「アレンさん、サン・セバスチャンでさようなら」サン・セバスチャンへ、ようこそ ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
アレンさん、サン・セバスチャンでさようなら
チビ・デブ・ハゲの三拍子そろった小説家の主人公と、お色気ムンムンの熟女奥さんの夫婦って、そもそも設定が無理筋で、若くてハンサムでマルチタレントな新進気鋭映画監督が登場すりゃそりゃ奥さんねんごろにもなりましょう。たまたま遭遇した美人女医さんに熱をあげるシーンも痛いだけで笑えん。 W.アレンの自身の投影とはいえこのストーリーでは映画に入り込めない。アレンもさすがに老いたか。名カメラマン、ヴィットリオ・ストラーロが撮影監督だが撮影に特筆すべきところはなかったような。
あと名作映画のオマージュになってる妄想シーンだが、トリュフォーなのゴダールだのベルイマンだの作品群に決して明るくないのでどうも楽しめなかった。(わかったのは市民ケーンぐらい。まあこれは私の映画基礎教養の無さが悪いんだが)まあ、元ネタ知っていても総合評価はかわらないとは思う。 日本映画を例にだしてキモオタがられるシーンは笑った。
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