「中堅男優たちの存在感と演技を楽しむ」罪と悪 なかじwithみゆさんの映画レビュー(感想・評価)
中堅男優たちの存在感と演技を楽しむ
大東駿介さん見たさに選んだ。
陰りがいい。
テレビドラマ『嗤う淑女』の刑事役はとにかくセクシーで驚いたが、同じ刑事役なのに「罪と悪」はボロボロに陰っていて味わいのある演技だった。
高良健吾さん石田卓也さん市川知宏さんの存在感に、作品として演技を楽しんだが、
哀しくもやりきれない負の連鎖とその落とし前に、
まるで肩に石でも置かれたように体を支えられないような虚脱感に襲われる。
人には宿命と運命があり、宿命は変えられないが運命は変えられると諭す。
(僕が手相鑑定士の時はよくそう言いました。
「運命は自分で変えられる」と。)
でも、どう運命を変えれば晴天が見られるか、
そもそも晴天がなんなのか、
分からずに宿命から逃れられないことも、あるから。
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