「半分は任侠映画」罪と悪 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
半分は任侠映画
高良健吾主演だが、メインは大東駿介かな。
序盤、キャラ名は出してくれるものの、カットの切り替えが早く覚えづらかった。
現代を先に少しやってくれた方が、リンクさせて把握しやすかったかも。
ミスリードのつもりかもだけど、DV親父や奢ってくれる担任教師も結果的にはノイズ。
現代になっても、ヤクザ関係のゴタゴタが長い。
春が少年たちの面倒を見るのは佐藤との関係かとは思うが、本筋との関わりは薄いような…
メインの背景が薄いのに情報量が多く、このあたりが個人的にはバランス悪く感じた。
少年院には入ったものの、家庭も経済も春が一番満たされているため、謝罪が響きにくいのもあった。
引き摺ってたと言う割に出所の出迎えにも行ってないし。
真犯人の動機も、22年も前のことのためにと考えると説得力を感じず。
過去と同じ場所に死体を遺棄するのも、蒸し返されるデメリットしかない。
その間に春を狙ってないのもおかしいし、濡れ衣着せるにも黙っててくれた兄弟を殺しますかね。
そもそもが劇中でも言われたように偶然と想像でしかなく、そこに到る根拠も足りてない。
(学校から直で向かったのに、スパイクはいつ用意した?)
最後の轢殺も無理があり、朔役の演技がイマイチなのもあって乗り切れなかった。
要素が増えすぎて、最も描くべき“人間”が薄くなっていたのが一番残念です。
3桁いってましたね♪
ありがとうございます。
本作、やっぱり読み取りにくい部分が多かったですよね。私だけ落ちこぼれかと泣いていましたが安心しましたw
uzさんのレビューを拝読したり、ずっと考えているけれど、まだ消化不良。変な意味で引きずっている。もしかしたらここまでもが監督の思惑通りなのか?とまで考えてしまいますw