「小さな町でサッカーに夢中になっていた幼なじみ5人、正樹、春、晃、双...」罪と悪 ホンマサさんの映画レビュー(感想・評価)
小さな町でサッカーに夢中になっていた幼なじみ5人、正樹、春、晃、双...
小さな町でサッカーに夢中になっていた幼なじみ5人、正樹、春、晃、双子の朔と直哉の物語から始まる。
ごく普通の少年たち。殺人に関わるような子どもではなかったはずなのに…。
そんな彼らの青春は、中学生時代に起きた悲劇によって大きく狂い始める。正樹が何者かに殺され、その遺体が橋の下で発見されたのだ。
「あんなことがなければ…」
ここにこの作品の重要な始点がある。
それから22年後。
町で新たな殺人事件が発生し、再び幼なじみ4人の運命が交錯する。刑事となった者、建設会社を経営する者、農業を継ぐ者、そして引きこもりになった者。彼らは事件を追う中で、少年時代から背負ってきた“罪”と“悪”の真相に直面していく。
特に高良健吾演じる春は、建設会社経営者でありながら本物のヤクザと渡り合う存在感。重厚な人間模様と予想を裏切るエンディングが見事に絡み合い、見応えのあるサスペンスドラマとなっていた。
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