「もはやみんな不気味」ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ natsukiさんの映画レビュー(感想・評価)
もはやみんな不気味
原作のゲームはやったことないけど、よく実況をYouTubeで観てたので、楽しみにして鑑賞。
映画はオリジナルストーリーってことでいいんだろうか?
思っていたテイストとちょっと違ってびっくりした!
遊び心を配したTHEホラーをイメージしてたけど、どっちかと言うと精神世界的な要素と過去の事件のミステリーにホラー要素がのっかった感じ。
それはそれで意表をつかれて面白かったかど、もっとフレディーたちの怖さや暴れっぷりを堪能したかったというのが本音かも。
ジョシュ・ハッチャーソンが好きなので、彼の、過去に囚われた兄役を見れて楽しかった。
なんとも言えない冴えなさと深い闇抱えてそうな感じが塩梅よい。
あと、人間サイドもみんな不気味に見えてくる不思議。
妹も可愛らしいけれど、ちょっと普通に怖い…。
(外見がエスターの子役に似てたからかな…)
あまりにもすんなり受け入れて遊び出すし、叔母さんの倒れている足を見ても何の疑問も抱かないし(てか叔母さんは死んだの?)、最後も会いに行くとか言うし、、。
あの女性警官もずっと何か変な感じだなぁと思ってたらまさかの殺人鬼の娘…!!
「私は役に立てないから一緒に行けない」とか言ってたけど、今まで野放しにしてきたあんたは問答無用で行け!と思ってしまったし、最後病院で主人公が寄り添ってたけど、普通に殺人の隠蔽工作で結構な有罪にならない?恐怖でコントロールされていたとは言え。
あと途中の砦をつくるくだりね。何を見せられてるんだ?と笑ってしまった笑
ウサギのおっちゃんも、登場人物少ないし、最初から変だったので正体は容易に想像できる。
こういうストーリーにするなら、黄色いウサギの殺人鬼をもう少し掘り下げたらもっと怖さは増したと思う。
あと最後、フレディーズに捉えられた子どもたちはまだあそこにいる、といった感じで終わっていたけど、警察導入してあの機械から子どもたちの遺体を解放してあげなよ…と思ってしまった…。
それだけで彼らの魂が救われるかわかんないけど、でも普通そうするでしょ。あのままは可哀想すぎるよ。。
子どもたちが不気味なのはとても良かったけど、設定が設定な故、フレディーたちを純粋に“恐怖”の存在として消化出来なくて、それも個人的には一つの残念ポイント。
お店の雰囲気や作りは最高によかった!!