい。
スクリーンに映される内容は、驚くほど80年代!いや、あのまま進化した昭和世界観がそこにあった!いつの間にか少なくなったハードボイルド・アクションの現代的進化形態だと思う。
そして歳を経て、なおカッコいい2人が魅せる。こんな風に歳を取りたい!
リアルな映画もいいけど、リアルが全てじゃない、大事なのは作品内リアリティなんだと、改めて知らされる。
これぞアクション映画の面白さ!アクションを信じてる映画!分かりますか?「リボルバー・リリー」さん!
#帰ってきたあぶない刑事
#あぶない刑事
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ダンディ増々愛しきキャスト達
変わらず、でも古く無い。
鑑賞に来ているお客さんは、リアルタイムで見ていた方々が多かったですね、私もですけど。
タカとユージが若い。確かに顔の皺は年相応なのだが、動きが70過ぎとは思えない。
痩せてる恭平さんの方が老けて見えるのね。太り過ぎは良く無いが年寄りは程よく肉があった方が若く見えるのね。
浅野温子の扱いが雑!もうちょっと出番増やして絡み入れて欲しかった。
ひとみ…ちゃん…ちゃんはちょっと…
気取った映画通には理解不能な「あぶない刑事」38年続く人気の秘密
気取った映画通には理解不能な「あぶない刑事」38年続く人気の秘密
このあと作品レビューはコメント欄にアップしましたので、ご参照ください。
バブル景気の中で始まったバディーものの刑事ドラマ「あぶない刑事(デカ)」シリーズの最新作「帰ってきたあぶない刑事」が24日公開されました。これまでにテレビドラマ2シリーズ、ドラマ特番1本、映画7作が公開されました。ドラマの最高視聴率はで22.9%を記録したという、まさに国民的な刑事ドラマシリーズです。
ドラマの第1回放送から38年、一貫して主演する舘ひろしさんと柴田恭兵さんはともに古希を過ぎましたが、変わらぬ体形で元気なアクションを披露、上映館には多くの中高年ファンが足を運んでいるようです。半世紀近く、時代の波を乗り越えてきた人気の秘密は、いったいどこにあるのか、大衆娯楽映画を小馬鹿に見下す、気取った映画通の人にもご理解いただけるように考査してみました。
●まずはおさらいから。
神奈川県警横浜港署の刑事、舘さん演じるタカこと鷹山敏樹と、柴田さんのユージこと大下勇次のコンビが、少年課の同僚、真山薫(浅野さん)、後輩刑事の町田透(仲村さん)とともに、横浜で起きる凶悪事件を解決する刑事もの。スタイルがよく、おしゃれなタカとユージの軽快なセリフと派手なアクションが見せ場となり、先輩に頭が上がらない透、型破りな薫と、コミカルなキャラクターを交えたユーモアたっぷりの掛け合いがお約束となっています。
元々は日本テレビ系のドラマ。1986年10月に放送が始まるや、高い視聴率を記録。半年の予定が1年に延長されます。ドラマ終了から3カ月後には「あぶない刑事」が正月映画として公開され、興行収入26億円のヒットとなりました。88年7月~89年4月にかけて、映画「またまたあぶない刑事」、ドラマ「もっとあぶない刑事」、映画「もっともあぶない刑事」と立て続けに作られたのです。
ドラマの刑事ものはテレビ草創期から人気番組だったが、80年代半ばには陰りが見えていた。新機軸を求めた日テレのプロデューサーらが制作会社「セントラル・アーツ」に話を持ち込みます。映画「野獣死すべし」「ビー・バップ・ハイスクール」など斬新なアクションものをヒットさせていた「セントラル・アーツ」は、得意なハードボイルドを活かした新しいバディーものをテレビで作ろうとして誕生したのが「あぶない刑事」シリーズでした。
主演に抜てきされた舘さんと柴田さんは当時、人気が出始めた30代。舘さんはバイクチーム「クールス」から芸能界入りし、「西部警察」などの硬派なイメージが定着していました。一方、柴田さんはミュージカル劇団「東京キッドブラザース」からテレビに進出、軽快さが持ち味。バディーものは正反対の2人の衝突が定番だが、タイプは違うが共に二枚目です。
●バブル時代の潮目に乗った
ドラマの第1シリーズから参加する脚本家の大川俊道は、「あぶ刑事」は「架空の横浜を舞台としたファンタジー。面白いと思ったことを、全部やらせてくれた」と語ります。
映画界も世間も今よりおおらかでした。ドラマでは毎回、公道での派手なカーチェイスで車が横転し、町中でも派手に銃を撃ち合う。物騒な撮影もおとがめなし。今ならとても許されません。現代では当たり前の、ドラマの映画化も、「あぶ刑事」がハシリなのです。ドラマのエンドクレジットの背景となった横浜の赤レンガ倉庫は有名になって落書きが相次ぎ、保護運動に結びつく社会現象ともなりました。
シリーズ初期から関わってきた近藤正岳プロデューサーは、当時の人気を「時代の潮目に乗った」と見ています。80年代後半、日本はバブル景気に浮かれていました。登場人物は肩パッドの入ったブランドものの服に身を包み、パトカーも高級車の日産レパード。現実にはあり得ないカーチェイスや銃の乱射も自然に受け止められました。「日本が一番派手で、でたらめで面白かったころ。タカとユージは拳銃の弾もたくさん使ったけど、検挙率も高い。結果が出れば大目に見てよ、という時代の空気を体現していたと思う」と近藤プロデューサー。
ドラマ第2シリーズの視聴率は20%を超えたものの、映画の興行収入は「またまた」が18億円、「もっとも」は12億円と伸びず、シリーズはいったん休止します。
●組織のしょっぱい現実受け
96年、ドラマ放送開始から10年の節目に、映画「あぶない刑事リターンズ」として復活。しかし興収は9.1億円と伸び悩みます。98年の「あぶない刑事フォーエヴァー」では、前半をテレビのスペシャル版、後半を映画というメディアミックスを試みました。こちらは、ドラマの視聴率は25.7%と好調だったものの、映画の興収は8.8億円。2005年に再度復活した映画「まだまだあぶない刑事」は8.1億円とジリ貧でした。
すでにバブルははじけ、時代は経済停滞の暗い影が差していました。ドラマ「踊る大捜査線」が大ヒットしたのは97年。ここでは警察官も公務員として描かれ、拳銃を持ち出すのにも許可がいります。主演の刑事・青島は、組織の力学の中で苦悩したのです。そのリアリティーが受け、98年に公開された映画版は配給収入53億円と、この年の邦画トップに。近藤プロデューサーは「『踊る』はサラリーマンが組織の中でどう動くかという、しょっぱい現実を描いていた。求められたのは、西部劇的で沸点が高い代わりにリアリティーがない『あぶ刑事』ではなかった」。
90年代まではまだビデオやDVDの販売で製作費回収ができたが、2次利用市場はこの後急速に縮小。「あぶ刑事」の命脈もつきたかに見えたのです。
●こういう年の取り方をしたい
ところが、時代は「あぶ刑事」を見捨てていませんでした。「まだまだ」の幕切れでタカとユージの生死が不明だったため、製作元「セントラル・アーツ」の黒沢プロデューサーが「決着をつけよう」と16年、30年記念作として映画「さらばあぶない刑事」を公開。これが興収16.1億円と“想定外”にヒット。「“閉店セール”人気だけではなく、昭和への憧れもあったのでは」と近藤プロデューサーは手応えを語ります。当然続編が企画されましたが、黒沢プロデューサーの急逝やコロナ禍を経て、ようやく「あぶ刑事」が「帰ってきた」のです。
「帰ってきた」は、ユージとタカがニュージーランドから横浜に戻った場面で始まります。警察を定年退職後、海の向こうで探偵をしていましたが、トラブルを起こして帰国。横浜で探偵事務所を開くのです。横浜では、中国系マフィアと手を組んだ悪徳業者がカジノ開設をもくろんでいました。一方、2人の元に若い女性から母親捜しの依頼が舞い込んで、どうやら彼女はタカかユージの娘らしい…というお話しです。
舘さん、柴田さんとも70代。今作でも脚本を担当した大川は「探偵になった2人をどう“刑事”に戻すか悩んだ」といいますが、結局「『あぶ刑事』だからいいんだ、映画は自由と吹っ切った」といいます。タカもユージも口々に「年を取った」とグチりながらも、走り、格闘し、バイクを乗り回し、カーアクションに挑むのです。派手なドンパチや車の転倒も、いつも通り盛りだくさん。往年と全く変わらないシーンが続くところが凄いのです。
近藤プロデューサーは「ユージもタカも、速く走れなくなったし息も切れる。それでもその年代に応じたかっこよさがある。若い人が見ても、こういう年の取り方をしたいと思うのではないか」。脚本の大川も「町中でのドンパチなんかあり得ないけれど、観客は正しさだけを求めているわけじゃない。痛快でストレスを発散させる、“これぞ映画”があっていい」。
出演者もスタッフも、そしてファンも一緒に時代の空気を吸い、年を重ねてきた。昭和、平成と時代の荒波を乗り越えてきた長寿シリーズ、令和の世にどう受け止められるのでしょうか。
●気取った映画通の人へ
ドキュメンタリーやアート系の作品しか見ないような高尚な映画趣味を貫いている、そんな気取った映画通の人にしてみれば、この「あぶ刑事」や「西部警察」となど石原プロ関連の刑事ドラマなんて、リアルティのかけらもない嘘っぽい作りものにしか見えないことでしょう。けれども脚本の大川さんおっしゃるとおり、「観客は正しさだけを求めているわけじゃない。痛快でストレスを発散させる」ために、逆にあり得ない設定のドラマを求めるわけです。これぞ映画の醍醐味なのです。でも高尚な映画趣味にはまっていくと、なかなかこのような大衆娯楽に求められているエンターテイメントを受け入れがたくなって、拒絶していくのでしょう。でも映画の楽しみ方は人それぞれ。ご自身が楽しむ分は誰も文句は言えませんが、人の映画の楽しみ方にまでとやかく言う謂れはないと思います。 特に「あぶ刑事」シリーズは、昭和、平成と時代の荒波を乗り越えてきた長寿シリーズ。単に娯楽映画という範疇を超えて、多くの中高年ファンにとって、かけがえのない青春の思い出の一部に同化しているのです。それをくだらないと横車に説教するのは、まことに野暮なことだと思います。
そして大衆娯楽映画が映画産業を支えてきたことも無視できません。大衆娯楽映画でも興行的に失敗する作品も多々ありますが、興業で上映館の経営をささえているのは大衆娯楽映画のヒット作でしょう。なかなかドキュメンタリーやアート系の作品で、大きな数字を作るのは困難です。「あぶ刑事」劇場版の前作は16億円も稼ぎました。今作も10億超えは確実でしょう。
高尚な映画趣味が続けられるのも、大衆娯楽映画が稼いでくれるおかげなのだから、その存在を否定できないと思います。
ぜひ「あぶ刑事」をご覧になって、理屈を捨ててエンジョイしてほしいものですね。
こんな70代になりたいと思った
作品への愛情をとても感じさせる映画でした。
冒頭の導入部の音楽、横浜、赤字テロップを見たときに、あぁよかった、ちゃんと帰ってきたんだ!と思いました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
土屋太鳳さんとお二人のやり取りも明るくて楽しく、仲村さんの演技もまるで昔に戻ったみたいで感動しました。敵役の方も素晴らしかったです。
もともと柴田さんのカッコよくてコミカルなユージが好きでしたが、30、40代になって、タカの魅力がじわじわとわかるようになりました。この作品でも館さんがますますカッコよく、また昔の作品も見返してみたいなと思いました。
いつも通り気楽な展開なのに、もっとも-の音楽が流れて若い2人がフラッシュバックしただけで、ユージがレパードに乗って走るだけで、どうしてこんなに涙が出てきてしまうのか、と思いました。
制作が決まったときは、正直、またやるのか、と思いましたが、今のお二人のあぶない刑事がもっともっと観たいと思える作品でした。
甦るあの時代の熱気、だからこそあぶない刑事
ドラマ放映されてた頃の痛快さを思い起こさせてくれる、楽しく懐かしい作品だった。
欲を言うなら、アクションもスタントも、昔はもっと派手だった気が…いや、ソレは言うまい。
齢七十を超え、悠々自適な生活をしていてもおかしくないタカ&ユージが、あの頃同様駆けずり回ってレパードやらハーレーぶん回してドンパチかまし倒す、それだけでも奇跡に近いのだ。トールはトールで、今や部下を何十人も抱える捜査課長なのに、アニキ2人との関係はやっぱり親分子分、あるいは師匠と弟子…いささかビビりな性格も昔のまんま。ただ、県警の大幹部を前に啖呵を切る場面は、年輪の厚みを感じましたなあ。
それはさておき土屋太鳳さん、今回みたいな少し訳アリで陰のある役が、実はすごくよくハマるんではないかと思いました。もともと運動能力は高いようだからアクションは得意だろうけど、優等生役だとちと鼻につく感があったのですよ。
パンフレット、売り切れ
違う意味で泣ける
映画としての冷静な評価をすれば、星2くらい。
浅野温子さんの登場が嬉しい。
早乙女太一さんと土屋太鳳さんの若さが輝いて見えた。
仲村トオルさんのオトボケキャラを久々に見れて良かった。
タカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)の老いた姿と自虐ネタが悲しくて涙が出た。
回想シーンのタカとユージが、カツラをかぶり特殊メイクで若く見えるようにしていたのが低予算を感じた。
エキストラも少ないし、もちろんトイレシーンも食事シーンすら無く、飲食はウィスキーを嗜むシーンくらい。
もっと格好良く撮ることもできただろうに、あえて痛々しさを前面に出すのはウケ狙いなのだろう。
脚本がダメ過ぎて、さらに悲しい。
蓮の花の伏線が上手く回収されていなかった。
クライマックスの場所にユージがレパードで向かったのはいいとして、タカはどうやって現場に行ったのか不明。その場所に他の警察は何故来ないのかも不明。
撃ち合いのシーンのシチュエーションが無理過ぎて都合よすぎるのも氣になる。
母に会いたいと言って来て、いざ会って母があんな事になったのに爽やかに笑顔でタカ&ユージにサヨナラして帰るとか、自分が父親だと思いたがる二人の心境も理解しかねる。
エンディングソングの選曲もガッカリ。
映画製作自体がお祭りで、おそらくスタッフや出演者たちが楽しんだのだろう。
迫力も乏しく大画面で視聴するほどの価値は感じない。
横浜は好きだが、TV版のように横浜の一部のみでのロケで、スケールが小さい。
浅野温子さんが、普通の叔母さんなのに出演してくれたことに感動する。
退職し第二の人生こそ黄金時代というメッセージのあるエンターテイメント作品。
この年齢で演じる良さが堪能できた!
様式美
中身はいつもの。
アップにすれば流石に役者の年齢それなりの老け具合ながら、掛け合いはやっぱタカ&ユージ。
みなとみらい(横浜・桜木町・館内の横浜湾岸)エリアが舞台。
『サンダーボルト』『狼たちの午後』『48時間』『ジョン&パンチ』『ダーティペア』などの「バディもの」に、トレンディドラマを足したような刑事もので、シリーズを追うごとにコメディ色が強くなっていって。
真剣なファンだったわけでなく、80年代後半から90年代前半に、TVをつけると毎週やってたドラマだから(日テレは結構再放送してたし)、なんとなく観ちゃった回が結構あったんですよね。
シリーズが長いと近藤課長役の中条静夫さんのように亡くなった方も多いですが、無理なく回想シーンで過去作からの映像流用をしつつも、退職したはずの「落としのナカさん」ベンガルさんが、ちゃんと登場したのは嬉しかったかな。
リスペクト&オマージュからかパターン踏襲多数、様式美が強くて、40~60代にとっては(70代以上にとっての)「時代劇」の様相を呈していたというのは言い過ぎか?
デジタルリマスターによるリバイバル上映と言われても納得してしまいそう
2024.5.29 MOVIX京都
2024年の日本映画(120分、G)
大人気ドラマシリーズの最新作
刑事を引退した破天荒コンビの活躍を描くアクション&コメディ映画
監督は原廣利
脚本は大川俊道&岡芳郎
物語の舞台は神奈川県横浜市
刑事を引退してニュージーランドで探偵業をしていたタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)は、やらかしが原因でニュージーランドから追い出されていた
帰国した2人は、地元の横浜で探偵業を再開させることになり、その準備を着々と進めていた
ある日、2人の元に母親を探しているという彩夏(土屋太鳳)という女性がやってきた
彼女の母親は夏子と言い、それはかつてタカとユージが関係を持っていた女性だった
裕福ではなく、着手金代わりに母親の肩身の指輪を売ろうと考えた彩夏だったが、宝石商の王(有賀芳記)から価値のないものだと言われてしまう
だが、それを機に何者かが彼らを襲い、その指輪はある男にとってはとても価値のあるものだったのである
映画は、裏の顔を持つ企業家・海堂(早乙女太一)が横浜にカジノを誘致しようと暗躍し、それに地元のマフィアなどが絡んでくる様子が描かれていく
そのマフィアと一緒にいた謎の女(吉瀬美智子)に何かを感じたタカは、独自にその正体を暴こうと暗躍する
そして、それらの情報を課長に昇進している元部下の町田(仲村トオル)から得ていく様子が描かれていく
昔馴染みの仲間達と、新体制で町田の部下となっている刑事・早瀬(西野七瀬)たちが共闘する流れになっていて、懐かしいテーマソングが流れたりする
刑事を引退している為に銃器は使えないのだが、県警が動かないことに苛立つ町田は「奥の手」を使って、タカ&ユージを無理やり復職させ、それによっていつものド派手な展開が待っている、という内容になっていた
基本的にテレビ映画なので過度な期待は禁物だが、観たいものはちゃんと観れたという感じに仕上がっている
映画館で観るべきとまでは言わないが、往年のファンなら損はしない内容になっているので記念に足を運んでも良いのではないだろうか
いずれにせよ、世代のど真ん中なので懐かしさを感じる反面、老けたなあという感覚は否めなかった
加齢による限界点をリアルに寄せているところも良く、予定調和を楽しむには文句なしの出来だったと思う
それにしても、町田は課長になっても町田だし、薫(浅野温子)も顔が怖かったけど変わらない
今の時代に同じテイストでドラマを作ってもウケるとは思わないが、あの頃のムーブメントだった「ちょっとおしゃれな刑事ドラマ」の代表作でもあるので、それを甦らせることができたのは奇跡だったのかもしれません
懐かしい
帰ってくるのはお約束でしょ!8年ぶりに令和に復活した昭和刑事アクション! とにかくカッコよく、軽快! お馴染みメンバーも出演!
昭和刑事ドラマの雰囲気を令和でリファイン!
過激すぎず、暗すぎず、すこしゆるめで軽快な展開がいい。
そのソフトな感じはユージのキャラクターによるものが大きくて、チャラい風なんだけれど騒がしくなくてカッコイイ。
ハーレーに乗りながらレミントンをぶっぱらすタカもお約束。
オリジナルメンバーも健在!
相変わらず浅野温子が強烈!手加減なしのパワー全開で尊敬しちゃいます。
トオル、町田課長のコミカルさも楽しく、「大ばか者ー!」という瞬間は、初代課長を演じた中条静夫の映像がカットインされるのも良くて、アブ刑事の雰囲気が甦る。
予告編で、トオルの後ろにヒトミが映るシーンも好きです。
扇子のナカさん、ベンガルも健在。
ゲストの皆さんもさすがです。
どうしても一人ずつ書きたくなってしまう。
娘?役の土屋太鳳の控えめな佇まいがいい。さすがです。
今回のもう一人のヒロイン、吉瀬美智子の儚さ。
岸谷五朗のやり過ぎない、悪なのにわきまえたところと、
そんなものは一切考えない早乙女太一が好対照。
特に早乙女太一は韓国俳優テイストがイイ味出してます。
一方「シン・仮面ライダー」や「52ヘルツのクジラたち」などの西野七瀬が頑張ってますが(町田課長とのやり取りも微笑ましい)、彼女が刑事の中で最年長というのは、さすがにない。
港署刑事課は、中堅、ベテランが全くいないなんて。
主役二人を引き立てるためとはいえ、まるでKPOP系のようなルックスの、か細いイケメンしかいないのが悲しい!
旧作映画のワンシーンの引用での、若いタカとユージのシーンが良かった。
最近の日本映画では、超珍しいカーアクションも堪能できました!
ラスト、フィルム早回しからのエンディング繋がりで、舘ひろしの歌になるのもいいです!
なんでか楽しい!!
TVドラマは観てないが、劇場版の前作は観た。 まあまあ楽しめたと記憶しているので、今回も観賞してみた。
【物語】
定年退職後にニュージーランドで探偵をしていた元刑事のタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)は横浜に戻り、“T&Y探偵事務所”を開いたばかり。
ある晩、横浜で香港在住の日本人弁護士が殺害される事件が起き、タカは事件に違和感を覚える。町田透(仲村トオル)が課長を務める港署捜査課は、ベンチャー企業「ハイドニック」の利権絡みの事件だと踏む。ハイドニックは表の顔はデベロッパーだが、裏の顔は横浜を取り仕切るヤクザ集団であり、社長の海堂巧(早乙女太)は昔タカとユージが射殺した銀星総業会長・前尾源次郎の息子だった。
そんなある日、タカとユージの事務所に永峰彩夏(土屋太鳳)と名乗る若い娘が現れる。彩夏は顔を知らない母親夏子を捜してほしいと2人に依頼する。二十数年前に夏子と親しい関係にあったタカとユージは依頼を受けるとともに、それぞれ彩夏が自分の娘かもしれないと疑う。
タカとユージは夏子の行方を調べているうちに、海堂が私利私欲のために横浜の街で大規模テロを企んでいることを知る。
【感想】
期待通り、結構楽しめた。
ポイントはいくつかある。
・まずはタカ&ユージのノリ。ちょっとイタイほど気取った2人ではあるけれど、ある種のコメディー作品だからいいんじゃない(笑)
・ヒロイン偏重の俺なので、土屋太鳳には注目していたけど、ママになってもまだまだ若々しく、キレイで動きにキレがあるので〇。
・が、太鳳以上に魅了してくれたのが、吉瀬美智子。 元々大好きな女優なのだが、今やってるTVドラマの髪型が合ってなくてイマイチなので、今作の吉瀬に感激! 「これだよ、吉瀬は!」と。もう49歳ということだけど、まだまだ旬ですな。 鑑賞前に出演していることさえ知らなかっただけに、俺的には一番の収穫かな。
・あとは作品全体の空気。 長年のチームが醸しだすものなのか、なんか楽しい。
前作より楽しさがだいぶUPしていると思う。多分(笑)
芸術性も知性も無いけど、楽しいから「いいんじゃない!?」
日本アクション映画の現在の限界作品
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