「どうにも中途半端」ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ cysteineさんの映画レビュー(感想・評価)
どうにも中途半端
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ゲームが原作だという話だけは知ってて、その内容は知らずに鑑賞
ホラーとしてなら……パンチが弱い。
雰囲気で怖がらせるタイプの作品ではなく、ジャンプスケアでビックリさせるタイプの作品だけど、
脅かすシーンでは悉く事前に前振り(後ろを通る影とか)があるので、だいたい予想がつくのでそんなに驚かない
しかもゴーストと分かったうえで仲良くなるところを描いてるから、得体のしれない恐ろしさとかそういう要素が皆無という難点。
ミステリーやサスペンスとしてなら……伏線未回収
結局のところ、弟はどうなった?
飛行機のおもちゃや本人・娘のセリフからして、誘拐・殺害したのはラスボスなんだろうけど、動いてたマシーンの「中の人」の中には弟いなかったんでしょ?
だからこそエンドロールの「ボクヲサガシテ」なのかもしれないけど、だとすれば殺されたけど現世には残らなかった、という可能性もなく、原作や続編でその辺やるよ、という感じであろうってのが透けて見える作りすぎてマイナス。
単体の映画としてちゃんと完成するように作りなよ。
弟がどうなったのかを最後までにちゃんと描かないなら、弟の誘拐そのものをストーリーに組み込む意味がないじゃない。
ていうかラスボスパパさん……本人もとうに死んでて、子供たち同様に霊体がマシーンに宿ってるのかと思ったら、普通に生きてて着ぐるみだったんかーい! なんでテイザー銃通じないのよ!? むしろ生身の方が効くだろ!?
まぁ、次回作あれば次こそ本物の霊体化するんだろうけどね……
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