「面白かった」九十歳。何がめでたい Yuichiroさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かった
90歳のおばあちゃんが辛いながらも家族と楽しく過ごす家族愛をテーマにした作品だと思っていたが、全然違った。どちらかと言うと、話の筋は編集者がメインで、仕事の世代間格差や編集者と作家の関係が主題で、ギャグも交えた面白い切り口で進められていた。編集者の古い価値観によるパワハラやセクハラは本当にひどいものだったが、過去の感覚が全くダメだというわけではなく、時折懐かしさを感じる場面もあった。映画の中で取り上げられるエッセイも非常に秀逸で興味深く、特に中犬ハチの話は感動的だった。全体的にすごく楽しめて良い映画だった。
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