「佐藤愛子さんの衝撃エッセイ」九十歳。何がめでたい Mさんの映画レビュー(感想・評価)
佐藤愛子さんの衝撃エッセイ
もうずいぶん前になるが、佐藤さんのエッセイを読んだことがあります。
新婚1日目の話。
(以下、多少品がないので、いやな方はここまで)
佐藤さんはお見合いで結婚されて、時代も今とは違うので、夜の経験もなかったそうです。そこで、事前に本を読んで、どんなことをするのか調べていました。
学習通り事は運んだのですが、やっとのことで、うまくいったと思い安心していたところ、ご主人が何やらもぞもぞ動き出します。
動く必要があるとは知らなかった佐藤さんは、「この人、変態かしら」と思ってビックリしてしまいました、という話でした。
(記憶が曖昧で、どのエッセイ集に載っていたかも忘れてしまい、今、確認ができないため、多少、内容と変わっているかもしれません。ただ、このエッセイを読んだ時の衝撃は忘れられないものになりました)
この映画は何より草笛光子さんの魅力に尽きます。草笛さんが90歳なんて信じられません! とっても素敵な女優さんです。
相棒の人情味のある編集者をうまく演じておられた唐沢寿明さんの演技にも注目です。なのに評価がこうなったのは、ひとえに監督のセンス。予告がテンポよく素晴らしかった分、物足りなく感じてしまいました。予告を作るのは監督とは別の人なのでしょうか。(自分は監督なんかできもしないくせに勝手なことを書いて申し訳ありません)
でも、映画は、主演お二人の頑張りもあり、とてもよい映画でした。
追記
この映画館で、おばあちゃんを連れたお孫さんとお見受けする二人組を見ました。おばあちゃん孝行で連れて来られたのでしょうか。思わず心がほっこりとなりました。なんか、いいですね!
共感ありがとうございます。
あのエッセイを買い求めて完読した訳じゃないのですが、明らかに映画よりも面白い感じでした。囲みの取材で皆笑ってるとか、正面から撮らなくても・・と思いました。