九十歳。何がめでたいのレビュー・感想・評価
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宮野真守何役ですか❓名前見ても全然わからない。
あの、左遷されて行った部署の編集長ですか?すっごく爽やかだったな。あの人(笑)
後、吉川の元奥さん役もよくわからなかった。
顔はわかるのに名前がわからない…泣
見たことあるのに…
そして美容師役がLiLiCoも全然分からなかった。
内容は、もうめっちゃ面白かった。こんな90歳家族だったら絶対楽しいわ。
ディアファミリーより個人的には泣けました。
唐沢寿明さんも、もうおじさんね…私が中学の時特命係長只野仁を見て、かっこよさとエロさに人生の新たな扉を開けてしまったことがありました。
あの時からもう20年も経ってしまって、こんなむさくるしいおじさん役だなんて…
でも、素晴らしく面白かった。もう一回あのおじさん見に劇場行きたい‼︎
佐藤愛子役もすばらしくチャーミングだったし文章もすごくよかった。
また見に行きたい
何せキャスティングが大当たりな秀作!
直木賞ほか数々の受賞歴を持つ小説家、そしてエッセイストでもある佐藤愛子先生の同名エッセイ「九十歳。何がめでたい」を映画化した作品です。
彼女を演じるのが、またとんでもない大女優!今年九十歳とは到底信じられない美貌とずば抜けた演技力を兼ね備えた草笛光子さんです。
映画の冒頭で草笛光子さんの生誕90年なんちゃら・・・ってテロップ入ったので、あ、芸能活動長らくご苦労様・・・みたいなご祝儀作品?と勘違いしそうでした。
しかし、張りのある声、強い意志が表に現れる眼光鋭くしかし大変自然な演技・・・とてもじゃないけどご老人のソレじゃないわけです。主演として鑑賞者をスクリーンに釘付けにしてました。上記の大女優の評価も映画を鑑賞後の後付けの正当な評価で、決してご祝儀レビューではありません!
このキャスティングが大正解なのはいうまでもないのですが、脇を固める俳優陣も実力派ばかり揃えて安心してみてられました。
特に会社組織で存在自体がパワハラ、セクハラ(笑)、仕事中毒で家族なんて顧みないベテラン編集者の吉川役の唐沢寿明が分かり易い昭和感が出ていてとてもよかったです。役柄上同世代、かつ会社でも家庭でも似通った立場なので実はこっそり深く彼に共感してました(笑)。
ストーリーは非常に単純明解ですけど、扱う題材自体に大変深みがあり、しかもきっちりひとつの答えも出してくれる本作は爽快感がありながら人情味に溢れていて個人的には大好きになってしまいました。
おすすめです!
反省しました。
共感しかない😆
90歳の最高峰
草笛さんの元気な熱演と宮野真守さんが観たくて映画館へ。
佐藤愛子さんには詳しくないけれど、ご高齢でも仕事に恵まれお金もあり、立派なお宅に娘さん孫娘さん、血の繋がった女ばかりの3人家族。
ここで唐沢さん役のような気難しい娘婿が同居していたら、こんなコミカルな話にはならないだろう。
とにかく恵まれている、もちろん草笛さんも。
こんな高齢者は一般人の中にはいない。
それでも嫌味が無く観れるのは佐藤愛子さんのキャラクターかもしれない。
高齢者の最高峰に位置していても、老いる事には色々思うのだなぁ…。
老いについては自分自身も頷く事ばかり。
見捨てられ役の唐沢さん、家族を粗末に扱えばそんなもんだろう。
俺は偉いと思っているうちは粗末に扱っている事に気が付かない。
草笛さん、滑舌も良く演技力もありしっかりしていてさすが。
宮野真守さんも良かったし、三谷さんのタクシードライバー役も面白い。
若手男性スタッフの反応の薄さもいかにも今どきの若者で笑えた。
座席にはココって映画館?と思えるほど8割方お年を召した方々ばかり。
内容的に若い人は来ないのだろうが、高齢社会日本だもの、これでいいのだ。
面白い
佐藤愛子さんの衝撃エッセイ
もうずいぶん前になるが、佐藤さんのエッセイを読んだことがあります。
新婚1日目の話。
(以下、多少品がないので、いやな方はここまで)
佐藤さんはお見合いで結婚されて、時代も今とは違うので、夜の経験もなかったそうです。そこで、事前に本を読んで、どんなことをするのか調べていました。
学習通り事は運んだのですが、やっとのことで、うまくいったと思い安心していたところ、ご主人が何やらもぞもぞ動き出します。
動く必要があるとは知らなかった佐藤さんは、「この人、変態かしら」と思ってビックリしてしまいました、という話でした。
(記憶が曖昧で、どのエッセイ集に載っていたかも忘れてしまい、今、確認ができないため、多少、内容と変わっているかもしれません。ただ、このエッセイを読んだ時の衝撃は忘れられないものになりました)
この映画は何より草笛光子さんの魅力に尽きます。草笛さんが90歳なんて信じられません! とっても素敵な女優さんです。
相棒の人情味のある編集者をうまく演じておられた唐沢寿明さんの演技にも注目です。なのに評価がこうなったのは、ひとえに監督のセンス。予告がテンポよく素晴らしかった分、物足りなく感じてしまいました。予告を作るのは監督とは別の人なのでしょうか。(自分は監督なんかできもしないくせに勝手なことを書いて申し訳ありません)
でも、映画は、主演お二人の頑張りもあり、とてもよい映画でした。
追記
この映画館で、おばあちゃんを連れたお孫さんとお見受けする二人組を見ました。おばあちゃん孝行で連れて来られたのでしょうか。思わず心がほっこりとなりました。なんか、いいですね!
世の中の常識は変わり続ける。
予告編からして、もしかしたら高齢者のラブコメかもと思いながら着席。
90歳の小説家、佐藤愛子を演じる草笛光子、実際に90歳なんだ。すげ〜な。
彼女の元にやってきた編集者の若者からエッセイの連載を依頼されるが断る。そりゃそうだ自分的には小説家を引退してるんだもんな、今更そんなプレッシャーに耐えられるとは思えないよね。編集者達の打合せで、諦めたくなかった、唐沢寿明演じる中年の吉川真也が、何度も彼女を訪れる。え〜、断られてるのに、何度も何度も訪れるなんて、凄い情熱だ。この2人自分の考えに自信があるんだろうな。
それにしても、吉川は会社のみんなから嫌われていた。昭和の上司の感じが強く、現代的にはパワハラやセクハラの対象者だ。ただ、おっさんの自分としては、情熱的で働き者のカッコいい奴としか思えなかった。世の中変わったよな。
吉川の情熱に押され、エッセイを書き始めた愛子、婆さんだもんそりゃ大変だよね。なんて思ってたら大人気に。何でそんなに!?
仕事の話はともかく、90歳でちょこっと記憶力は落ちてるけど、ボケ感はなかった愛子、実際の本人もそうだったんだろうな。
驚いたちょい役、リリコ、オダジョー、石田ひかり。皆んな1分ぐらいだったね。
とにかく50歳の吉川には共感度マックス。愛子の生活は自分の母親を観てるみたいで、ずっと泣き笑い。特にエンドロールで泣けちゃった。とっても楽しめました。
人生の大先輩にはやはり教えてもらう事がたくさんです
笑いました。そして泣きました。
見る人を元気にしてくれる映画ですね。
草笛光子さんすごい。
スクリーンいっぱいにあふれるパワーは本当に九十歳なのかと、こちらも力をもらいました。
昔はああだったこうだったと言っても、世の中時代と共に変わるもの。部下への激励や愛情表現もパワハラやセクハラになり、奥さんや娘にも愛想付かされたおじさん編集者の吉川さん。
断筆宣言していた愛子先生と吉川さんの出会いから始まるお話しが、実に愉快痛快なのです。
何もやるべき事もなく悶々と過ごしていた愛子先生に吉川さんがやる気スイッチを入れ、そしてちょっぴりしょぼくれていた吉川さんに愛子先生がパワーを与えるのです。
この二人、お互い刺激しあい作家と編集者の枠を越えてとても素敵です。
唐沢さん、昔気質の編集者と見放されるお父さん役良かったです。
妻役の木村多江さんとの最後の方の会話のシーン、娘のダンスに涙するシーン、ちょっぴり泣きそうでした。
それにキャストさんもすごく豪華でびっくりでした。
人は一人では生きて行けない。時代は変わっても昔ながらの思いや人とのつながり方はやはり大切にしたいものです。
老いてますます元気に、愛子先生にはこれからも辛口のユーモアで読者を大いに楽しませていただきたいですね。
元気に歳を重ねることは、やっばりめでたいことだと思ったのでした。
いい映画を見ました
心地よいキャスティング
作家の佐藤愛子さんのエッセーを基にしたお話でした。佐藤愛子さんは今年で百寿だそうですが、本作で彼女を演じた草笛光子は、10歳下の今年卒寿。にもかかわらず、年齢を全く感じさせない元気な演技で、これを観られただけでも価値ある一作でした。また、パワハラで左遷され、佐藤愛子担当になったベテラン編集者を演じた唐沢寿明の”不適切”ぶりをユーモラスに演じた演技も、これまた見所でした。さらに、佐藤愛子の娘役を演じた真矢ミキも、ふんわりした感じで心地よい演技を披露しており、とにかくキャスティングが非常に素晴らしい作品でした。
そう言えば、前田哲監督作品にして草笛光子も出演した「老後の資金がありません!」では、草笛光子の息子の嫁役を天海祐希が演じてましたが、松竹歌劇団(草笛)と宝塚(真矢と天海)の掛け合いは、とても面白いですね。まあお三方とも出身母体は関係ないほどのキャリアをお持ちですけど。
俳優の話に終始しましたが、内容的なものに対する感想としては、長生きするなら元気じゃないとアカンなあという、当たり前のこと。そもそも長生きできるかすら分からないけど、これからも健康第一で暮らしていかねばいかんなと、作品とは全然関係ない決意を新たにしたところでした。
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
犬の眼差し
「90のおばあちゃんの映画、面白いかな~?」と実は迷いました(汗;)。個人的に前田哲監督作品は、ツボにはまる場合とそうでもない場合がかなり極端で、どっちなのかは自分の目で確かめるしかない!ということで恐る恐る観ました(笑)。冒頭の人生相談シーンでツボでした!そして、かなりアクの強いキャラに扮した唐沢寿明のコミカルな演技が面白くて、ぐいぐい引き込まれました。さらにまさかの三谷幸喜がタクシー運転手の役で登場。これもなかなか面白くて、声を出して笑ってしまいました。脇役の話を先に書いてしまいましたが、佐藤愛子さん役の草笛光子さんが実年齢90で演じられていて、本当に等身大の魅力があふれていました。とりわけ年賀状の写真は圧巻でした(笑)。歯に衣着せぬ物言いでありながら、なぜか憎まれない、逆に周囲を和ませてしまうのは、厳しさの中にもユーモアをしのばせているおおらかな人柄のせいかと思いました。犬のハチのエピソードも染みました(涙)。前田監督は、「老いという残酷な現実をどう面白がって生きればいいのか?」という思いで本作を作ったと言ってますが、まさにその通りの作品になっていて、笑いと涙のエンターテイメントの大傑作だと思いました。観てよかったです。
90歳、すごい。
「朝目覚める奇跡」
ややあらが目立つもののおすすめ以上。
今年223本目(合計1,315本目/今月(2024年6月度)23本目)。
(前の作品 「ザ・ウォッチャーズ」→この作品「九十歳。何がめでたい」→次の作品「おいハンサム」)
この映画は原作になる小説を知っていることを前提に見るか見ないかでまず前提が分かれるかなと思います。監督さんは「老後の資金~」などで有名な方ですね。私は今日(金曜日、21日)は、いわゆる有給取得促進デーでこうして映画館にいったのですが、本作品に限っていえば高齢の方が非常に多かったのが印象的でした。
映画の述べるところ自体は色々理解できるもの、映画の展開自体をコメディに寄せたために、あまりこう何か思想論のようなものがあるわけではなく(まったくないわけではないが)、「老後の資金~」などと並んで笑ってなんぼだろうといったところです。
個人的には「異なる立場」から「自身以外の人」を想う2人(以上)の描き方がよかったな、といったところです。
採点に関しては激辛なのですが、以下はちゃんと指摘しないとというところです。ちょっとコメディ映画ですので、ではすみませんので…。
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(減点0.4/タクシーで客がむやみに声をかける行為について)
タクシーといえば、道路運送法を頂点とした法律の縛りをうけますが、これら法の規則にあたる「旅客自動車運送事業運輸規則」においては
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第五十三条 旅客自動車運送事業者の事業用自動車を利用する旅客は、自動車の事故の場合その他やむを得ない場合のほか、事業用自動車内において、次に掲げる行為…をしてはならない。
一 走行中みだりに運転者に話しかけること。
(以下省略)
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…がありますので、映画の描き方はコメディ映画ですよというのは理解しても、ちょっとこの点は断り書きを入れて欲しかったです(なお、タクシーの話はもう1回運転手側サイドで描写されるが、タクシーかどうかは本質論ではない)。
※ この法律や規則は、タクシーに類するもの、例えば地方行政が実施するいわゆる「福祉タクシー」等にも適用されるので、案外、市町村のそうしたサイトで「法律でそうなっているので車内ではおとなしくしてください」という説明が多いです。
※ 引用は省略しますが、「運転や料金の受け取りなどに関係のない発言をむやみにしてはならない」というのはタクシー運転手側にも決められています。これらが両方に定められているのは、「タクシーの安全を重視したもの」です。
(減点0.3/婚姻離婚について)
婚姻離婚とも、2人の署名のほか、成人2人の署名または口頭による確認を必要とします(婚姻につき739条、離婚につき765条)。もっとも、これを欠くものも受理された場合には(他の取消し理由がない限り)有効にはなりますが(婚姻は判例。離婚は765条の2で明文規定)。
ただ、それも「役所に出す」(普通は戸籍課など)のが前提なので(民法、戸籍法)、あのように紙一枚でこうした行為(身分行為)ができるわけではなく、やや説明不足かなというところです。
※ 身分法(民法の中でも、親族相続をそういう)は、一部を除いて大半が強行法規です(本人の取り決めより、法の規定が優先されるものを「強行規定」といいます)。本人がいいからといって多重婚が認められないのと同じです。
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スカッとして後味がいい作品!
あんのことを観た後は気が重く、重くて辛い映画は観たくない。
スカッとして後味がいい映画は何か。今週の新作で、今回の
作品を知り観てきた。
期待どおり、スカッとして後味が良かった。
佐藤愛子役の草笛光子の熱演が素晴らしかった。
編集者吉川役の唐沢寿明の演技も良かった。まだまだ、唐沢寿明も
頑張ってほしい。
せっかくいい作品だったのに、エンデイングソングが曲のイメージと
合わずがっかり。ここは残念。
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