スライスのレビュー・感想・評価

■ピザの配達をしていたショーンが、何者かに喉を切り裂かれて殺される。ガールフレンドのアストリッドが復讐を決意するなか、別の配達員も同様の手口で殺害される。手掛かりとなるのは、過去に起こった中華料理屋の殺人事件と正義を謳う奇妙な集団だが。

◆感想

・今作を含め「A24の知られざる映画たち」で期間限定で放映された作品の一作である。

■近年、A24作の映画と言うと、それだけで箔が付くが、今作を観ると、彼の映画製作陣が、キチンと、面白い作品をピックアップしている事が伺えるのである。

全体的にA24祭りの作品が大人しい作品が多かったので、こういう血生臭いの必要だよなぁと喜んで劇場入りしました。人入りはかなり少なかったです。

ホラーの世界観に色々要素をごちゃ混ぜにした作品で、導入までは結構良かったんですが、そこまで盛り上がる事なくフェードアウトしていってちょっと残念だったなぁという感じの作品でした。

殺される描写が基本スライスで切られていくので、そこ一貫してるんだなぁと謎の関心がありました。
ただ殺されても幽霊として即復活する描写は緊張感が削がれてしまって見応えは無かったです。

B級映画をやってみました！という感じの作品なので、純粋なB級映画にはならなかったので、ちょくちょく抜けてるところがあったのが物足りなさの要因だと思います。

最終的には全員集合で突撃〜みたいな感じで終わるので、予想を超える終わり方ではないところもちょっと肩を落としてしまいました。

文句なしに褒めるところがあるとすると、服のデザインや店のデザインが最高にイカしているところでした。80年代の装飾っておっしゃれ〜。

B級映画って作ろうとするよりも、偶然の産物で生まれるのが良いよなと改めて感じました。

鑑賞日 1/16
鑑賞時間 16:00〜17:28
座席 E-12

ゴーストタウンと呼ばれる田舎町キングフィッシャーのピザボーイが殺されたことを切っ掛けに騒動が巻き起こっていく話。

80〜90年代のホラーコメディの様なテイスかと思ったら、チーズ登場でまさかのしっかりサスペンス？
でも幽霊は本当に幽霊で人間と共存しちゃっているし、オオカミ男に魔女？？

市長とジャスティス40000の怪しい関係に過去のヤミーヤミー中華がなんちゃらと、一応しっかり裏で起きている出来事に迫っていく感じにはなっているけれど、一歩間違えたらWho are you gonna call？的な流れになりそうな、やっぱり軽いノリのドタバタコメディでなかなか面白かった。

A24の知られざる映画たち､にて観賞。

A24らしくない､ストレートな80s型ホラーコメディで､普通に面白い♪

幽霊と話せて幽霊と共存が普通の設定が面白く､

ザジー・ビーツが､スケバンみたいな不良店員を熱演､ハマり役､カッコイイです♪

82分という短い尺も80sを意識してるのでは。

評価は少しだけ甘め､

3.5じゃ低すぎるので､少し甘め4つ星。

78点ぐらいかな…？

たぶん､幅広い層が楽しめると思います。