陰陽師0のレビュー・感想・評価
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衣装、所作が気になって没入できず。。。残念
男性の衣装はそれほどでもないんですが、女性の衣装や所作が全体的にないなと。。。
イメージとしては、「平安風」というより「韓国風」と言ったほうがよい雰囲気がただただ気になってしまって没入することができなかったです。
衣装を担当された方はリアルに近い平安を目指されたようなのですが。。。
おそらく、女性は上半身裸になるわけにもいかず、袴を胸元まで引き上げたスタイルの衣装に。。。
どう見てもチョゴリっぽい。そして片膝を立てる所作もあいまって「韓国風」になってしまっていました。
これが韓国時代物の衣装だったら楽しめたと思いますが、この作品では、平安時代のイメージを期待していた私としては、そこに異国を感じたくなかったので、残念でした。
ちなみに、VFXは話題通り素晴らしかったです。
たくさんのジャンルが詰まった映画で、めっちゃ良かった〜😊
ひたすらダサい
残念…。時代考証したの?
これはこれで良き清明
今回も派手に回っております。
もはや回転数がバロメーター?
以前から、陰陽師の名のつく作品は、いかに人間離れした呪詛の使い手を描くかが加速していて、これはもうはたして歴史上の安倍晴明と同じと見ても良いのか?と疑問を感じていたものの、エンタメ性有りきがやっぱりウケるのよねと思いながら観たら、現代に求められている清明像はこれなのかと、合点がいった作品が今回でした。
これだけイケメン揃えたら。
これだけ綺麗な映像にしたら。
そりゃ見応えありますね。
大迫力を充分に感じるために是非映画館で。
なぜ安摩だったんだろう…
醸し出すオーラや風格は野村萬斎さんの清明が上と思うけど、全世代向けはこちらだと。
自分ももう一度行ってきます。
陰陽師は原作も野村萬斎版も見たことがなく、予備知識無しで挑みました...
陰陽師は原作も野村萬斎版も見たことがなく、予備知識無しで挑みました。
想像より爽やかなストーリーで、個人的には安倍晴明はもっと怪しさのある男性を想像していたので意外だったし、平安時代らしく貴族の覇権争いとか呪いとか穢れとか、おどろおどろしい展開てんこ盛りを期待していたので、ちょっと肩透かしでした。
映像は美しく、俳優陣も豪華で眼福ではありました。
タイトルに「ゼロ」とあるので、旧作といってもよいであろう野村萬斎氏...
期待度○鑑賞後の満足度✕ 点数はVFX,の出来に対する評価と思ってください。
和製ハリポタなんてうそだ
映像美。VFX。ホグワーツ。
過去の陰陽師関連の小説もドラマ映画も見た事がありません。しかし今作は良かったけど何か物足りない。というか、もっと見たいというか。
映像が美しかった。
山﨑賢人くんも美しかった。暖色の十二単の奈緒さん。幻想的な龍。学生たちによる闘いの舞。森林と苔の緑、差し込む光。白の世界から桜そして芽吹く花。
現実と意識の中の世界観。
しかし陰陽師になる前の前日譚であるのだが、どうしてその特異な能力を得る事ができたのか。天皇家の博雅に対してあんな上から目線が許されるのか。
2時間弱の尺では充分な作り込みが足りないし、たぶんVFXを増やしたら予算オーバー。あんまり動員ないみたい。ショック。賢人くんでもか。
これも素晴らしい作品だと思うからこそ、もっと上にいって欲しいし、上を見たかった。
悪くないんだけど、没頭できなかった。
ストーリーも面白いし、山﨑さん、染谷さんの演技もすごく良かったんだけど、全体の色合いとか女性の衣装とかが和に感じられなくて、そこが入り込めなかったかな。
色合いは全体的に韓国っぽい印象でした。
衣装や髪飾りなども、和というよりは、チマチョゴリっぽく感じました。
今の若い人には、こういった色合いやデザインのほうがウケそうですね。ただ、私にはかなり違和感があって、韓国宮廷のお話しならよかったかな、と思いました。
"派手な和風"という感じでもなく、本当に他国のように感じてしまいました。
また、重ねなども少なく、安っぽく感じてしまった点もあり、宮廷?と疑問が拭えませんでした。
あと、山﨑賢人さんの演技、ものすごく満足ではあるんだけど、この役に関しては他の人でもよかったかな、と思わなくはないです。
自分的に、山﨑賢人さんと信の一体感が100だとすると、こちらは95とかそれくらいに感じたので、その差が気になってしまいました苦笑。
この役なら、他に100の一体感を感じられる俳優さんがいそうな気がしました。また、こういう役ができる俳優さんが他にも出て来て欲しい、という期待も込めて。
今書いていて思ったのですが、もう、山﨑賢人さんは地位を確立しているように感じるので、こういった「まだ世の中に認められていない役」は、個人的にはちょっとずれてしまうような感覚があります。
多分、本人も自分の演技に自信があると思いますし(鼻が高いたという意味ではないです)、何より周りのスタッフさんからの信頼があって、そういうのがどうしてもスクリーンから感じてしまうような気がして。
その信頼があるから、いい映画になると思うんですけど汗、他の人ならどうかな、、、と、感じてしまいました。
平安ハリーポッター
原作の夢枕獏陰陽師シリーズは、中高生のころどっぷりはまって、登場出ていたものは全て読んだと思う。残念な記憶力なのでストーリー内容はおぼろげだが、主なキャラ造形は覚えているという程度で鑑賞。
まず、非常に親切な作りの映画と感じた。原作未読かつ平安時代や陰陽師ものへの関心知識のない層にも見やすいように、テロップ付きの説明が入る。これなら小学校高学年くらいから理解できる。
そして、地味に目(耳)新しかったのが、冒頭少しだけ『平安時代当時の日本語』が聞けるところ。独特な抑揚、初めて聞いた!面白い。
陰陽師ということで、古き良き日本映画的な、薄暗い映像の中に怨霊や魑魅魍魎はびこる、どろっとじめっと湿度の高い映画を想像していた。
ところがどっこい、どちらかといえば和製ハリー・ポッターと呼びたくなるような、呪術や怪異の演出にがっつりCG多用されて超常現象が表現されている映画だった。もちろん古代日本なので薄暗さはあるものの随所にあかりがあり湿度は低め。なので、暗い映画は苦手な層も見られると思う。実際、山崎賢人効果かもしれないが、男子高生や大学生くらいの客がけっこう入っていた。
平安もの大好きなので、きちんと作られたセットや衣装に大満足。元斎宮の皇女を演じた奈緒さんの愛らしさ儚さも素敵だった。
あとやっぱり山崎賢人さんのアクションがすごい。なんせ先述のとおり古き良き日本映画を想像していたので急にがっつり特撮使われたアクションが始まってびっくりしたものの、そこから和製ハリー・ポッターという認識に変えられたので問題なし。
原作ものに付きまとうストーリーの取捨選択についても、原作勢が楽しめるよう人気の要素は残しつつ、未読勢にわかりやすい構成という、バランスの良い塩梅だったと思う。
シリーズ化しそうな気がするので楽しみです。
⭐︎3.8 / 5.0
VFXの映像が迫力あり
剣を持たない山﨑賢人さん
今年の始めにゴールデンカムイを観てから、この方が出演されている映画は、観てみたいなぁ…と思うようになり、「陰陽師0」を観ました。
やっぱり、この方を起用される作品は、ハズレがないなぁ…というのが正直な感想です。
とにかく、着物姿の山﨑賢人さんの色気がダダ漏れで、こんなに着物姿が似合うとは思っていませんでしたし、それなのに何故時代劇のオファーがないのか不思議だなと思う。
また、剣を持たないアクションも新鮮で、その動作一つ一つがとても他の映画に無いものを感じることが出来ました。
あとは、圧巻の映像美、美しくて美しくて引き込まれるし、これがアカデミー賞を受賞した制作会社の力量かとビックリしましたし、また安倍晴明が実在した時代のことは、全く知らないことの方が多いのですが、とても興味が湧いてきました。
ちょっと難しかったけど、続編あったらいいなぁ…。
龍、多めの登場。
若き日の安倍晴明の魅力いっぱいの映画である。陰陽師となって権勢をふるう前の、生意気で我が道を行くという感じがとてもよい。陰陽師というのは、よく分からない存在であったが、この作品を見て何なのかを実感することができた。単なる祈祷師や占い師というよりも、科学者のようである。天文学や生物学、医学から心理学まで精通する科学者である。一方で人知では解明できない精霊や物の怪の類を操ることのできる特殊能力の持ち主とも言える。現代よりもずっと「呪術」が身近にあった時代の物語であり、「呪術」の世界に身を置く晴明はとてもかっこいい。VFXで何匹も龍が出てくるが、とても迫力あるシーンになっている。
ストーリー的には、晴明と貴族の源博雅がコンビとなって、事件を解決していくのが楽しい。本来なら、身分的に大きな差があるはずなのに、対等なバディとなっていく所がとても好ましい。元斎王の女王と博雅の恋愛事情も平安時代の雅な感じが出ていてよかった。
陰陽師になる気はなかった晴明が、これから陰陽師として活躍するのを予感させる終わり方である。その意味でこの作品は、晴明の原点「陰陽師0」と呼ぶにふさわしい。
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