罪と悪のレビュー・感想・評価
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意識
今週の新作どれ見ようかなーと思って用事を済ませた後の時間と照らし合わせたら今作のみだったので、思いつきで劇場に飛び込みました。韓国っぽいノワールかなとあらすじやポスターからは想像していました。
結構好みの作品でした。演技やら演出やらに難はありますが、全体的にどっしりと重い雰囲気が最後まで続き、子供の時の罪の意識が大人になってとも持続している陰湿さが良かったです。
中学生時代に起こしてしまった殺人、勘違いもあったし実際に怪しいおじさんがレ○プをしていた事実もあったし、いくつも要因が重なってしまった起きた殺人を大人になっても抱えていた同級生3人が再会して、あの時の事件を同じ町で思い出す…といったわりかし現代でもありえるテーマをうまく絡めたエピローグがとても濃かったです。
中学生の頃の帰り道ってあんな感じにじゃれあってたよなぁとかしみじみ思ってしまいました。
ミステリー要素は後出しなので、あぁそうなるのねという感じであっさりしていたので、田舎ならではの閉塞感だったり、声に出さない無意識の罪だったり、そっちにもっとフォーカス当たっていればなと思いました。
全編に渡って会話が不自然で、なんだか演技してるって感じの会話なので棒読みチックでむず痒くなってしまいました。下手ではないと思うんですが、なんだか個性をかき消されてしまっていたなと思って残念でした。
主演3人に椎名さん、佐藤浩市さんは抜群の存在感で今作の内容の深さをより掘り下げていってくれていたなと思いました。
中学生のメンバーは辿々しいところもありましたが、あれぞリアルって感じがしたので欠点にはなっていなかったと思います。
終盤の展開は読めてはいましたが、驚かされるところもありましたし、かつて罪を分けた3人だからこそできる会話と会話のぶつかり合いは好みでした。実際は朔が犯人で、なんとかして黙っていたけれど、結局はバレてしまう…。細い絆すらも絶たれた瞬間は中々心に来るものがありました。
ただどこからともなく買われた恨みで轢き殺される朔はなんだか可哀想だなと思いました。あの時の警備員の対応も冷静すぎてなんだか血の気が通ってないように思えました。
オリジナル作品でここまで完成度の高いものを観れたのは中々の収穫だったと思います。上辺だけ掬った感じはありましたが、それでもこういう作品は多く作っていってほしいなと思いました。監督の次回作に期待しています。
鑑賞日 2/3
鑑賞時間 17:55〜20:00
座席 I-13
それぞれの罪と悪への向き合いかた…
それぞれの生活環境がある中 悪と思うことへの向き合いかたが 違ってくる
それが少年であればなおさらだ
大人になりそれぞれの罪の向き合い方に 違いが出るのも仕方ない 罪悪感や正義感とも闘いながら友情を確認しあう
自分が、それぞれの立場ならどうなっていたのだろうか? そんなことを思う映画だった
握り拳のまま相手を抱擁する主人公
高良健吾演じる春は、握り拳のまま相手を抱擁する。手のひらを開いて相手を包み込むのではない。力を込めて自分の方へ引き寄せるのだ。そこに、春の生き方の覚悟が感じられる。
しがらみを断ち切って一度は離れた地元に戻ってきた晃や、しがらみを感じながらも身を隠すかのようにひっそりと暮らす朔に対して、春は、その地元のしがらみの中で登り詰め、生き抜いてきた。
彼自身が本当はどんなことを考えているのか、我々にははっきり示されない。ただ、警察やヤクザとも対等に渡り合いながら、後輩たちや自分の家族や友人たちを守る様子は伝わってくる。かつての彼の境遇にありながら、そうした行動をとる彼の生き様を目の当たりにする内に、我々観客は、何が正義で何が悪なのかを、問い返させられることになる。
途中、椎名桔平演じる佐藤が、「過去を暴いてどんな意味がある。誰のためになるって言うんだ」というようなことを部下の晃(大東駿介)に問うシーンがある。正確な言葉は失念したが、晃はそれに対して「これからの人たちのためだ」と答える。
自分はこの場面が、昨今の「過去に起こった問題を告発する者に対する、加害者側を擁護するかの如きネット民の論調」への答えのように受け取れて、心に響いた。
春の選択など、観る者によって賛否は様々だと思う。自分も、2度目を観ると全く違う感想を抱くかもしれない。けれど、それはこの映画がそれだけの奥行きと広がりを持っているということに他ならない。
「雑魚どもよ、大志を抱け!」に出ていたメンバー
坂元愛登や田代輝など、少年たちの演技も素晴らしかったことも付け加えておく。
そっちに進むのかぁ
2024年劇場鑑賞28本目。
中学時代の殺人事件と今の殺人事件が絡むという話。ヤクザと半グレと警察の三つ巴という話かと思ったらそう進んでいくのか、と思ったら・・・という感じでした。まぁそれはそれで見せ方次第で東野圭吾の小説みたいな感じにもできたのでしょうけど、なんかちょっと違うな、という感じでした。過去の「罪」もうやむやですし。
ただ刑事役の大東駿介と、サプライズ登場の佐藤浩市は良かったです
監督のオリジナル脚本
監督が助監督時代に、この作品の構想等を高良健吾さんに話されており、初監督作品として実現されたものだという。
監督が脚本もオリジナルで書き下ろしているだけあり、作品のテーマや演出等一貫性があり、重いテーマながら血の通った作品であったと思う。観る者が各演者を主観客観様々な角度で、各々の『罪と悪』を掘り下げながら浮き彫りにしていく工程を鑑賞後半日経っても楽しみながら余韻に浸っている。久しぶりに深く考えさせられる趣深い邦画に出逢えた。もう一度劇場で観たい作品。
故郷の川に向かいて言うことなし
『クリント・イーストウッド』の〔ミスティック・リバー(2003年)〕は
『デニス・ルヘイン』原作の映画化で且つ秀作。
本作は監督・脚本の『齊藤勇起』によるオリジナルも、
設定を含め同作からの影響や引用が散見。
中学校のサッカー部に所属する仲の良い四人組。
そのうちの一人が増水した河川敷で遺体で発見され
残された三人は郊外の廃屋に住む男を犯人と疑い押し掛けるが
そこで事件は起きる。
それからニ十年後、
うち一人は尊敬する父親に倣い刑事として町に戻り、
また一人は地元でトマト農家となり、
もう一人は少年院を出所した後、町の顔役になる。
そしてまた昔と同じように、
河川敷で青年の他殺体が発見され
三人は否応なく過去に向き合うことに。
あまり良い言い方ではないが
〔ミスティック・リバー〕の記憶が強烈なため
本作はかなり霞んで見えてしまう。
なにがしかの新機軸を打ち出せれば良かったのだが。
同じように狭い世間の話しながら、
更に小さく纏まってしまっている印象。
『春(高良健吾)』一人が罪をかぶったことにより咎を逃れた
『晃(大東駿介)』と『朔(石田卓也)』の贖罪がテーマかと思いきや
二つ目の死体が出たことで
俄然謎解きの要素が強くなる。
誰が何の為に、夫々の事件を起こしたのか。
独立事象と見えた二つの殺人は、しかし
ある証拠が出たことから一転
繋がっている疑いが出て来る。
しかし、この証拠の存在そのものが
いかにも不自然で収まりの悪いことこの上なし。
また、二つ目の殺人が
どうして可能なのかも
最後まで釈然としないまま。
本編では閉塞した狭い世間ゆえに起きた幾つもの事件であることも語られるが
これも取って付けたよう。
『春』が思い描く自分の未来と
『晃』が目指すしがらみのない世間のカタチは
単に語られるだけで、
どのように成し遂げられるかも明らかにされないことにも不満が残る。
大言だけあって、観客には提示されることはない。
そんな人間の営みとは関係なしに、
舞台となった町の中を
我関せずとばかりに滔々と川は流れる。
存在感を見せつけるように。
なんだかもったいない
設定は面白いと思いますが、いろいろ中途半端。
サクの殺人の動機も微妙。マサトは結局いつ死んだのか不明。
とりあえず春がめっちゃいい奴で、サクが最低野郎という話ですね。
どうせならもっとサクが最低でシリアスなオチだと面白かったかもしれません。
福井の小都市を舞台に展開される過去と現在の群像劇、本作がデビュー...
福井の小都市を舞台に展開される過去と現在の群像劇、本作がデビューとなる監督のオリジナルながら、芸達者揃いの配役に撮影も美術もモブシーンもしっかりできているし、ストーリーと登場人物たちも適度に幅と深みを持っており、失礼ながら想像より良かった。高良健吾が主役とされているが大東駿介とのダブル主演と言ってもいい。
しかしせっかく名のある役者も揃えた力作も、有名な原作ものでなく大資本での公開でもないわけで、例えばタイトルをもう少しキャッチーにしたり女優も絡めるなどして見てもらう工夫をしたほうが良かったかとも思った次第。
犯人?はすぐに分かるけど
とても映画らしい映画でした。
高良健吾も大東俊介も石田卓也もカッコいい。
監督のオリジナル脚本との事。ストーリーも面白く、最後まで魅入ってしまった。
田舎の風景や、逆光演出など、男くさく。かっこいい。
田舎の中学生の淡い青春時代の雰囲気も、その後のヤクザの雰囲気もどちらも良かったです。
唯一いえば、オープニングの10分ぐらいで、真犯人?が分かってしまう分かりやすさがちょっと微妙。ヒントが多すぎた。
ただ、動機や犯行手順?は最後まで分からないので、最後まで楽しめます。
何だか
俳優さんも設定も展開も良いのに、何だか残念でした。最後の衝撃が回収されないし、春が「みんなが納得できる様にします。」と言った決着はどうなったの?だし、尻切れトンボな感じでした。
一人の男が大人になることを受け入れる物語
この物語は、主人公の春が、子ども時代に築いた人間関係の価値観を乗り越えて成長し、大人になっていく話だと思った。
主人公の春は、荒れた家庭のため家に居場所がない。そのため、友と過ごす何でもない時間が、かけがえのない大切なものだった。そして、自分が心の寄る辺としていた友を守るため、自分の人生をふいにしてでも殺人の罪を被る決断をする。しかし、その行動は、助けたはずの友人達に消えない罪悪感を刻む事になった。
大人になった春が、マイルドヤンキーのボスとして行き場のない若者を集めて事業を起こしているのは、環境としてそうせざるを得ない(晃の父親が根回しした?)というのもあったかもしれないけど、かつての自分のような若者に居場所を作っていると解釈をすると、春というキャラクターの純粋さがどんどん好きになった。
本当はラストシーンのように、何の引け目や負い目もなく、ただ友達だから一緒にいるという子ども時代のような関係をいつまでも続けたかったが、第二の殺人と第一の殺人の真実を経て、抱いていた憧れと決別する選択をする。
わかりやすく描けれていないけど、ヤクザと本格的にコトを構える動きになってたのも、マイルドヤンキー(現実を受け入れない半端な状態)から本物の極道(現実)になっていくのもそういう意味だったのだろうか。
しかし、元を辿れば、変な噂がたったら社会的に生きていけなくなるような村社会が全ての元凶なわけだけど(ホームレス(?)を放置しておく無関心もそう)、その割を食うのが子どもたちっていうのは本当に胸糞悪かった。
痛覚を遮断せよ
なるほど。「孤狼の血」と「Village」のハイブリッドとは言い過ぎかもしれないが、そんな方向性の一本。思いの外展開と描写がマイルドなので一見退屈に映るが、記憶と現在が交錯しながら其々の真実に一歩一歩進んでいくので、興味を維持しながら楽しめました。終わり方も個人的には好きかな。穿った見方をするならば「半グレ礼賛」に見えてしまう危うさはあったかもしれない事。過去と現在の橋渡しがヤクザで、作品の奥底で「結局の所、人は変わらんのよ」と言っている様でゾクッとした。劇的な牽引力があるわけではないが、オススメしたい作品ではある。
ノワール感ありだが、個人的感想として 芝居が噛み合っていないような気が【あくまで個人的感想】
公開封切り週 土曜日とはいえ レイトショー
2日前に 将軍席💺 確保したが
わざわざ 土曜日テレビとかゴールデンタイム放棄して 本作観にくる強者たち
武田信玄、上杉謙信、伊達政宗 レベルの 野郎ども 9人が 劇場に集結【将軍大将席は 全体が見えるのだ❗️】
一癖も二癖もある 単身野郎どもの 「お主もツウよの〜」と 敵ながらあっぱれ❗️【誰が敵やねん・・】
の 漢の熱気 に 俺もライバルに負けじと 本作に取り組んだぞ❗️【誰に宣言してんねん というのは言わないお約束】
俺なんか 気合い 入りまくって 事前に 有料パンフ🈶2回精読してたがな❗️
だから 本作始まった時点で ほぼ骨格部分は理解してたがな【バカです。】
有料パンフ🈶は事後的に見ましょう 本作パンフは ホームページと被る部分もあるが
制作意図とか オリジナル部分が殆どで 合格点。爽快な 悪に徹した描写期待した 鈴木亮平の狐狼の血レベル2みたいな
あっ 最後に記述の思い出した作品❗️ 堤真一 石田ゆり子の【望み】だ❗️それと同じくらい 人により感想は異なるかも作品と感じました。
しかし 期待した 作品自体が イマイチ 役者の芝居が噛み合わず インパクトがイマイチ 間延び感
【私が事前に 有料パンフ🈶 ホームページ 全て制覇してなくても 同じ感想カモ🦆ね・・】
椎名桔平【海鮮の麺🍲みたいの美味そう】佐藤浩市、村上淳のベテラン勢は全員 さすがの貫禄❗️
しかし 芝居が上手いはずの 高良健吾さんが イマイチ乗ってない 線が細い
あと 石田さんと大東さんは・・皆さんの判断にお任せします。
たぶん 子役の20年前 の描き方 ストーリーが イマイチ 俺的に飲み込めず 咀嚼できなかった。
有料パンフ🈶の最後のレビューで 主張したいことは 氷解します 是非購入して
逆にいうと それ見ないと 何言ってんだかわからないカモ🦆です。【これ以上は書きません】
【ミスティック・リバーですか❓なるほど🧐】
福井県が全面協力 なんだか緑と都会で イイとこだよね【作中は 地域特定無し 標準語】
ミステリ❓サスペンス❓ノワール❓ 皆さんが映画館で見極めて・・人により星は🌟違うと思う。
ただ 俺的には よくわからない 少年の関係 悪と警察の関係性だった モヤモヤ😶🌫️😶🌫️😶🌫️
結局のところ 椎名桔平の 海鮮そば🍲美味そう 喫茶店メシよくわからないけど美味そう
今どき レスカ❓ですかぁ
逃走者追いすぎ あと 皆んな 早急に焦らず 冷静に行動しような の4点だけ印象に残った。
問題作であるし 皆さん是非見て 違和感感じて・・
なんだか 随分前の作品思い出した タイトルは・・・
少年時代の罪と悪が大人になってもつきまとう、主演級俳優3名の迸る演技を堪能!
少年時代と大人になってからの時間軸を行き来する、ミステリーノワール作品です。
こういう設定は観たい!と思うので、冒頭からグイグイ引き込まれ、期待通りの展開で
片時も目を離せぬまま一気にラストへ。
特に高良健吾の静かでありながらも迫力のある演技と
大東駿介の実に繊細な心の機微を表情やセリフで表現する演技が素晴らしかったです。
ミステリーとしても秀逸で、
私は最後の最後まで解けなかったので、とても楽しめました。
子どもを犯罪=罪=悪にするのは、やはり大人なんだなというのが
あらためての気づきです。
最初から悪の子どもなんていないのです。
それを忘れちゃいけないなと思いました。
それが描いたもの?
中学生の頃に友人が殺害されたことが切っ掛けで人には言えない秘密を抱えた3人組の22年後の話。
同級生の遺体が川の中でみつかり、仲の良かった近所に住む胡散臭いオッサンを凸して殺して放火してしまったサッカーボーイ達。
そして22年後…というストーリー。
ちびっこギャングが原因で、現在町で起きているヤクザとソレまがいの春のトラブルを軸に展開していき、その話し自体がなかなか面白かったんだけど、遺体再びから急に駆け足になった印象だし、正に偶然と想像で成り立つ話なんですよね。
かなり面白くはあったけれど、御都合主義があまりにも多いし、後出し感がかなり強くて、もっとじっくりみせてくれたらという印象。
未整理な印象
俳優陣の実力と存在感で、かなり見応えはあったものの。
やりたいことが多すぎて未整理だったような。
一応、作中で起きている複数の事象が相互に絡んでいるので、要素を削ぎ落すのは難しいのはわかりますが……
軸を貫くはずの22年前の殺人事件の真相が、かなり無理のある推測と想像で成り立つもので、今一つすっきりせず。
そしてあちこち遺した課題は解決しないまま。
特に春の警察上司と、晃のヤクザ相手の街の在り方については、決意表明だけで手つかずのまま終了。
テレビシリーズ総集編を、エピソードごとのボリュームを間違えて編集し、「続く」としちゃったような、尻切れトンボな印象に。
かわらない街と景色。
何時もつるむ中学生4人組、春(高良健吾)、晃(大東俊介)、朔(石田卓也)、正樹の4人、そんなある日、正樹の死体が橋の下で捨てられてるから始まる話。
正樹が度々遊びに行ってた家の老人「おんさん」が犯人ではないかと、おんさん宅に行った春、晃、朔、その家から正樹の「血のついたスパイク」が見つかり…おんさんと揉み合う3人、朔がスコップを手に取りおんさんを殴り殺してしまう、その罪を代わりに被った春と、その場から逃げた晃と朔のストーリー。
「20年後に起こった事件、小林少年の遺体が正樹が捨てられてた場所と同じ場所に…」
最初から最後まで話に引き込まれた!
20年後再会した晃と朔の、「あの時の事で、ぎこちない感じと、あの時の事には触れてはいけない様な当り障りのない感じ」が妙に印象的で。
高良健吾さん演じる春が貫禄あり、街のちょい悪の若者を上手く束ねてる感じもハマリ役。私的には高良健吾さんの作品色々観てきたけど本作一番ハマリ役で好きかも。
謎めいて進むストーリーといい作品雰囲気も良く何か良かったね!ちょっと悲しいストーリーではあったけど良かった。
とりあえず本作観る前に思ったのはキャスティングが全員シビ~!って感じ!高良健吾さんもいいけど大東俊介さん好きなんだよな~
椎名桔平さん演じた悪い刑事も魅力的だった。
ただ一つ分からなかったのが「小林少年の殺害」、正樹と同じ場所へ捨てた=おんさんではなく他に犯人がいると周りに知らせる為の犯人からのメッセージってのは理解したけど、小林少年を殺したのは結局、朔?直哉?で小林少年と朔、直哉との関係性だけは理解出来なかった。通り魔的?佐藤刑事からの依頼?
大義があれば犯罪は赦されるか?
罪をしても悪と思わなければ、
大義があれば犯罪者として生きる必要がない。
少年時代に起こした友達との罪を背負って三人三様で生きて行く。
そしてその罪の真犯人か誰か?
真実はどうだったのか?
性被害はあったのか?
親子二代に亘る刑事が事件に関わるのに、
真実に近づくが、真実を挙証するエビデンスなしに、事件を丸めてしまった。
如何に大義があろうと、年少者の罪であろうと、傷害事故は、心のトラウマは永遠に消えることはないと思う。
最後の暴挙の事故は、その因果を今度こそ、
刑事として白日に晃かにして欲しいものだ。
(*^_^*)
罪と悪
幼なじみの少年が背負った罪と、
22年後に起きた新たな殺人事件の行方を描いたノワールミステリー。
本作が長編デビューとなる齊藤勇起監督のオリジナル脚本作品で、
高良健吾、大東駿介、石田卓也ら実力派キャストが共演した。
13歳の正樹が何者かに殺された。
遺体は橋の下に捨てられており、小さな町はあらぬ噂で持ちきりになる。
正樹の同級生である春、晃、双子の朔と直哉は、
正樹が度々家に遊びに行っていた老人「おんさん」が犯人に違いないと考え、家に押しかけて揉み合いの末に1人がおんさんを殺してしまう。
そして、おんさんの家に火を放ち、事件は幕を閉じた。
それから22年後、刑事になった晃が父の死をきっかけに町に帰ってくる。
久々に会った朔は引きこもりになった直哉の面倒をみながら実家の農業を継いでいた。
やがて、かつての事件と同じように、橋の下で少年の遺体が発見される。
捜査に乗り出した晃は、建設会社を経営する春と再会。
春は不良少年たちの面倒を見ており、被害者の少年とも面識があった。
晃と朔、そして春の3人が再会したことで、
それぞれが心の奥にしまい込んでいた22年前の事件の扉が再び開き始める。
主人公・春を高良、晃を大東、朔を石田が演じ、
佐藤浩市、椎名桔平、村上淳らが脇を固める。
罪と悪
劇場公開日:2024年2月2日 115分
ノワール・ミステリー、かなぁ?
韓国ノワールみたいに
暴力! 裏切り! ドンデン返し!
て感じではない。
村社会のジレンマというか
日本らしいというか
田舎の嫌な連鎖みたいな
ノイズとかヴィレッジみたいな雰囲気。
でもつまらなくはなかった。
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