罪と悪のレビュー・感想・評価
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犯人?はすぐに分かるけど
とても映画らしい映画でした。
高良健吾も大東俊介も石田卓也もカッコいい。
監督のオリジナル脚本との事。ストーリーも面白く、最後まで魅入ってしまった。
田舎の風景や、逆光演出など、男くさく。かっこいい。
田舎の中学生の淡い青春時代の雰囲気も、その後のヤクザの雰囲気もどちらも良かったです。
唯一いえば、オープニングの10分ぐらいで、真犯人?が分かってしまう分かりやすさがちょっと微妙。ヒントが多すぎた。
ただ、動機や犯行手順?は最後まで分からないので、最後まで楽しめます。
何だか
俳優さんも設定も展開も良いのに、何だか残念でした。最後の衝撃が回収されないし、春が「みんなが納得できる様にします。」と言った決着はどうなったの?だし、尻切れトンボな感じでした。
一人の男が大人になることを受け入れる物語
この物語は、主人公の春が、子ども時代に築いた人間関係の価値観を乗り越えて成長し、大人になっていく話だと思った。
主人公の春は、荒れた家庭のため家に居場所がない。そのため、友と過ごす何でもない時間が、かけがえのない大切なものだった。そして、自分が心の寄る辺としていた友を守るため、自分の人生をふいにしてでも殺人の罪を被る決断をする。しかし、その行動は、助けたはずの友人達に消えない罪悪感を刻む事になった。
大人になった春が、マイルドヤンキーのボスとして行き場のない若者を集めて事業を起こしているのは、環境としてそうせざるを得ない(晃の父親が根回しした?)というのもあったかもしれないけど、かつての自分のような若者に居場所を作っていると解釈をすると、春というキャラクターの純粋さがどんどん好きになった。
本当はラストシーンのように、何の引け目や負い目もなく、ただ友達だから一緒にいるという子ども時代のような関係をいつまでも続けたかったが、第二の殺人と第一の殺人の真実を経て、抱いていた憧れと決別する選択をする。
わかりやすく描けれていないけど、ヤクザと本格的にコトを構える動きになってたのも、マイルドヤンキー(現実を受け入れない半端な状態)から本物の極道(現実)になっていくのもそういう意味だったのだろうか。
しかし、元を辿れば、変な噂がたったら社会的に生きていけなくなるような村社会が全ての元凶なわけだけど(ホームレス(?)を放置しておく無関心もそう)、その割を食うのが子どもたちっていうのは本当に胸糞悪かった。
痛覚を遮断せよ
ノワール感ありだが、個人的感想として 芝居が噛み合っていないような気が【あくまで個人的感想】
公開封切り週 土曜日とはいえ レイトショー
2日前に 将軍席💺 確保したが
わざわざ 土曜日テレビとかゴールデンタイム放棄して 本作観にくる強者たち
武田信玄、上杉謙信、伊達政宗 レベルの 野郎ども 9人が 劇場に集結【将軍大将席は 全体が見えるのだ❗️】
一癖も二癖もある 単身野郎どもの 「お主もツウよの〜」と 敵ながらあっぱれ❗️【誰が敵やねん・・】
の 漢の熱気 に 俺もライバルに負けじと 本作に取り組んだぞ❗️【誰に宣言してんねん というのは言わないお約束】
俺なんか 気合い 入りまくって 事前に 有料パンフ🈶2回精読してたがな❗️
だから 本作始まった時点で ほぼ骨格部分は理解してたがな【バカです。】
有料パンフ🈶は事後的に見ましょう 本作パンフは ホームページと被る部分もあるが
制作意図とか オリジナル部分が殆どで 合格点。爽快な 悪に徹した描写期待した 鈴木亮平の狐狼の血レベル2みたいな
あっ 最後に記述の思い出した作品❗️ 堤真一 石田ゆり子の【望み】だ❗️それと同じくらい 人により感想は異なるかも作品と感じました。
しかし 期待した 作品自体が イマイチ 役者の芝居が噛み合わず インパクトがイマイチ 間延び感
【私が事前に 有料パンフ🈶 ホームページ 全て制覇してなくても 同じ感想カモ🦆ね・・】
椎名桔平【海鮮の麺🍲みたいの美味そう】佐藤浩市、村上淳のベテラン勢は全員 さすがの貫禄❗️
しかし 芝居が上手いはずの 高良健吾さんが イマイチ乗ってない 線が細い
あと 石田さんと大東さんは・・皆さんの判断にお任せします。
たぶん 子役の20年前 の描き方 ストーリーが イマイチ 俺的に飲み込めず 咀嚼できなかった。
有料パンフ🈶の最後のレビューで 主張したいことは 氷解します 是非購入して
逆にいうと それ見ないと 何言ってんだかわからないカモ🦆です。【これ以上は書きません】
【ミスティック・リバーですか❓なるほど🧐】
福井県が全面協力 なんだか緑と都会で イイとこだよね【作中は 地域特定無し 標準語】
ミステリ❓サスペンス❓ノワール❓ 皆さんが映画館で見極めて・・人により星は🌟違うと思う。
ただ 俺的には よくわからない 少年の関係 悪と警察の関係性だった モヤモヤ😶🌫️😶🌫️😶🌫️
結局のところ 椎名桔平の 海鮮そば🍲美味そう 喫茶店メシよくわからないけど美味そう
今どき レスカ❓ですかぁ
逃走者追いすぎ あと 皆んな 早急に焦らず 冷静に行動しような の4点だけ印象に残った。
問題作であるし 皆さん是非見て 違和感感じて・・
なんだか 随分前の作品思い出した タイトルは・・・
少年時代の罪と悪が大人になってもつきまとう、主演級俳優3名の迸る演技を堪能!
それが描いたもの?
未整理な印象
俳優陣の実力と存在感で、かなり見応えはあったものの。
やりたいことが多すぎて未整理だったような。
一応、作中で起きている複数の事象が相互に絡んでいるので、要素を削ぎ落すのは難しいのはわかりますが……
軸を貫くはずの22年前の殺人事件の真相が、かなり無理のある推測と想像で成り立つもので、今一つすっきりせず。
そしてあちこち遺した課題は解決しないまま。
特に春の警察上司と、晃のヤクザ相手の街の在り方については、決意表明だけで手つかずのまま終了。
テレビシリーズ総集編を、エピソードごとのボリュームを間違えて編集し、「続く」としちゃったような、尻切れトンボな印象に。
かわらない街と景色。
何時もつるむ中学生4人組、春(高良健吾)、晃(大東俊介)、朔(石田卓也)、正樹の4人、そんなある日、正樹の死体が橋の下で捨てられてるから始まる話。
正樹が度々遊びに行ってた家の老人「おんさん」が犯人ではないかと、おんさん宅に行った春、晃、朔、その家から正樹の「血のついたスパイク」が見つかり…おんさんと揉み合う3人、朔がスコップを手に取りおんさんを殴り殺してしまう、その罪を代わりに被った春と、その場から逃げた晃と朔のストーリー。
「20年後に起こった事件、小林少年の遺体が正樹が捨てられてた場所と同じ場所に…」
最初から最後まで話に引き込まれた!
20年後再会した晃と朔の、「あの時の事で、ぎこちない感じと、あの時の事には触れてはいけない様な当り障りのない感じ」が妙に印象的で。
高良健吾さん演じる春が貫禄あり、街のちょい悪の若者を上手く束ねてる感じもハマリ役。私的には高良健吾さんの作品色々観てきたけど本作一番ハマリ役で好きかも。
謎めいて進むストーリーといい作品雰囲気も良く何か良かったね!ちょっと悲しいストーリーではあったけど良かった。
とりあえず本作観る前に思ったのはキャスティングが全員シビ~!って感じ!高良健吾さんもいいけど大東俊介さん好きなんだよな~
椎名桔平さん演じた悪い刑事も魅力的だった。
ただ一つ分からなかったのが「小林少年の殺害」、正樹と同じ場所へ捨てた=おんさんではなく他に犯人がいると周りに知らせる為の犯人からのメッセージってのは理解したけど、小林少年を殺したのは結局、朔?直哉?で小林少年と朔、直哉との関係性だけは理解出来なかった。通り魔的?佐藤刑事からの依頼?
大義があれば犯罪は赦されるか?
罪をしても悪と思わなければ、
大義があれば犯罪者として生きる必要がない。
少年時代に起こした友達との罪を背負って三人三様で生きて行く。
そしてその罪の真犯人か誰か?
真実はどうだったのか?
性被害はあったのか?
親子二代に亘る刑事が事件に関わるのに、
真実に近づくが、真実を挙証するエビデンスなしに、事件を丸めてしまった。
如何に大義があろうと、年少者の罪であろうと、傷害事故は、心のトラウマは永遠に消えることはないと思う。
最後の暴挙の事故は、その因果を今度こそ、
刑事として白日に晃かにして欲しいものだ。
(*^_^*)
罪と悪
幼なじみの少年が背負った罪と、
22年後に起きた新たな殺人事件の行方を描いたノワールミステリー。
本作が長編デビューとなる齊藤勇起監督のオリジナル脚本作品で、
高良健吾、大東駿介、石田卓也ら実力派キャストが共演した。
13歳の正樹が何者かに殺された。
遺体は橋の下に捨てられており、小さな町はあらぬ噂で持ちきりになる。
正樹の同級生である春、晃、双子の朔と直哉は、
正樹が度々家に遊びに行っていた老人「おんさん」が犯人に違いないと考え、家に押しかけて揉み合いの末に1人がおんさんを殺してしまう。
そして、おんさんの家に火を放ち、事件は幕を閉じた。
それから22年後、刑事になった晃が父の死をきっかけに町に帰ってくる。
久々に会った朔は引きこもりになった直哉の面倒をみながら実家の農業を継いでいた。
やがて、かつての事件と同じように、橋の下で少年の遺体が発見される。
捜査に乗り出した晃は、建設会社を経営する春と再会。
春は不良少年たちの面倒を見ており、被害者の少年とも面識があった。
晃と朔、そして春の3人が再会したことで、
それぞれが心の奥にしまい込んでいた22年前の事件の扉が再び開き始める。
主人公・春を高良、晃を大東、朔を石田が演じ、
佐藤浩市、椎名桔平、村上淳らが脇を固める。
罪と悪
劇場公開日:2024年2月2日 115分
良く言えば王道、悪く言えば平凡な作品
ストーリーの展開や結末がややありきたりで、どこかで見たような設定を組み合わせて作ったような作風である。
終盤の展開はやや唐突であるうえ、少し消化不良のまま終わる。登場人物に説明的なセリフを言わせる場面もいくつかあり、無理をして上映時間を短縮したような印象をうける。
警察幹部が建設会社社長に勘定を押し付けるシーンや、事件の発端となった不審者が無関係ではなくしっかりと悪人だったという設定など、ところどころセンスを感じる部分もある。
監督は本作が初の長編作品ということだったので、興行的な失敗を避けるためにストーリー展開や上映時間は敢えて標準的なものにしたということだろうか。次回作ではもっと監督の特色を出した作品を観たい。
少年時代の事件もの
どのような観点で見るかで評価は分かれるが本命枠。
今年48本目(合計1,140本目/今月(2024年2月度)1本目)。
(ひとつ前の作品「VESPER ヴェスパー」、次の作品は「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」)
さて、今週は鬼滅の刃が一強ムードになりそうな予感で、それをのぞけば本命枠になりそうな本作品。主人公視点で描かれる2つの時間差のある事件を描くミステリーものという分類になるかな、というところです。
ただそのミステリーものという観点は弱く(視聴者に対してはある程度の情報は開示されるため。ただし、最後までみないとわからない点もある。なお、最初の導入部分のどうでもよさそうな描写は大半ヒント描写でダミーはほぼない)、個人的には舞台となる街の小ささから描かれる適切な法的アドバイスが得られない(法律相談などができない)状況による悪循環の論点かな…というのが見方です。
個人的にはその問題提起のタイプかなと思ったところ、そこに関しては一応それらの問題提起もされるはされるものの何らか解決策が示されているものでもないし、ちょっとここが厳しいかな…といったところです。映画内ではっきりと「街が小さい」と描かれているからです。
ただ、このような問題提起のタイプと解釈するのは一つの見方にすぎず、一般的なミステリーものと解することも可能だし、私の見方も特殊な気はします。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/この映画の述べたい趣旨がぶれてしまう(後述))
結局のところ、私は「法的なアドバイスを得られない、得られにくい小さな街で起きる連鎖的なトラブル」という観点で見たのでこうなってしまいます。この点は後述します。
(減点なし/参考/自転車のパンクと自転車屋さん)
明確には描かれていませんが、パンクした自転車を自転車屋さんにもっていって修理を頼んでも、民事留置権しか発生しません(商事留置権はともに商人である必要があるため。商法参照)。
(減点なし/参考/不法行為と飲酒行為ほか)
一時的に精神的障害を、故意か過失かで引き起こした場合はやはり不法行為の論点が発生します(713条の但し書き)。
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(減点なし/参考/この映画の述べる趣旨の「一つの」見方)
何度か書いている通り、この映画で述べられている「トラブル」にせよ、こういったものは早め早めに専門家が介入するべきものです。法律相談であれば弁護士でしょうし、福祉行政であれば市役所でしょうが、それらは一切出てきません。
ただ、日本では確かに法律相談ほかが受けられること自体が少なかった過去があるため、いわゆる法テラスが開設されたり、司法書士や行政書士が行える範囲が拡大されたりと、ある程度、法的なトラブルに巻き込まれたときの相談先は、こうした士業、あるいは福祉行政ほかにも現在はかなり拡大しています(弁護士以外は基本的にトラブルに介入することはできないが、相談する人全員が士業法を熟知しているのではないので、来た時に適切な福祉行政ないし警察、弁護士ほかに連絡する限りにおいては何も言われない)。
その論点でみると、「第一の事件」は、そもそも論で福祉行政の連携不足というそしりは免れず、「あれなければこれなし」の考え方から「第二の事件が発生する理由」も結局薄くなってしまう部分がどうしても否定できず、この点についてはある程度配慮して欲しかったです(映画によっては設定上、福祉行政にせよ行政(市役所)自体が腐っている、という「行政に頼れない」という設定になっているものもあります)。
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