「高良健吾の舞台の上での目線は鋭かった」罪と悪 はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)
高良健吾の舞台の上での目線は鋭かった
フォーラム仙台での舞台挨拶付の上映を見てまいりました。
最初の回のチケットは取れず、追加となった2回目の舞台挨拶を見てきた。
ここで満席で映画を見たのは初めてでした。
生の高良健吾は今まで見てきたイメージのまんまだった。
本作の役は、まほろ駅前の星くんのイメージです。
ポスターの写真からも、そんな感じがしてましたけど。
南極料理人や横道世之介のひょうきんな演技も好きなんですけどね。
今回はピリピリした雰囲気の得体の知れない怖さを感じる役でした。
映画の作り的には大東駿介が主役という感じもした。。
春(高良健吾)の子供時代の役者さんを見た事あるなーと思っていたら、クドカンのドラマ(不適切〜)に出ている少年だった。
このドラマには昨年映画館で見てお気に入りの女優さんである河合優実も出てたし、良い役者さんはこうやってテレビでも売れていくんですね。
(佐藤緋美も別のドラマに出てた)
映画を見る前に舞台挨拶があって、いろいろ話を聞いた。
その話から、罪と悪を考えさせられるような少し哲学的な話を想像してしまっていた。
そんな話ではなくシリアスな普通のドラマでした。
幼少期の犯罪、大人になったからのその過去とのしがらみ。
見た事があるっちゃあるような話かな。
映画の雰囲気、役者さんの演技、演出は良かったと思う。
あのラストの謎解きと展開はヒネリ過ぎだと私は感じた。
同じ場所、財布とか、いろんな要素を詰め込みすぎたんじゃないかな。
ヤクザとの幕引きのシナリオも分からないままだったし。。
春が謎に凄い組織を作り上げてるのも不思議に感じた。
もう少しシンプルにして、罪と悪をじっくり考えられるような展開でも良かったんじゃないかな。
高良健吾の舞台の上での目線は鋭かった。
通路側に座っていたので私の50cm脇を通って行きました。
そういえば、舞台挨拶が終わると映画を見ずに出ていく人達が7~8人いた。
ほとんどが女性。
あれは何だったんでしょう?