あんのことのレビュー・感想・評価
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絶望から立ち直るには灯台のような人間が必要
クソ親の元、希望も何もないどころか我が娘に売りで稼がせて親らしい事など何もしてもらってない10代が落ちるのは容易い。
やっと出会った刑事と言う微かな灯火、まさしく灯台に出会えて真っ当な生活が始まったが灯台を失い再度絶望感を味わう。
人は一人では行きて行けない、だからこそ周りの人間との関わりが必要で、それにより何かをすることで自分に返ってくる。それが助けであったり、支えであったり、希望と言えるものであったり、様々な感情が芽生える事で感情豊かになって素敵な人間になるのだろう。
劇中でカラオケのシーン、二人の歌にもそういったメッセージを感じた、何かに情熱を注ぐのが人間らしさであり苦しい時は逃げても良いんだと。
世の中にはこういった苦しみの中で行きてる若い人が日本にいることを知らないよりも知っていはほうが優しくなれるかもしれないですね。
未成年の誰もが生い立ちや家族関係に多かれ少なかれ不満があるだろうけど、自分はまだ恵まれてるんだと思い直す事で希望持って行きて行くきっかけになれば良い映画だと思います。
母と娘の複雑な感情の葛藤
虐待や貧困、薬物依存に苦しむ少女・あんが、救いを求めながらも絶望へと追い詰められていく様を描いています。あんは家庭内暴力を受け、支援者との出会いで一時的に希望を見いだすものの、最終的には救われず、自ら命を絶つ悲劇的な結末を迎えます。
特に母親役の河井青葉さんの演技が圧巻で、娘を売春に追いやり、暴力を振るう冷酷な母親像を見事に体現しています。しかし、その残酷さの裏には、娘を「ママ」と呼ぶなど、彼女自身の未成熟な一面が垣間見え、虐待が世代を超えて連鎖していく恐ろしさを感じさせます。
母と娘の関係を通して、作品は世代間で繰り返される虐待の連鎖の深刻さを浮き彫りにし、観る者に「救い」とは何かを改めて問いかける、心に残る一作です。
やるせない気持ちに
子役の男の子が心配になる
実話に基づいた衝撃作
公開当時から話題であった本作。
公開時は長野県での上映がなく、やっとここで地元でも公開されました。
子供の頃から母親から暴力を受け、小学生で売春を強要され、学校にも通えず薬漬けになっていた少女が、ある警察官と出会い更生に向かっていく。
仕事を始め、学校にも通い直しながら段々と明るくなっていくあんの姿に感動するが・・・
何とも救いがなさすぎた。
そもそも取り扱っている題材が重いが、これがまた実話に基づいた物語であるという事が衝撃。
とにかく母親が酷すぎる。
こんな毒親が実際に世の中に存在しているのかと思うと、胸くそ悪くて反吐が出る。
そして母親だけでなく、取り巻く人々や世の中の状況の変化によって、悪い方へ悪い方へと向かっていく。
誰が正しくて誰が間違っていたかとか、もうよく分からない。
運が悪かった。タイミングが悪かった。何かの歯車の1つがズレていれば違う結末になったのではないかと考えてしまう。
とにかくこれ程後味が悪い作品はなかなかない。
そして、現実に起きた出来事であると思うと、よりやるせない気持ちになる。
少なくとも記憶に残る衝撃作ではありました。
言葉にできないけど見てほしいです
救われない状況のオンパレード
河合優実さんの演技はすごいのだが・・・
河合さん演じる杏は、実在の人物ハナさんをモデルにしたようで、壮絶な環境で育った役なのだが、とても素晴らしい演技だった。彼女は不適切のドラマで認知したが、NHKのドラマも見て一気にファンになりました。
しかしこの映画の鑑賞後がやるせなくなる。杏は周りの人に助けられて頑張ってなんとか抜け出そうとすると、助けてくれる人たちや制度があることには希望を少し感じるが、知恵がないわけだからなかなか厳しい道のりなのでみていてドキドキしてしまうシーンも多かったし、親の演技もかなり怖かった。
コロナのせいで人生狂ってしまった人はきっと多いだろうし、そういう出来事を映画にのせてくれたことは記録としても良かったとは思う。
子供とのシーンなどて映像に工夫があり、リアリティを味わうことができたような気がする、
しかし題材のせいなのか、結末のせいなのか何かが足りない気がしてもんもんとしてしまった。
❇️『佐藤二郎さんの掴みどころのない役良かった』
あんのこと
❇️『佐藤二郎さんの掴みどころのない役良かった』★彡たくさんカットされたシーンも観たいな。
2018年頃〜🇯🇵東京
売春、覚醒剤で逮捕された少女が杏が主人公(優美さん)警察に捕まる事をキッカケに、ガサツな刑事(佐藤二郎さん)をキッカケに更生していく?
実話を基にしたストーリー。
(2020年コロナ禍、25歳で亡くなったハナさんの事件)
◉75C点。
★彡何故亡くなったのか?じっくりと考えて落ち込んでしまう映画。それでもたくさんの人に観てほしい映画。
🟢感想。
1️⃣『親心目線で鑑賞👁️』
★彡もう悪い事起きないで🙏と心配しながら見てしまうなー
2️⃣『コロナ禍でまさかの展開❗️』
★彡想像もしない店の閉店などで人生を変えてしまった人がいるんですね。
ちなみに私はコロナ禍で良い方向に展開できました。
3️⃣『心の隙間に入ってくる新たな展開に驚き』
★彡私的には何故警察に行かないのかと思ってしまった。母性?学がないから?心の隙間?辛い事を忘れたい?中々深いなぁ〜
4️⃣『負の連鎖がエゲツない😱』
★彡全て落ちるための前置きに過ぎないのか?
5️⃣『救いのない映画でした。』
★彡なんとか自分なりに救いを考えてみました。🌀ネタバレに記載。
6️⃣『佐藤二郎さんやっぱり良い』
★彡ガサツ感、良い人感、悪そうな面などつかみどころのない演技最高でした。🖐️
😢😱🫣👦🏻🎒🍜💸🚬💉📖🆘🧑🏻🦽👴
孤独、絶望。信頼できる大人がいてくれたら。
実話ベースであり、観ていてしんどい映画であることは予想どおりだった。
壊滅的な親子関係と生育環境の中にいる主人公。そこから救うのに必要なのは、一刻も早く母親から完全に引き離すことと、信頼できる大人の存在であったと思う。
ストーリーは大きく分けて、それが叶うと思われた前半パートと、うまくいかずに冷たい現実を突き付けられる後半パートに分かれている。
印象に残ったのは、清濁併せ持つ刑事を演じた佐藤二朗の演技。型破りで有り余るエネルギーが、良い方向にも悪い方向にも振れている役どころだ。結果的に最悪の結末を迎える引金になってしまうわけだけど、主人公を救いたいという思いは、恐らく本物だったんじゃないかな。そういう人間の複雑性や悲しい性を感じさせる演技は、(クセが強くて賛否あるだろうけど)見応えがあった。
余韻を残したいであろう終盤のいくつかの長尺シーンは、同じく貧困や人とのつながりをテーマにした「万引き家族」を彷彿とさせたが、残念ながらその域にまでは達していなかったように感じた。それは俳優の演技と監督の力量の差かなとも思いました。
映画の一つの仕事 伝える
リアリティを感じない。レベルの低いモキュメンタリー
実話を元にして作ったらしいが、脚本がまとまっておらず、映画として脚色する事でリアリティも失われている。
俳優の芝居は良いので、誤魔化されているが
この映画を何の為に作って、世に何を問いたいのかがサッパリ分からない。
新聞記事で見た悲惨な現実をただ悪戯に脚色して薄めただけである。
何を描きたいのかの的が全く絞りきれていない。悲惨な現実を元に映画として昇華して作れていない。
神も仏も·····
つらい現実に憤りを覚える
痛い。
実話をもとに。
との事らしい。
まずは、「痛い」。
観終わってなんか痛い。
痛車とか痛い人の痛いではなく
感覚の痛い。
助けを求める人がいて
助けるけど見返りを求める人がいて
結果が想像できるのに
形を壊す人がいて。
後悔先に立たず。
もし、事が発覚せずにコミュニティーが存続していたら。
もし、後ろめたいことをやめさせたうえで
コミュニティーに注力させることが出来ていたら。
もし、コロナが蔓延しなかったら。
もっともっと寄り添える人が居たら。
杏は死ぬことは無かったのだろう。
さて、観るきっかけとなったのは
佐藤二郎が好きだから。
佐藤二郎とは誕生日が10日しか違わない同い年w
誰も興味のない事を書いたw
で、佐藤二郎が出ているなら
作品の出来なんかあまり気にしない。
演技が見れれば十分。
がしかし、河合優美も凄かった。
最近名前を耳にする。
それはさておき。
佐藤二郎と河合優実の演技が凄まじくて
稲垣吾郎さん影薄い。
今後は河合優実に注目かも。
話戻るけど
コロナも記事もなんもなければ・・・・
生きててほしかった!!!
と、強く思った。
実際の話は、杏が死んだ後に逮捕されたりと
映画用に話を作っているらしい。
それでも十分色々な物に振り回されながらも
一生懸命「生」にしがみついた女の子の話。
観ていない方は、是非・・・体調万全の時に
ご覧くださいませ。
重い…重さしかない
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