劇場公開日 2024年2月2日

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罪と悪のレビュー・感想・評価

全77件中、21~40件目を表示

3.5ミスティック

2025年9月25日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

同級生の友だちを襲った変質者を殺した三人、一人が罪を被り、あとの二人は逃れる。
二十年後、刑事、新興ヤクザのボス、農家となっていたが、同じような殺人事件が起きる。
ロケ地をよく知っているため、とても楽しめた。

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いやよセブン

4.0面白さと矛盾と

2025年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

2024年の作品
脚本がオリジナルとなっている。
さて、
この作品の中にある「問題」
そのいくつか、または全部が解決されないと解する事もできる。
最後の夏祭りのシーン
3人はこの場所で会う約束をしたのだろう。
しかしその直前に、直哉の自殺を、春と晃は考え抜いて答えを出した。
直哉の引きこもりは、高校卒業後に始まったようだが、その理由を一番理解すべきはずの朔
この伏線は良かった。
最も謎めきつつ自然で、朔の策略を感じる。
二人の父は、なんとなくでも直哉の引きこもってしまった理由を知っていたのだろう。
だから、当時の同級生たちに対して非常に用心深くなっている。
ここにも伏線が貼られていた。
そして何よりも、事件の渦中にいたものだからこそわかることがあるのだろう。
それを警察の捜査と対照的に描いているのもなかなか良くできていた。
引きこもりになった直哉だが、実際には朔に監禁状態にさせられていたと考えることができる。
窓から晃に手を振るが、朔と目があった途端、窓から離れた。
警察官となった晃の違和感
そして、
「何故、小林少年が正樹と同じ格好で死んでいたのか?」
この出来事は当時の事件を蘇らせ、晃の心を激しく揺さぶった。
罪悪感
直哉が20年間感じ続けていたそれは、全く別の事件を引き起こした。
さて、
プロットとして、ここが非常に悩ましく感じられる。
引きこもりの直哉が、春と白山会人の揉め事を知っても、小林にたどり着くことも、発見して殺害することも難しい。
直哉が朔によって幽閉状態にあったなら、直哉は朔を殺して同じように川に遺棄するほうが容易い。
朔に対し、そんな事はできないと考える場合、そもそも赤の他人である小林少年を殺害することなど不可能だ。
そして正樹の財布
これは明らかに「メッセージ」だ。
しかし、それがメッセージだとわかるためには、春と晃はもう一つ山を超える必要があった。
作中描かれないそれこそ、この物語の隠し扉。
そして、問題の一つの白山会との揉め事は、まるで消えたかのように本筋から離れてしまう。
これは「良し」だ。
春にとっての最大の問題は、佐藤や警察、白山会よりも「正樹の事件」だった。
当時心の底から信じていた仲間
しかし、誰にも言えなかった「出来事」によって、正樹と朔は激しく対立した。
そしてそこにあるもう一つの悩ましさ
それは、あの「おんさん」と言う人物の正体だった。
少年たちの会話は聞き取りにくく、焦点を絞られているにも関わらず「おんさん」については非常に曖昧だ。
あの小屋はおんさんの家であるが、正樹の自宅だと思ってしまう。
この点は明確にすべき場所で、脚本と映像に注文を入れたくなる。
さて、、
おんさんの小屋で発見した正樹のスパイク
これは間違いなく「朔」がした偽証。
朔の一撃は正樹のための一撃ではなく、復習のための一撃。
そしてこの場所に直哉はいなかった。
直哉は、誤って死んでしまった正樹の遺体を川に捨てた手伝いをさせられ、アバンタイトルのサッカーの試合でも正樹の姿はよくわからない。
背番号10の春と、3の晃 この二人の印象しかない。
「俺達は正義だったのか?」
この春の問いかけは、春自身の人生を棒に振ってまで助けようと思った仲間の、純粋な思いと対等だったのかと言う疑問を生じさせた。
その結果が、あの夏祭りのあと 仕組んだ交通事故として落とし前をつけられた。
この落とし前のことまでは、晃は感知できなかった。
ここが春との違い。
そして、正樹の事件と財布の謎が解き明かされた。
当時晃は、正樹の忘れ物の財布を直哉に頼んだ。
直哉は正樹にそれを届けに行く途中、朔の前で横たわる正樹を見た。
その財布は20年経ってようやく「メッセージ」となった。
なかなか良くできた物語だったが、やはり、直哉が小林少年を殺すという設定には無理があったように思う。
それをセリフという言葉でやり過ごしたが、現実味がなかった。
そこだけが惜しかった。

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R41

2.5ちょっと残念

2025年9月23日
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鑑賞方法:VOD

台詞が浮いてるって言うのか、
やろうとしてる事に脚本が付いていけてないのか、
重く切ない物語なのに薄っぺらく感じてしまった。

子どもパートは演技がちょっと残念に感じて
大人パートを期待しながら観てたら、何も解決しないまま
エンディングを迎えてしまった。

ミスティックリバー、スリーパーズ、
俺たち遠くまで来てしまった感はチングなんかも
想起させるけど、それらに比べると見劣りしてしまう。

半グレ?の高良健吾さんなんか周りの演技がちょっと
付いていけてない気がして浮いてたし、
暴力シーンも韓国映画なんかに比べてショボく
犯人は誰かの件も特にフリがなく
お前らの想像でしかないと言われればその通りであった。

なんと言うか、全体の感想としては、
やりたい事があって、脚本があって、やりたい事に向かってやってるのに、それが伝わらない感じは
映画って本当に難しいんだな。と思いました。

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奥嶋ひろまさ

3.5イーストウッド監督作「ミスティック・リバー」が下地になっていると思う。

2025年9月23日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

名作「ミスティック・リバー」2003年との類似点が多い。
11歳の時に異常者に悪戯されたデイブ(ティム・ロビンス)は、
未だに過去を引きずって塞ぎがちな男。
親友の3人(ジミー&ショーン&デイブ)が25年振りに再会する。
ジミー(ショーン・ペン)は元ヤクザ者の雑貨屋。
ショーン(ケビン・ベーコン)は刑事になっている。
ストーリーは少し変更されているが、3人が再会したことで、
事件が起こり、町は不穏な空気に包まれ、
3人は疑心暗鬼になって行く。
そして取り返しのつかない悲劇がまた起こる。

少年犯罪の被害者は過去を忘れることは決してなくて、
不幸な人生を送ってしまう。
日本版の「罪と罰」もまた、過去を引きずる男たち。
13歳の時、友達を悪戯した浮浪者を殺して焼いてしまった
春(高良健吾)
晃(大東駿輔)
朔(石田卓也)
春が一人で罪を被り今は更生して建設業で町の顔役になっている。
22年後に刑事になった晃が帰ってくる。
そんな時、また22年前と同じような少年殺害事件が起こる。
そして春は疑われた、晃は真相を突き止める側になっている。

この映画は、真相が「多分こうだろう?」と分かるのは、
ラストもラストの最後のシーン。
それだって、「そんなのはみんな、お前らの偶然と想像の話だ!!」
との一人の仲間の言葉で終わる。
真相は藪の中。
少年期の体験がその後の人生に与える影響。
その点でも興味深い映画である。

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琥珀糖

3.5全体的に良かった

2025年9月23日
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最後の方は驚いた❗️

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alreo還暦オヤジ

0.5なんだろ…

2025年9月23日
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田舎の子供の薄っぺらい映画って感じでした。
何もない地域で悪さをした田舎の子供達がヤクザの真似ごとをしてるって感じ。
子供の映画かな?
ストーリーが酷過ぎて映画館で見なくてよかったです。

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あち

1.0話あっちこっち行って、最後胸糞で、はあ?

2025年9月23日
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カワイイ

高良健吾のビジュアルと演技を楽しむ映画ですね。それは以外は価値もない。

まず、子役の部分を見せすぎよ。あそこまで全部見せ切ったら、中弛みするんよね。あくまで本編にちょこっと付けるだけでいいのに。二つのストーリーを見せられた感じで、ダルダル。

しかも、子役と大人役のビジュアルがあんまり似ていないんよね。だから誰が誰になったのかがよくわからん。まあ、高良健吾の若かりし子を探してくるのは難しいだろうけど、もうちょっと似たやつ探す努力くらいしようぜ。

ほんで、話があっちこっち行きすぎ。暴力団の抗争の話かと思えば、刑事の汚職の話になったり、友情の話になったと思ったら、男児レイプの話とか胸糞展開。いっぱい詰めたら面白くなるんじゃないって発想?だとしたら、当てが外れている。もう、わけわかめ。

刑事の太っちょがいる意味は?あんな不摂生の刑事っているの?犯人捕まえられないじゃん。

最後、高良健吾が死ぬんかと思ったら、別人だし。なんかめちゃくちゃ。ってか、小さい村で人が死にすぎ。ってか、あんな村に暴力団なんかおらんて。全然稼げんやろがw

とにかく駄作オブ駄作。高良健吾のビジュと演技を楽しむだけの映画。監督と脚本は一から学び直してから仕事を再開してください。演者さんに失礼。

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Koji

3.0高良健吾好き、かなり好き!

2025年9月22日
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悲しい

ドキドキ

ですが、内容はぼちぼちでした。

また川で死体が…までめちゃくちゃワクワクしましたが地元のヤクザが絡んで揉めだしたあたりから話が散らかりだしてムム!?となって最後はやっぱり回収されなかった(笑)

物語の芯である川で死体が〜霞むから高良健吾とヤクザの話を掘り下げるのは違うんだけど、どう決着をつけようとしたか凄く気になりました。

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DPZ

4.5面白かった!

2025年9月21日
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少年時代が特に良かった。

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てけ

3.5夢だったら

2025年9月21日
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今の現実は、
あの時、あの一瞬で全てが変わってしまった、
あの皆ではしゃいだ、中学生の時のまま…。
皆、ここまでの最悪な状況までは無くとも、
そう思える時があるのでは。

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上みちる

3.5小さな町でサッカーに夢中になっていた幼なじみ5人、正樹、春、晃、双...

2025年9月21日
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小さな町でサッカーに夢中になっていた幼なじみ5人、正樹、春、晃、双子の朔と直哉の物語から始まる。
ごく普通の少年たち。殺人に関わるような子どもではなかったはずなのに…。

そんな彼らの青春は、中学生時代に起きた悲劇によって大きく狂い始める。正樹が何者かに殺され、その遺体が橋の下で発見されたのだ。
「あんなことがなければ…」
ここにこの作品の重要な始点がある。

それから22年後。
町で新たな殺人事件が発生し、再び幼なじみ4人の運命が交錯する。刑事となった者、建設会社を経営する者、農業を継ぐ者、そして引きこもりになった者。彼らは事件を追う中で、少年時代から背負ってきた“罪”と“悪”の真相に直面していく。

特に高良健吾演じる春は、建設会社経営者でありながら本物のヤクザと渡り合う存在感。重厚な人間模様と予想を裏切るエンディングが見事に絡み合い、見応えのあるサスペンスドラマとなっていた。

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ホンマサ

0.5演技も酷い、ストーリーも下

2025年9月20日
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映画館じゃなくて良かった。
高良健吾も大東俊介も演技力が…こんなんだったっけ?

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inspire

2.0あーなるほどね(なにもわかっていない)

2025年5月15日
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悲しい

怖い

ドキドキ

2024年公開作品

U-NEXTで鑑賞

監督と脚本は『草の響き』『ずっと独身でいるつもり?』『笑いのカイブツ』で助監督を務めた齊藤勇起

粗筋
仲の良いクラスメート木田正樹が川で遺体として発見された
犯人だと疑った仲間の中学生3人は河川敷に住む中年男性を殺してしまった
一人罪を被った阪本春は少年院に
春は出所し半グレのリーダーに
春の仲間だった晃は刑事に
春と晃の仲間だった朔は農家を継いだ
そんなある日に同じ川の同じ場所で小林という少年の遺体が発見された
遺留品にはなぜかまさかの財布があった

ロケ地は福井

期待外れ

脚本にも演出にもかなり問題があり
でもなぜか最後まで見入った
真相を期待したのに

ヤクザが殺されているのにもう1人のヤクザがボーと眺めているのってやっぱり変だよね
時代劇の殺陣みたいなものかな

高良健吾はこのくらいのワルがよく似合う
かっこいい

実績豊富な脚本家にしっかり書いてもらって映画監督再チャレンジしてみてはどうか

配役
半グレのリーダーの阪本春に高良健吾
父親から暴力を受ける中学時代の春に坂元愛登
刑事の吉田晃に大東駿介
刑事の父を持つ中学時代の晃に田代輝
農家の朝倉朔に石田卓也
父兄と一緒に暮らす中学時代の朔に柴崎楓雅
殺された同級生の木田正樹に石澤柊斗
朔の双子の兄の朝倉直哉に坂口辰平
直哉の中学時代に深澤幸也
朔の父に久保耐吉
春の父の阪本隆に朝香賢徹
隆の恋人にしゅはまはるみ
刑事の晃の父に蔵原健
晃の母に志水季里子
晃の姉の少女期に成瀬亜未
晃の妹の少女期に下田美莉愛
刑事に勝矢
刑事に齋賀正和
刑事に大迫一平
刑事に安部賢一
刑事に中野英樹
河川敷の掘立て小屋に住む「おんさん」に大槻ヒロユキ
春の右腕の武健太郎に市川知宏
健太郎の右腕で春の手下の川畑に若林拓也
健太郎の元に来る少年の鈴木に奥野壮
健太郎の元に来る少年の小林大和に本田旬
小林の母に桝田幸希
春の店で働く少年に工藤孝生
春の部下で工事会社の社長に佐藤五郎
春の部下に仁也
清水組の組長に村上淳
清水は手下の村田に成田瑛基
白山會の会長の笠原に佐藤浩市
刑事の佐藤邦治に椎名桔平
春の妻に守屋茜
春の娘に朝日湖子
春の息子に林佑城
教師の谷中に三納みなみ
トイレから出てくる女に上のしおり
キャバクラのホステスに逢坂由委子

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野川新栄

4.0中堅男優たちの存在感と演技を楽しむ

2025年5月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

大東駿介さん見たさに選んだ。
陰りがいい。
テレビドラマ『嗤う淑女』の刑事役はとにかくセクシーで驚いたが、同じ刑事役なのに「罪と悪」はボロボロに陰っていて味わいのある演技だった。

高良健吾さん石田卓也さん市川知宏さんの存在感に、作品として演技を楽しんだが、
哀しくもやりきれない負の連鎖とその落とし前に、
まるで肩に石でも置かれたように体を支えられないような虚脱感に襲われる。

人には宿命と運命があり、宿命は変えられないが運命は変えられると諭す。
(僕が手相鑑定士の時はよくそう言いました。
「運命は自分で変えられる」と。)
でも、どう運命を変えれば晴天が見られるか、
そもそも晴天がなんなのか、
分からずに宿命から逃れられないことも、あるから。

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なかじwithみゆ

3.5日本版「ミスティック・リバー」

2024年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

20年前に友達が殺された。
川辺に捨てられていた。
その原因は町外れに住む1人の変質者。
その浮浪者は少年を餌食していた。
オリジナル脚本だそうですが、クリント・イーストウッド監督の
「ミスティック・リバー」そっくりではありませんか?

5人の仲良し少年の、春、晃、朔と弟の直也そして正樹。
その中の正樹が殺された。
そしてその原因を作った浮浪者の家へ行った4人は、
浮浪者を殺してしまう。
そして「俺に任せろ!!」
そう言った春は男を家ごと放火して焼いてしまう。
これが発端。
《20年後》
春(高良健吾)は多分、殺人の罪で少年院に行き、
今では更生して町の青年実業家としてちょっとは顔を利かせている。
彼の後ろ盾の刑事・佐藤(椎名桔平)がいて、春は彼の内通者の
スパイらしい。
そこへ20年ぶりに晃(大東駿介)が刑事として町に戻ってくる。
晃は春に「済まない、申し訳ない」と、
ずうっと思っていた。
朔は農家を継ぎ弟の直也は高校に入ってから引きこもっている。
3人は再び接点を持ち始める。
春の息のかかった少年が、正樹と同じ場所・・・川辺で他殺体で
発見される。
そして、遂に明らかになる20年前の殺人事件の真相。
それは意外なものだった。
真犯人は、正樹を殺したのは朔(?、本人は否定)
動機は浮浪者に弄ばれた事実を秘密にしたい正樹と口論になったのだ。
そしてもつれ合ううちに正樹は死んだ。
その事件と20年後の少年殺人事件との接点が薄い。
20年前に正樹が持っていた財布。
それを20年後に殺された少年が所持していた?

そして朔の引きこもりの弟・直也の自殺体が晃に発見される。

「ミスティック・リバー」の出来損ない・・・ですね。
演じた役者は一流。
佐藤浩市まで特別出演。
高良健吾はヤクザとも実業家とも見える不思議な役作り。
ショーン・ペンの役が高良健吾。
刑事のケビン・ベーコンが大東駿介。
殺された正樹はティム・ロビンスの役か?
朔(石田卓也)でしょうかね。

なんか感動するというより、消化不良でした。

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琥珀糖

3.5高良健吾の舞台の上での目線は鋭かった

2024年9月9日
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鑑賞方法:映画館

フォーラム仙台での舞台挨拶付の上映を見てまいりました。
最初の回のチケットは取れず、追加となった2回目の舞台挨拶を見てきた。
ここで満席で映画を見たのは初めてでした。

生の高良健吾は今まで見てきたイメージのまんまだった。
本作の役は、まほろ駅前の星くんのイメージです。
ポスターの写真からも、そんな感じがしてましたけど。
南極料理人や横道世之介のひょうきんな演技も好きなんですけどね。
今回はピリピリした雰囲気の得体の知れない怖さを感じる役でした。
映画の作り的には大東駿介が主役という感じもした。。

春(高良健吾)の子供時代の役者さんを見た事あるなーと思っていたら、クドカンのドラマ(不適切〜)に出ている少年だった。
このドラマには昨年映画館で見てお気に入りの女優さんである河合優実も出てたし、良い役者さんはこうやってテレビでも売れていくんですね。
(佐藤緋美も別のドラマに出てた)

映画を見る前に舞台挨拶があって、いろいろ話を聞いた。
その話から、罪と悪を考えさせられるような少し哲学的な話を想像してしまっていた。
そんな話ではなくシリアスな普通のドラマでした。
幼少期の犯罪、大人になったからのその過去とのしがらみ。
見た事があるっちゃあるような話かな。

映画の雰囲気、役者さんの演技、演出は良かったと思う。
あのラストの謎解きと展開はヒネリ過ぎだと私は感じた。
同じ場所、財布とか、いろんな要素を詰め込みすぎたんじゃないかな。
ヤクザとの幕引きのシナリオも分からないままだったし。。
春が謎に凄い組織を作り上げてるのも不思議に感じた。
もう少しシンプルにして、罪と悪をじっくり考えられるような展開でも良かったんじゃないかな。

高良健吾の舞台の上での目線は鋭かった。
通路側に座っていたので私の50cm脇を通って行きました。

そういえば、舞台挨拶が終わると映画を見ずに出ていく人達が7~8人いた。
ほとんどが女性。
あれは何だったんでしょう?

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はりー・ばーんず

3.0結局あの街は…

2024年7月13日
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面白かったけど

細々した伏線が回収仕切れてないのがちょっと気になる

結局あの町は何も変わらないって事なのか?

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龍神

3.5色々詰め込み過ぎて最後は駆け足。

2024年4月4日
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鑑賞方法:映画館

罪は自分が罪と思わない限り罪じゃない、ってこの胸くそ悪い台詞が一番の核になっている。受け入れるのか。逃げるのか。誰かのせいにするのか。この重要な言葉をあえてモブに言わせたところは上手いと思った。

中学生の時に犯した重罪の呪縛に苦しみながら大人になった3人。再び起こるある少年の死をきっかけに20年の時が動き出す。現在と過去を行き来しながら途中までは面白かったけど、終盤がとっ散らかってしまった。結局そんな終わり方なん?それでいいの?ってかなんでその発想に辿り着いたん?遺品ひとつで?

春が絡む裏社会のエピソードがメインになってて、枝分かれの話がいっぱいある。でも、そこじゃないんよ。もっと立場の違う2人が事件の背景に迫っていく感じが見たかったのに。一番見たかったところがすっ飛ばされた気がしてモヤモヤしてしまった。

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はるたろう

3.5どいつもこいつも悪いやつばかり

2024年3月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

13歳の正樹が誰かに殺され、遺体が川で発見された。正樹の同級生である春、晃、双子の朔と直哉は、正樹が度々家に遊びに行っていたおんさんが犯人に違いないと考え、家に行きおんさんを殺してしまった。そして、春がおんさんの家に火を放ち、2人を逃して1人で罪を負った。それから22年後、刑事になった晃が町に帰ってきた。久々に会った朔は引きこもりになった直哉の面倒をみながら実家の農業を継いでいた。そんな時、かつての正樹の事件と同じように、川で少年の遺体が発見された。捜査資料を見た晃は、所持品が22年前の正樹の物だと言い、2つの事件に関連性が有ると推理した。さてどうなる、という話。

なかなか面白かった。
しかし、どいつもこいつも悪い奴らばっかりだなぁ、と観てた。
大人も子供をレイプしたりDVしたりでろくなやつが居ない。
1人で罪を負った春がカッコいいな、と思った。

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りあの

4.0ノアールだけじゃないてんこ盛りを

2024年3月2日
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タイトルからもポスターからもノアールだと思って観に行った。見始めると,どこにでもいるような少年たちが出てきて、友情あり、貧困問題ありのてんこ盛りな展開。
彼らは、1人は亡くなり,3人は大きな罪を背負ってしまう。その子供たちが大人になった姿が,なるほどなという納得感だった。変に成長物語ではなく,閉じ込めた記憶がそれぞれにどう影響したのかを想像させられるのだ。
主人公の彼は貧困の中で虐待されて育ち,でも仲間思いの優しさと強さを持っていた。大人になって半グレながらも若者を守りリーダーシップを発揮しつつ、冷徹さも見せる。でも根底には仲間のために罪を被っても恩も売らずに優しさがあると思う。その点で,最後の終わり方はちょっと残念な気がした。
脇を固めるベテラン陣がさすがです。初監督作品にこれだけの顔が揃うのはすごいと思った。村上淳が好きなのでラッキーだった。

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