「すさまじい余韻に浸りながら涙した」瞳をとじて エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
すさまじい余韻に浸りながら涙した
ビクトル・エリセ、31年ぶりの長編映画とのこと。期せずして「ミツバチのささやき」、「エル・スール」、そして今作を一週間で観ることに。
TV番組の出演依頼がきっかけで、元映画監督ミゲルは自作の撮影中に失踪した主演俳優フリオの記憶をたどった。それはミゲル自身の半生を追想することでもあった。
まさに過去を補完するが如き169分。豊穣な時が流れた。エリセにとって初めて思うように撮れた作品ではなかろうか。
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