劇場公開日 2024年6月7日

あんのことのレビュー・感想・評価

全315件中、121~140件目を表示

4.0絶望

2024年7月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

悲惨😖
陳腐な言葉で本作を表現すると出てくる言葉はこの辺りのオンパレードだろうが

僕は涙とともに本作を観て。
ハッとした想いに最後は取りかれることとなった。

お寺には阿吽像が、神社には阿吽の狛犬が
大体いるが、阿吽とは
始まりから終わりまでを指す言葉である。

そしてこの作品の主人公は杏(あん)

きっと彼女の終わりが始まりを連れてくるんだろうな。

と◎そう思った。

そう言う意味では映画中の設定世界も末法の世
彼女自身に降りかかる災悪も終わりを示唆する◎

始まりがあれば終わりがある🔚じゃなくて
終わりがあったから始まりがある。

なのかもね〜

そう言う転換が僕の中で始まった瞬間(^^)

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tomokuni0714

3.5センチメンタル教育映画

2024年7月22日
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鑑賞方法:映画館

毒親に育てられた少女は教育も禄に受けられず、転がるような人生を歩んでいる。いろいろ更正するきっかけや希望があったものの、すれ違いで絶望に変わっていく。無知ゆえに大人のエゴに晒されていく。痛いくらいに。かなりドキュメンタリーチックだった。これは意味もなく勉強したくない~とのたもうてる思春期のクソガキらに率先して見せるべきだろう、と強く感じた今日この頃。

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印刷局員

2.0フィクションの意義とは?

2024年7月20日
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新聞記事から着想を得て脚本、監督をしてますが、これこんな苛烈にする必要あるかなと、強く疑念を抱きました。
これを持って社会に警鐘鳴らすなんて甚だ思い違いだと感じました。出てくる大人がみんな弱い。弱すぎてあんを追い詰めるのだけど、それはそういうケースでしかなかった、で片付けられてしまうでしょう。河合優美さんが主演されてますが、奇しくも同じ時期にルックバックの方が理不尽にさらされながらも救いがあるフィクション故の救済がある分感じ入るところが段違いです。とても後味が悪かったです

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うっか

4.0心は千々に乱れ、感想も千々に乱れる…

2024年7月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

実話をもとにした作品。胸が潰れそうになる。にわかには信じられない現実に驚くばかり。既成の概念が覆される。

毒親のもとに生まれ落ちた悲劇、と一言ですませることもできようが、この作品を鑑賞したあとの心は千々に乱れる。

なんのために、どうして、こんなことになるのかと、頭は混乱し、心はあらぬ方向で救いを求めてしまうのである。

子は親を選べないといわれるが、仏法的思想のなかには、子は親を選んで生まれて来るという考えかたもあるそうだ。

でも、そんな深淵?そうな教えは、この際どうでもよいのである。現実の世界での人の生き死には現実の世界の価値観で判断されればいいことであって。それ以上でも以下でもないのである。でも、である。

糾弾されるべきは母親であり、母親の生きながらの堕地獄は間違いない。地獄の人生を歩むことになるだろう。

この罪深すぎる母を罰するために、この母から生まれ出たとすれば、すこしは溜飲が下がる気もするのである。

まったく見当はずれの感想になったか…。

心は千々に乱れ、そんな感想で自分を納得させるしか方法がないのである。

ひどすぎる!!!

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うさぎさん

5.0切ない。

2024年7月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

実話ということで実際にこういう人が日本に、いるんだと再認識しました。

河合優実さん、すごい演技です。

日本アカデミー賞かなり取ると思います。

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ゆうすぎ

4.5とてもリアリティを感じた空気感

2024年7月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しく、辛いストーリーだったが、とてもリアリティを感じた。キャストそれぞれがスクリーンの中で活きていたからだと思う。人は一人では生きられない、また自立して一人で生きてると思っていても、必ず社会の中で、人と関わって生きているのだということを、明確に描いている。人に頼ることは時に自分勝手、甘えてると映るかもしれない、しかし、全て正しく考え正しく出来る人間なんていないのだ。人とのつながり、思いやり。心を保ち、人間が生きるのに必要なこと。改めてこの作品を見て思い返したりした。

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まっちゃまる

3.0ずしーんと思い作品だった。河合さんの演技は大変素晴らしく、良かった...

2024年7月14日
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鑑賞方法:映画館

ずしーんと思い作品だった。河合さんの演技は大変素晴らしく、良かったのだが、お話として救いがただただ無く、ただ終わってしまった印象で、思ってたよりの感じで残念だった。。

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おれ

4.0何かが少し違ったなら

2024年7月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

泣いていいのかさえ分からない
あなた達のキツさを推し量る事も自分には出来ない気がする
救われねぇなあと思う

どうしてあのとき……
どうしてあんな事が……
どうすれば……とあったかもしれない未来を夢見てしまう

日記を初めて購入するシーンだったり
家にある荷物を回収する時にイヤホンを耳にぶっ刺す描写だったりが丁寧で痛々しい……
今日を、明日を、生きる事を掴む必死さがある気がする
軽率にオススメはできないけど、見応えのある映画でした。

売春を強要した幼い娘をママ=誰かを養う必要のある人間として呼称する母親にゾッとするし辛くもなった……

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赤の他人

5.0役者がいい。

2024年7月14日
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鑑賞方法:映画館

皆さん上手くてとてもよかった。
こういう世界って本当にあるんだろうけど、取り上げてくれないと気付かないよね。
セックスする位どうっていうことないじゃんと思ってしまった。

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khapphom

3.0淡々と

2024年7月14日
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鑑賞方法:映画館

実話を元にしているとの事で痛々しい内容に腹が立つが、映画としてのエモーションは感じられず終始感情は動かなかった。

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オンジ

4.0辛い、でも観て良かった

2024年7月13日
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鑑賞方法:映画館

実際に起きた事件が下地になっているので、幸せな結末にはならないことは予想できます。
だからこそ、周囲の人々の助けを借りて杏ちゃんが立ち直ろうと努力する姿や、幸せな表情、一つ一つ懸命に積み重ねていく様が、観ていて切なかった。

様々なたらればを考えてしまうけれど、全て想像でしかなく。
辛いけれど観て良かったです。

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まだまだぼのぼの

3.0シン積木くずし

2024年7月13日
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シン積木くずし。
純正の英雄など居ない、
皆が個性的に心の均衡を維持するが上手下手がある、
皆が普通程度には善人だが稀に全くの悪人もいる、か。
物語は既視感あるが河合の愛しさと儚さと心強さゆえ秀作に。
本年の最優秀唇乾燥女優賞は石原でなく河合に。
二朗吾郎とも好演が続く。

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きねまっきい

4.5衝撃的な映画

2024年7月12日
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鑑賞方法:映画館

kino cinema新宿にて鑑賞。

予告編は観ていたが、これを観た後には「本当に実話なの!」という衝撃が重くのしかかってくる入江悠監督作品🎥

毒母親に売春を強要されヤク中の香川杏(河合優実)は、自分も売春している毒親と身体不調の祖母と団地に暮らしていた。
毒親からは殴る蹴るのDVも受けて荒んだ生活をしていて、小学校も出ていない。
そんな折、一見変わった刑事の多々羅(佐藤二朗)に補導されたことを契機に、赤羽の「元ヤク中どうしの会」に誘われて、あんはヤクを止めて、難しい漢字も書けないので学校にも通い始める。そして、あんに希望が見えかけた生活になっていく。
刑事=多々羅に近づいたジャーナリスト桐野(稲垣吾郎)とあんの三人は、カラオケ行ったり、酒を飲んだりと仲良く過ごしていたが、桐野はなにやら刑事を調べている様子。
そして、決定的な記事を桐野が書いて世間に広まると、赤羽の会も無くなり、新型コロナウイルスが始まり……と、あんの居場所が段々なくなって……。

いやぁ、凄い映画だった‼️
新型コロナウイルスが始まった頃に、こんな事件があったのか!……という驚きとともに、様々な偶然が一人の女性の運命を狂わしてしまう残酷さに圧倒された。

この作品であんを演じた河合優実を初めてスクリーンで観たのが『由宇子の天秤』だった。
しかし、この女優、出演する作品ごとの「役作りが見事」だと思う🙂✌️

あの閉塞感あふれるコロナ禍はじまった頃の出来事を、丹念にスクリーンに映して見せた見事な映画であった✨✨✨

<映倫No.123711>

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たいちぃ

4.0意外と

2024年7月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

最後迄静かな気持ちで観られた。良かった所は
・終盤迄音楽が全く流れなかった事。
・五輪の編隊飛行の皮肉さ。
実母よりむしろ、無理矢理預けていった母親の方がむかっとしました。いけしゃあしゃあとお母さんヅラしやがって! ゴミ屋敷になると十中八九、復活出来ませんね。

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トミー

3.5お節介焼きの刑事、付かず離れずの距離から見守る記者に助けられ、苦し...

2024年7月10日
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お節介焼きの刑事、付かず離れずの距離から見守る記者に助けられ、苦しい環境から主人公が脱却していくストーリーかと思ったら、まぁまぁ違って辛い物語だった。佐藤二朗は佐藤二朗であった

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Mk.plass

4.0薬をやめられていたのに

2024年7月9日
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鑑賞方法:映画館

どんなに頑張っていても心が弱くなる一瞬が来る事がある。
その時おばあちゃんの声、刑事さんの抱き寄せ。
最後まで守ってあげたかったなぁ。私の周りにもそんな大切な人がいる。

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jiemom

4.5実話は重い

2024年7月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

 母親からDVを受け続け、売春まで強要され、薬物づけになり、小学校も途中で行かなくなり中学にはまったく行っていない、ほぼ漢字も書けない21歳の女性、それが杏だ。母親の管理下におかえれ身体を売って金を稼いで生きている。
 そんな杏に手を差し伸べたのは刑事の多田羅と新聞記者の桐野である。、多田羅に勧められ薬物依存者の集まりに出て徐々に心が氷解していく。そしてリ・スタートをきる。二人の協力を得て住む場所も決まり、働き場を確保し、学校にも行きはじめ杏の人生はうまく回りだす。初めて自由を手にした杏の楽し気な歓びあふれた笑顔がなんとも素敵だ。今までの人生で味わったことのない充実感にあふれていた。
 ところが杏の生活はあっけなく逆回転してしまう。多田羅が杏の前から消え、加えてコロナ禍の発生で職場から離れ、学校も閉鎖し社会との扉が閉じられていくのだ。そしてある事柄が起きてしまう。何事にも一生懸命、前向きに対処する杏が健気で本当に心の優しい子だと実感する。満ち足りていた生活にまたも母親の毒牙にかかる。
 入江悠監督のオリジナル脚本・監督作品では、「不条理・理不尽に翻弄される」映画が非常にインパクトが強い。「シュシュシュの娘」「ビジランテ」二作品とも逃れられない不条理で理不尽な組織、家族がテーマになっている。「あんのこと」も確かに不条理で理不尽な家庭環境を扱った作品であり、今までの入江監督のテーマと同様である。しかしこの映画は実話である。フィクションとは比較にならない事実なのだ。
 入江監督は、主演の河合優実には、翻弄されるままの姿と自分が生きていると実感する二面性、佐藤二朗には、善悪裏表の生き方、河井青葉には、超えてはならない境界を超える壮絶さを与え、入江悠監督が目指した実話の映画の強度、重みを表現しきった。これは事実だと映画として見る者に杏の生きてきた過程を見せつけるのである。見る者はただ圧倒されるしかない、この悲劇に。そして杏の嬉しそうな笑顔も忘れない。杏の無邪気な笑顔。素直に何事にも頑張る杏を見ているから、この事実に何も言えない。

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かな

4.0あまりに理不尽で、不条理で、なかなか感情移入できなかった。 第三者...

2024年7月8日
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鑑賞方法:映画館

あまりに理不尽で、不条理で、なかなか感情移入できなかった。
第三者の立場で鑑賞するにも現実味がなく…これだけ入り込めないのは、自分が無難で幸せな人生を送れているからなのでしょう。

カメラはドキュメンタリーのように、誰しもがもつ弱さをひたすら映していた。
人の弱さだけでなく、社会の仕組みの脆さも。
問題提起をするで訳ではなく、「未来に向かって、もがいて頑張ってたけど、結局は社会の穴に落ちてしまった女の子がいた」という事実を、心に打ち付けられた感じ。

杏が預かった男の子が、ママと一緒に帰っていくシーンだけが救いだった。
二人の幸せを祈ります。

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まみぃ

3.5河合優実の代表作!

2024年7月7日
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どん底のいた杏(河合優実)が、刑事 多々羅(佐藤二朗)、ジャーナリスト桐野(稲垣吾郎)
との出会いを通して生きることに前向きになり、
着実に一歩一歩成長していきながら、生きがいを見つけていく
その前半は観ていて優しい気持ちになれました。

一方、冒頭に強烈な印象を残した毒親である母(河合青葉)が出てくる度に
杏の足をひっぱりまくるわけです。
ラスト近くに出てきて、一方的に子どもを杏に預けて去った三隅(早見あかり)も毒親☠️。
(このあたりの雰囲気は『MOTHER』や『遠いところ』にも通ずるものがあると感じました)
杏にトドメを刺したのも母で、預かった子どもを児童相談所を引き取られ、
さらには自分の生活のために売春をやってこいと言う、このあたりの普遍的な毒性はもはや
救いようがなく、あんを幼少期から洗脳していたがゆえに、あんもそこから逃れることは
できなかったのだろうと思います。
それにしても杏のことを時折「ママ」と呼ぶ母親には怒りしか感じられませんでした。

ただ、たらればにはなりますが、多々羅が逮捕されていなければ、杏はまだ救われたのだろうと思うんですね。
多々羅はある意味倫理観が欠如しているクズではありますが、
人を更生させようという気持ちはちゃんと持っている人物だと思うんですね。
いずれ杏にも手を出したのかもしれませんが、そこはちゃんと人を見極めて選んでいるように想像しました。
拠り所だった多々羅の不在は、杏を死へと至りしめた大きな要因だったに違いありません。

ラストは杏の死を知った多々羅と桐野、それからアホさ加減全開だった三隅(本当にアホだなと脱力しました)、
それぞれの場面で締めくくられるわけですが、
杏は三隅の子どもを救ったんですよね。そこには確かに杏が生きていた証があるわけです。
そこに救われた本作でした。

この世から毒親がいなくなり(子どもを育てられる覚悟がない人には、子どもをつくって欲しくないと切に願います)
不幸な子どもたちがいなくなることを、心より願っています。

とにかく本作は、河合優実が圧倒的に素晴らしいです。今のところ彼女の代表作だと思います。

※宮崎では一昨日7/5(金)から公開されていますが、本日、私の鑑賞回は満席でした!!

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ひでちゃぴん

4.0映画だから同情できる

2024年7月6日
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救いがない。可哀想。こういう境遇の子がいるんだと勉強になった。自分は金持ちでもないが多少は貯金はあるし夫婦でそれぞれ実家もあるし親戚もいるので、例え両親が失業したり病気で働かなくなっても子供はあんのようにはならないだろう。二重位のセーフティネットはある。金持ちはそれが3重4重あり、貧困はゼロなんだなと。
佐藤二朗にしても実際はあんさんともそういう関係はあったかもしれないが、告発はされないほうが良かったのではと思う。世の中清い正しいだけでは上手くいかない、清濁混同もやむ無しかな。
ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟で困っているひとが自分の隣にいると疎ましい。けれど自分の身近でないと憐れみ同情すると。自分もそうだと思った。かわいみゆさんが演じるからこそ映画だからこそ、同情できる。近くにいたら、例えば子供の同級生だったらなるべく関わらせないようにするであろう。学校の先生で教え子にいても親、祖母に問題がある場合、担任ひとりじゃあどうしようもできない。佐藤二朗は自腹ヲキッテ御馳走したり悪い面もあるけれど良い面もある。
介護施設の上司は素晴しいかった。世の中ああいう人が多ければ救われるかな。

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okaachan