帰ってきた あぶない刑事のレビュー・感想・評価
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甦るあの時代の熱気、だからこそあぶない刑事
ドラマ放映されてた頃の痛快さを思い起こさせてくれる、楽しく懐かしい作品だった。
欲を言うなら、アクションもスタントも、昔はもっと派手だった気が…いや、ソレは言うまい。
齢七十を超え、悠々自適な生活をしていてもおかしくないタカ&ユージが、あの頃同様駆けずり回ってレパードやらハーレーぶん回してドンパチかまし倒す、それだけでも奇跡に近いのだ。トールはトールで、今や部下を何十人も抱える捜査課長なのに、アニキ2人との関係はやっぱり親分子分、あるいは師匠と弟子…いささかビビりな性格も昔のまんま。ただ、県警の大幹部を前に啖呵を切る場面は、年輪の厚みを感じましたなあ。
それはさておき土屋太鳳さん、今回みたいな少し訳アリで陰のある役が、実はすごくよくハマるんではないかと思いました。もともと運動能力は高いようだからアクションは得意だろうけど、優等生役だとちと鼻につく感があったのですよ。
パンフレット、売り切れ
違う意味で泣ける
映画としての冷静な評価をすれば、星2くらい。
浅野温子さんの登場が嬉しい。
早乙女太一さんと土屋太鳳さんの若さが輝いて見えた。
仲村トオルさんのオトボケキャラを久々に見れて良かった。
タカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)の老いた姿と自虐ネタが悲しくて涙が出た。
回想シーンのタカとユージが、カツラをかぶり特殊メイクで若く見えるようにしていたのが低予算を感じた。
エキストラも少ないし、もちろんトイレシーンも食事シーンすら無く、飲食はウィスキーを嗜むシーンくらい。
もっと格好良く撮ることもできただろうに、あえて痛々しさを前面に出すのはウケ狙いなのだろう。
脚本がダメ過ぎて、さらに悲しい。
蓮の花の伏線が上手く回収されていなかった。
クライマックスの場所にユージがレパードで向かったのはいいとして、タカはどうやって現場に行ったのか不明。その場所に他の警察は何故来ないのかも不明。
撃ち合いのシーンのシチュエーションが無理過ぎて都合よすぎるのも氣になる。
母に会いたいと言って来て、いざ会って母があんな事になったのに爽やかに笑顔でタカ&ユージにサヨナラして帰るとか、自分が父親だと思いたがる二人の心境も理解しかねる。
エンディングソングの選曲もガッカリ。
映画製作自体がお祭りで、おそらくスタッフや出演者たちが楽しんだのだろう。
迫力も乏しく大画面で視聴するほどの価値は感じない。
横浜は好きだが、TV版のように横浜の一部のみでのロケで、スケールが小さい。
浅野温子さんが、普通の叔母さんなのに出演してくれたことに感動する。
退職し第二の人生こそ黄金時代というメッセージのあるエンターテイメント作品。
この年齢で演じる良さが堪能できた!
様式美
中身はいつもの。
アップにすれば流石に役者の年齢それなりの老け具合ながら、掛け合いはやっぱタカ&ユージ。
みなとみらい(横浜・桜木町・館内の横浜湾岸)エリアが舞台。
『サンダーボルト』『狼たちの午後』『48時間』『ジョン&パンチ』『ダーティペア』などの「バディもの」に、トレンディドラマを足したような刑事もので、シリーズを追うごとにコメディ色が強くなっていって。
真剣なファンだったわけでなく、80年代後半から90年代前半に、TVをつけると毎週やってたドラマだから(日テレは結構再放送してたし)、なんとなく観ちゃった回が結構あったんですよね。
シリーズが長いと近藤課長役の中条静夫さんのように亡くなった方も多いですが、無理なく回想シーンで過去作からの映像流用をしつつも、退職したはずの「落としのナカさん」ベンガルさんが、ちゃんと登場したのは嬉しかったかな。
リスペクト&オマージュからかパターン踏襲多数、様式美が強くて、40~60代にとっては(70代以上にとっての)「時代劇」の様相を呈していたというのは言い過ぎか?
デジタルリマスターによるリバイバル上映と言われても納得してしまいそう
2024.5.29 MOVIX京都
2024年の日本映画(120分、G)
大人気ドラマシリーズの最新作
刑事を引退した破天荒コンビの活躍を描くアクション&コメディ映画
監督は原廣利
脚本は大川俊道&岡芳郎
物語の舞台は神奈川県横浜市
刑事を引退してニュージーランドで探偵業をしていたタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)は、やらかしが原因でニュージーランドから追い出されていた
帰国した2人は、地元の横浜で探偵業を再開させることになり、その準備を着々と進めていた
ある日、2人の元に母親を探しているという彩夏(土屋太鳳)という女性がやってきた
彼女の母親は夏子と言い、それはかつてタカとユージが関係を持っていた女性だった
裕福ではなく、着手金代わりに母親の肩身の指輪を売ろうと考えた彩夏だったが、宝石商の王(有賀芳記)から価値のないものだと言われてしまう
だが、それを機に何者かが彼らを襲い、その指輪はある男にとってはとても価値のあるものだったのである
映画は、裏の顔を持つ企業家・海堂(早乙女太一)が横浜にカジノを誘致しようと暗躍し、それに地元のマフィアなどが絡んでくる様子が描かれていく
そのマフィアと一緒にいた謎の女(吉瀬美智子)に何かを感じたタカは、独自にその正体を暴こうと暗躍する
そして、それらの情報を課長に昇進している元部下の町田(仲村トオル)から得ていく様子が描かれていく
昔馴染みの仲間達と、新体制で町田の部下となっている刑事・早瀬(西野七瀬)たちが共闘する流れになっていて、懐かしいテーマソングが流れたりする
刑事を引退している為に銃器は使えないのだが、県警が動かないことに苛立つ町田は「奥の手」を使って、タカ&ユージを無理やり復職させ、それによっていつものド派手な展開が待っている、という内容になっていた
基本的にテレビ映画なので過度な期待は禁物だが、観たいものはちゃんと観れたという感じに仕上がっている
映画館で観るべきとまでは言わないが、往年のファンなら損はしない内容になっているので記念に足を運んでも良いのではないだろうか
いずれにせよ、世代のど真ん中なので懐かしさを感じる反面、老けたなあという感覚は否めなかった
加齢による限界点をリアルに寄せているところも良く、予定調和を楽しむには文句なしの出来だったと思う
それにしても、町田は課長になっても町田だし、薫(浅野温子)も顔が怖かったけど変わらない
今の時代に同じテイストでドラマを作ってもウケるとは思わないが、あの頃のムーブメントだった「ちょっとおしゃれな刑事ドラマ」の代表作でもあるので、それを甦らせることができたのは奇跡だったのかもしれません
懐かしい
帰ってくるのはお約束でしょ!8年ぶりに令和に復活した昭和刑事アクション! とにかくカッコよく、軽快! お馴染みメンバーも出演!
昭和刑事ドラマの雰囲気を令和でリファイン!
過激すぎず、暗すぎず、すこしゆるめで軽快な展開がいい。
そのソフトな感じはユージのキャラクターによるものが大きくて、チャラい風なんだけれど騒がしくなくてカッコイイ。
ハーレーに乗りながらレミントンをぶっぱらすタカもお約束。
オリジナルメンバーも健在!
相変わらず浅野温子が強烈!手加減なしのパワー全開で尊敬しちゃいます。
トオル、町田課長のコミカルさも楽しく、「大ばか者ー!」という瞬間は、初代課長を演じた中条静夫の映像がカットインされるのも良くて、アブ刑事の雰囲気が甦る。
予告編で、トオルの後ろにヒトミが映るシーンも好きです。
扇子のナカさん、ベンガルも健在。
ゲストの皆さんもさすがです。
どうしても一人ずつ書きたくなってしまう。
娘?役の土屋太鳳の控えめな佇まいがいい。さすがです。
今回のもう一人のヒロイン、吉瀬美智子の儚さ。
岸谷五朗のやり過ぎない、悪なのにわきまえたところと、
そんなものは一切考えない早乙女太一が好対照。
特に早乙女太一は韓国俳優テイストがイイ味出してます。
一方「シン・仮面ライダー」や「52ヘルツのクジラたち」などの西野七瀬が頑張ってますが(町田課長とのやり取りも微笑ましい)、彼女が刑事の中で最年長というのは、さすがにない。
港署刑事課は、中堅、ベテランが全くいないなんて。
主役二人を引き立てるためとはいえ、まるでKPOP系のようなルックスの、か細いイケメンしかいないのが悲しい!
旧作映画のワンシーンの引用での、若いタカとユージのシーンが良かった。
最近の日本映画では、超珍しいカーアクションも堪能できました!
ラスト、フィルム早回しからのエンディング繋がりで、舘ひろしの歌になるのもいいです!
なんでか楽しい!!
TVドラマは観てないが、劇場版の前作は観た。 まあまあ楽しめたと記憶しているので、今回も観賞してみた。
【物語】
定年退職後にニュージーランドで探偵をしていた元刑事のタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)は横浜に戻り、“T&Y探偵事務所”を開いたばかり。
ある晩、横浜で香港在住の日本人弁護士が殺害される事件が起き、タカは事件に違和感を覚える。町田透(仲村トオル)が課長を務める港署捜査課は、ベンチャー企業「ハイドニック」の利権絡みの事件だと踏む。ハイドニックは表の顔はデベロッパーだが、裏の顔は横浜を取り仕切るヤクザ集団であり、社長の海堂巧(早乙女太)は昔タカとユージが射殺した銀星総業会長・前尾源次郎の息子だった。
そんなある日、タカとユージの事務所に永峰彩夏(土屋太鳳)と名乗る若い娘が現れる。彩夏は顔を知らない母親夏子を捜してほしいと2人に依頼する。二十数年前に夏子と親しい関係にあったタカとユージは依頼を受けるとともに、それぞれ彩夏が自分の娘かもしれないと疑う。
タカとユージは夏子の行方を調べているうちに、海堂が私利私欲のために横浜の街で大規模テロを企んでいることを知る。
【感想】
期待通り、結構楽しめた。
ポイントはいくつかある。
・まずはタカ&ユージのノリ。ちょっとイタイほど気取った2人ではあるけれど、ある種のコメディー作品だからいいんじゃない(笑)
・ヒロイン偏重の俺なので、土屋太鳳には注目していたけど、ママになってもまだまだ若々しく、キレイで動きにキレがあるので〇。
・が、太鳳以上に魅了してくれたのが、吉瀬美智子。 元々大好きな女優なのだが、今やってるTVドラマの髪型が合ってなくてイマイチなので、今作の吉瀬に感激! 「これだよ、吉瀬は!」と。もう49歳ということだけど、まだまだ旬ですな。 鑑賞前に出演していることさえ知らなかっただけに、俺的には一番の収穫かな。
・あとは作品全体の空気。 長年のチームが醸しだすものなのか、なんか楽しい。
前作より楽しさがだいぶUPしていると思う。多分(笑)
芸術性も知性も無いけど、楽しいから「いいんじゃない!?」
日本アクション映画の現在の限界作品
渋い、それでいてチャーミング愛される理由がわかる
2024年劇場鑑賞35本目 優秀作 70点
あぶない刑事という名詞のみ存じ上げている状態で、お二方のキャラクターや過去シリーズまでの背景の知識はなく鑑賞
結論、数あるドラマ上がりの映画化にありがちな一見さんお断り感やドラマクオリティが拭えない感じの二代懸念点を感じず、それでいてにわかでも味わえる完成度になっていた
まず、主人公であるお二人が74歳???信じられないほどの若々しい表情とアクション。ファンは勿論初見の若年層にも元気とワクワクを届けてくれた
そして、新たに登場するヒロインの二人である土屋太鳳と西野七瀬の格好が似合っていて、コスプレという意味でも、コンシリーズを当時から追いかけていたおじさんにとっては至福だったろう
何かでこの映画を見て、初演のお二方に惹かれてDVDを買い漁ったり格好を真似たりした中学生だか高校生をテレビで拝見した
いっときのLDH系も過ぎ去り、またしばらく韓国系の中世的な綺麗めのルックスが男女ともにうけている中、現代人が見ても惚れ惚れするその渋さと哀愁は色褪せないなぁと感心した
個人的には敵役の早乙女の発声とルックスの説得力が気になったが、今思い返したら、最後の舘ひろしのライフル片手にバイク走らせ一直線に勝敗を決めたあれで帳消しだ
最高でした
やっぱり帰って来た!
タカとユウジが横浜に帰ってきた!もちろんカオルとトオルもね。
前作から8年たったってびっくりしたけど、探偵とは考えたな~
タカとユウジの佇まいから何気ないやりとりや、タカの手離しバイクしながらの発砲、ユウジの走り、ドラマのシーンがちらほら、懐かしいあの曲が流れたり、もぉとにかく胸熱。そして、2人が居るだけで見慣れた街並みが懐かしく感じる不思議。
脇を固める土屋太鳳、吉瀬美智子、早乙女太一から、ベンガル&長谷部香苗などお馴染みのメンバー。そんななかでも岸谷五郎がよかったな。トオルのリアクションを見る限り、少なくともパパはタカかユウジじゃなくて岸谷五郎だったのでわ?と考察したんだけど、違うかな(^-^;
気になることは、カオル演じる浅野温子の扱いがなんだか雑に見えたのは私だけかな…。ぶっ飛んでいるカオルをもっとみたいし、ぶっ飛んでないとカオルじゃない!とはいえ、タカとユウジも言っていたけど『昔はかわいかった』と言っていたのはあながち否めないのだが(^-^;
まぁなにはともあれ、ぜひとも続編希望!いや、あるよね、探偵なら永遠にできるじゃん(笑)
つまらなくはないのだが言いたいことはたくさんある映画
ドラマリアタイ勢は懐かしの要素に喜ぶ系の映画かなと思います。自分も子供の頃見てはいましたが、見ていた記憶こそあれ、中身の記憶は一切無いくらいの世代です。
まず70歳越えた、元警察とはいえ民間人が頑張りすぎです。身も蓋もない事を言うようですが、あんなあっさり警官と同等の身分に戻れてしまっては少し拍子抜け。結果銃乱射と。撃ち方も、特にタカの方は『その左手はなんのために?』との謎があります。
他の作品でもよくある表現かと思いますが、ショットガンってそういう武器だっけ?
その他現代の作品としてはちょっと無いだろうと言える要素が、そこかしこに散見されます。ツッコミどころ満載です。
それに真犯人と言うか、黒幕は結局殺してしまうし、主要キャラは次々死ぬし、浅野温子の異物感は相変わらずとんでもないし、彩夏の父親は誰なんだか謎のままだし、モヤモヤが多く残る出来でした。
最後に中条静夫が一瞬過去映像で出てきたのは懐かしいなと素直に思いましたね。
それから、普通あり得ないであろう、警察署の事務所内に一般人らしき人達が沢山いるのも相変わらずかなと。
まぁタカ&ユージがキャッキャウフフするのが見れれば、それであとは割とどうでもいいような気がします。
寝ないで観れる娯楽作品。アップはしわが・・・
過去のあぶない刑事の映画版はみたことがなく、テレビの頃もそんなに観ていない年代。
舘ひろしが好きで、観に行ってみた。
昭和な映り方を差し込みながら、テンポよく進んでいき、柴田恭兵と舘ひろしの掛け合いが面白く、なかなかよかった。
たおちゃんの娘役が合っていた。
早乙女太一は最近悪役が多い。目の感じが悪役に合っていてさすが。
吉瀬美智子も良かった。
なかなかいい映画でした。
ダンディ鷹山&セクシー大下
80年代そのままに
2024年劇場鑑賞119本目。舞台挨拶中継付き。本編後。
TVシリーズ、映画一切観たことないけどIQ低そうな予告に惹かれ鑑賞。
こういうのって「いやぁ昔はこれくらいできたんだけど」と愚痴りながらやるのが定番なんですが、全く加齢を感じさせず普通に格闘戦やったり銃撃戦やったりするので後日譚というより続編という感じでした。ストーリーは80年代の太陽にほえろ!とか西部警察の感じそのままという感じで今やる必要あるのかという疑問もありましたがファンは嬉しいと思います。
浅野温子があんな頭おかしい役とは思っていなかったのですが、舞台挨拶でもあのままだったのでマジかよ101回目のプロポーズとか沙粧妙子−最後の事件−のあの演技
なんだったんだよ、と思いました。
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