「 東アジアに住むものとして一定の興味を持って観察をしてきた彼の国。...」ビヨンド・ユートピア 脱北 またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
東アジアに住むものとして一定の興味を持って観察をしてきた彼の国。...
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東アジアに住むものとして一定の興味を持って観察をしてきた彼の国。もちろんゴシップレベルの知識だったが、脱北者のルートとか中国側の扱いなどは聞いている範囲だった。それを実体験として欧米視点で映像化されたことがまず大きい。牧師の滅私とも言える貢献はとても尊敬できる。活動が個人ベースにならざるを得ないうえ各国のブローカーも完全に信用できるわけではないようだ。
加えて描かれる北朝鮮の平壌以外の土地での生活の厳しさも恐ろしい。それなのに金正日を立派だと信じている祖母と子供たち。マスコミや教育の統制がいかに社会を歪めているのか、今の時代になおこうした現実があるのか。
無事に中国・ベトナム・ラオス・タイを経て韓国にたどり着いた家族、おめでとう。中国まで出ながら結局収容所に行くこととなってしまった息子、まだ生きていられるだろうか。
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