「不法移民のシビアな生活を描き見応え、しかし一方で…」ニューヨーク・オールド・アパートメント mamiさんの映画レビュー(感想・評価)
不法移民のシビアな生活を描き見応え、しかし一方で…
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ポップなポスターとはかけ離れた大国🇺🇸の小さな部屋で「透明人間」かのように暮らす不法移民親子の小さな暮らし…差別、貧困、強制送還への不安等をシビアに、しかし優しく描いて見応えがあった。終わり方も良い。一方で憧れの女性クリスティンの顛末は辛すぎた…
わりと絶賛の声が多いんだけど、わたしはクリスティンのような女性が「配置」されるのはあまり好きではないな…「少年二人にとっては」憧れで美しい金髪でスタイルも良くてセクシーな女性として存在、しかし最後はあんなことに。でもその後どうなったんだろう?登場させた限りはしっかり描いて欲しかった。
売春なんていう辛いことをしていた彼女に、さらに少年二人とセックスさせる意味もわからない。彼女はなんなの?女性として搾取されすぎてる感じが否めなくてつらい。「思い出の青春の1ページ」みたいにクスクスうれしそうにセックスしてたけど、彼女は?彼らに身体を捧げる必要あった?少年視点では素敵なお話でも、クリスティン視点で観るとあまりに酷く、つらすぎる顛末で、その後の彼女がずっと気になってしまう…
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