劇場公開日 2024年6月21日

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「ウィル・スミスを抑えてのトップ」九十歳。何がめでたい 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ウィル・スミスを抑えてのトップ

2024年6月24日
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おめでとう、
ではなく、
何がめでたい。

満席、ほぼ満席ではなく、
空席無し!
そして、
ドッカンドッカンうけていた。

愛子さんの苦言のシーン、
モノクロのシークエンスは、
水を打ったように静まり、
笑うシーンでは、
笑い声がいっぱいだった。

目の前の現実の生活の中には、
ドラえもんもいないし、
魔法のステッキも無い、
それならば、
おはよう、こんにちは、
おやすみなさい、
そんな言葉を作り続けて、
何かが変わる、
いや、
変わった気になって、
毎日を過ごすための、
魔法の道具にしていこう、
暦を作って、
生まれた日なんて、
二度と来るわけないのに、
誕生した日なんか設定して、
おめでとうという言葉にだまされよう、
誕生日おめでとう、
何がめでたい。

ウィル・スミスを抑えての1位、
おめでとうございます、
ではなく、
何がめでたい。

【蛇足】
宮川一夫のような、
山本さんの撮影、
少し伏せ気味の位置から、
俯瞰より低い位置からが多い。

いわゆる、【芝居を撮る】事に長けたカメラマン。

一点に集中させる視点、
観客のほとんどが同じ位置を観る、
照明、録音、美術、もちろん芝居も演出も編集も、
メイク、衣装も一体化。

劇中で、
猛進の猪、暴れ馬というセリフがあった。

終映後の退出はほとんどの人は牛歩だった。

嬉しくて最後尾で出た。

蛇足軒妖瀬布