ロックド・イン　囚われのレビュー・感想・評価

主人公がどんどん嫌な女になっていって好きになれない。あんな髭もじゃのおっさんに夢中になる意味もわからん。医者がクソ男。怒涛のラストはおもしろかった

殺す段になって、キャサリンは息子を殺したリナを何故助けたのかが分からない。いくら金持ちとは言え、夫に束縛され、あんなに囚われの身では逃げ出したくもなるが金持ちからは逃げられなかったということか。全員が悪であり、安っぽいサスペンスだった。

内容は土曜サスペンス劇場なんだけど、日本のそれと違うのは、係るキャラクターに善人がいない事。
結末も『分かっちゃいるけどやめられない』って事かなぁ。
さすが『アッシャー家の崩壊』の国。この映画は『ローリング家の崩壊』だ。つまり、ローリング家は『そして誰も居なくなった』って事だ。
それにしても、悪人ばかりのイングランドはさぞや大変だ。スコットランド・ヤードのレストレード警部もホームズに頼まないと事件は解決しないのだろう。

ファムケ・ヤンセン主演のサスペンス映画
96分と短い上映時間となっています。
サスペンス要素もたっぷりですが、
大きな屋敷を取り巻くちょっといびつな家族のストーリーも。
終始重いテンポで進み最後に伏線回収って感じ。
題名の「囚われ」が色んな意味で出ています。
思うのは警察より看護師のほうが切れているって感想。