劇場公開日 2024年6月7日

あんのことのレビュー・感想・評価

全354件中、41~60件目を表示

5.0河合優実は良い女優さんですねー

2025年2月24日
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鑑賞方法:VOD

杏さんは優しい人でしたー
河合優美の笑顔と暗い顔のギャップに心動かされました

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haitanio

2.5全てが

2025年2月22日
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過剰
それに尽きる
特に砂糖の言動
最後の嗚咽は学芸会レベル

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dk

3.0杏の想いが心に痛い

2025年2月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

「救いはないのだが、受け止めなければならない」というのは、評論子が入っている映画サークルの先輩会員の本作に対する評でしたけれども。

評論子的には「救いがない」というよりは、おそらくは、「心の支え」としてきた3本の柱…やっと手にした介護士としての仕事と夜間中学の授業、そして信頼していた多々羅が、コロナ禍や彼の「別の姿」を知ることで、ついにポッキリと心が折れてしまったというのが、本当のところだったのではないかと、評論子は思いました。
本作を観終わって。

杏が選び取った「あの結末」は、決して肯定できるものではないのですけれども。
その決断に至るまでの彼女の心痛を思うと、本当に胸が張り裂けるような想いも、抑えることができません。

十二分な佳作だったとも思います。

(追記)
杏を、ただその鬱憤のはけ口としか見ていないような、彼女の母親・春海を「毒親」と、切って捨てることは、ある意味、簡単なことでしょう。

一方で、春海にしてみても、夜の世界の商売(スナックの経営)で、おそらくは苦労の連続で杏を育てて来た、ということでは、その憤懣(ふんまん)・鬱憤(うっぷん)は、まさか店の客に向ける訳にもいかないので、必然的に娘である杏に向かってきたのだろうと、評論子は思います。

春海のそういう態度を指して「毒親」というかどうかは、さておくとしても。

問題は、その「向かい方」ということで、春海の「幼児性」ということが、一番て、しかも最悪な問題点だったのではないでしょうか。

わが子である杏を「ママ」と呼び、その要求(娘が母親に求めるような甘え)が満たされないと、その返報として、容赦のない熾烈な暴力―。
あたかも、自分の要求が満たされないと駄々をこねて暴れる幼児(駄々っ子)を見ているかのよう。

春海のその幼児性と杏の「最後の決断」との間に、法的な意味での因果関係を認めることは、おそらく難しいでしょう。

しかし、それでも、晴海は杏の「最後の選択」を自らが犯した「罪」(自らが杏に選択させた結末)として、その十字架を、終生、背負って生きるべきだと考えたことも、おそらく評論子だけではなかったこととも思います。

(追記)
参考にさせていただいた映画.comレビュアーの皆さんの間でも、主演の河合優実の演技を評価する声が多くありました。
もちろん、評論子的にも、その賛辞には少しも異論はないのですけれども。

しかし他面で、評論子は、佐藤二朗の演技(と彼に独特の風貌・キャラクター)も、本作には欠かせない「味付け」になっていたとも思います。

別作品『さがす』『変な家』などと並び、いわば「ジキル博士とハイド氏」を演じた彼を、これからも観続けていく楽しみが増えた一本にも、評論子にはなりました。

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talkie

3.5和製ダンサー・イン・ザ・ダーク

2025年1月26日
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泣ける

悲しい

和製ダンサー・イン・ザ・ダークって感じですかね。
ワンシーンが長ったらしく感じたところがあり、エンタメとしてマイナスに働いてる面もあるんですが、リアリティや説得力がマシマシに感じられます。
もう後半は主人公に感情移入しちゃって、自分が同じ状況なら一線越えちゃいますね。

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ジンクス

5.0なんとも表現しがたい感情

2025年1月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

救いは無いし、理不尽極まりないし、胸糞悪い部分もあるが、社会との繋がりが途絶えるとなんとも人間とはもろく、逆になんとも無垢なものかというのを思い知らされた。
そして、経験したあの世界が変わりゆく瞬間、主人公と同じ様にポロポロとこぼれ落ちて行く人たちを、たぶん私たちは知っている。彼らを忘れてはならない。

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cue

3.0誰も救われない胸糞悪くなる作品

2025年1月16日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

自宅レイトショー『あんのこと』Amazon Prime Video

映画好きの皆さんの昨年のベストムービーに必ずランクインしてる作品

ある新聞の片隅に掲載された事件が元ネタらしいだけに地味にリアル
ここ数年超注目女優の河合優美主演の話題作

私的に配信待ちでいいかなって事で、アマプラ鑑賞
内容的にはR18ながら露骨な性描写をあえて無しにした感じのPG12
その部分が、誰も救われない虚しい悲哀と妄想を増長させる
なので下世話ですが、観てお得は無し。。。

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eigatama41

4.0ひたすらに救いがない

2025年1月8日
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鑑賞方法:VOD

主人公の人生は本当に救いがない。少し希望が見えたかと思いきやまた絶望。しかも絶望がたたみかける。このもう光を見いだせない深い絶望の描写に既視感を感じた。
あれだ、ジョーカーだ。ホアキン・フェニックス演じるジョーカーの1作目を観たときの感情に似ている。
ジョーカーは闇堕ちして別人になることで自分を守っていたけど、杏は闇堕ちと言うよりかは自分に失望してしまった。
杏の人生のどこかで、どんなきっかけがあったらこの子は救われたんだろう…そんなことをずっと考えている。

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ちゃんるー

3.5殺虫剤を撒く前に。

2025年1月6日
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鑑賞方法:映画館

単純

こんな悲惨な話がほぼノンフィクションなんて!という反応は、まんま日本人の平和ボケを象徴していると思う。
これが訳アリちゃんの胸糞ストーリーなら、全国に何百何千と実在する「あん」達の人生は胸糞って事なのか?それじゃ余りにも悲しいだろう。

救いがあるとすれば「頑張ったけどダメだった」ところではないだろうか。スタートラインにすら立てなかった者達がいる事を知るべきだ。
どうせ私たちに出来ることなんて他に何も無いのだから。

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や

3.5近頃の浮ついた自分への覚醒剤

2025年1月3日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

この手のしんどい映画は敬遠している。
なんでこんなつらい映画を作るのだろう、
それが現実だとしても、他に方法があるのではないか?という思い。
しかし、友達がハマったという話を聞き、
最近、何か浮ついた自分を感じていたので、ガツンとやってもらった。
それは期待通り。

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ぜん

2.0貧困女性というジャンル映画

2025年1月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

「万引き家族」「百円の恋」「MOTHER」「市子」と、ここ数年の貧困を描くと当たる流れに乗った作品。「実話ベース」で合わせ技一本。
シングルマザー、毒親などの貧困女性を演じることが一流女優への登竜門となって久しい。「キューポラのある町」からの伝統ではあるのですが。
この手の作品は映画館を出る時に暗い気持ちになることが多いので、たまにはハッピーエンドを見たくなる。

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きょうこ

2.5話題性、過激性、マーケティングに問題あり

2024年12月29日
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河合優実主演で話題作になるかと思えば都内なのに上映劇場は少なく配信もすぐ終わった。
これでは観ないでくださいとでも言っているよう。

やっとPrimeビデオで観れたので見た。

PG12なのに性的なシーンなど皆無
ただラリってる風なシーンのみ
暴力シーンも軽微なものしかなくPG12にする必要あった?

せっかく河合優実が主演を承諾したなら
「闇の子供たち」くらいの事したら良かったのに。

新聞記事が元だと言う事だから活字からの実写化だからかリアル性にも欠けるような淡々さ。
杏は薬物中毒者であるがSEXワーカーを強いられている虐待児なのに
体を売るのが日常であった事が1ミリも描かれておらず
現実を知らない脳天気日本人にキレイなところだけ見せて終わりにして可哀想を誘う映画。

馬鹿なの?

この手の事実はいつだってあるし、他にもニュースになった実話は沢山あるよね。
最初から最後まで救いがないようにたんたんと流れていくが、
心臓がびっくりしないように活字だけから作った淡白なお話。

同じSEXワーカーを描いた「エゴイスト」はフィクションであれもリアル性にはかけたがまだマシだった。

この手の映画は人に観てもらわなければなんの啓発にもならない。
もっとまともな作品作りをすれば河合優実の代表作にもなったかもしれないのに。

残念だ。こんな映画で心が痛くなったとかほざくお花畑日本人がいたら失笑する

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amycinema

4.0つらい…

2024年12月29日
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重たい映画

今見るとコロナの始まり感あっていろんな業界にダメージがあったなぁと
ふてほどが面白かったので杏さんの映画見ました。

他の役者さん達、はまり役の役者さん達でした。

主人公である「あん」は、厳しい環境の中で生きる一人の女性で、暗い映画ではありますが、
絶望的な状況の中でも、
あんが出会った人々との交流が
わずかに希望を与えてくれます。

でも、暗い映画です

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たもつ

4.0苦しい

2024年12月27日
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泣ける

悲しい

苦しい中地獄に落ちるかと思いきや一転。
あんは素直で真面目でお母さんが好きな女の子、それだけ苦しんでしまったんだなと思った

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hotaru

4.0コロナ

2024年12月27日
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世代によっては受け止め方は異なるのかもしれないが、こちらは徐々に記憶から薄れていく。記憶に留め置くべきこと。今も問い続けなければならない。

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Kj

4.5大変参考になりました!

2024年12月19日
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悲しい

 私は民生委員児童委員の主任児童委員をしています。市からの依頼で社会福祉協議会の社会福祉士の方と相談しながら、この作品のような境遇の母子家庭を毎月訪問しています。💦
 皆さん大変な思いで、生きています。毎月の定例会で悲しい報告を受けることがあります。(多くは孤独死)さ〜て、今日も家庭訪問してきます。はあ〜

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shimajirou

4.0河合優実さんの演技に拍手

2024年12月17日
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小4で飢えからの万引き
12歳で母親から売春の斡旋
16歳で覚醒剤 と壮絶な暮らしをしてきた杏が
1人の警察官との出会いから
『普通の暮らし』をするべくその日1日を
大切に生きていく

小さな積み重ねから生まれたものは
『未来への希望』 『他者への信頼』
そして介護や子供の世話を通して、自分が誰かの助けとなる力をもっているという僅かな自信

それらが崩れ去った時の孤独や絶望

杏の痛みからなかなか私も抜け出せずにいました。

私は稲垣吾郎さんの役はどうもミスキャストに思えたかなぁ。真の正義感なのかスクープを狙った偽りの信頼関係なのか無表情な稲垣さんからは真意がはかりかねた。

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猫柴

5.0自分ならどうする?考えさせられる

2024年12月16日
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泣ける

悲しい

知的

絶対観るべき心に刺さる作品。河合優実さんの熱演が光る。光りが見えたから余計に悲しくて切なくて。そして自分だったら何がして挙げられたんだろうと考えさせられた。

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みほ

4.5最後実話だと思い出してからそれまでの健気さに涙

2024年11月30日
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2024年劇場鑑賞44本目 傑作 75点

正直、1年通して2024年一番期待していた作品かもしれない

そんくらい河合優実の独壇場をリアルタイムで堪能できることを心待ちにしていた作品である

結論、素晴らしい完成度のドキュメンタリー再現映像の様だった

家庭内での取っ組み合いにちゃぶ台返し、その雑多な空間と綺麗なぶつかり合いじゃない再現性、それを表情や腕っぷしにフォーカスを当てる様な撮り方でなく、あたかも現場にいわさせてしまった配達員が何もできずに硬直してただ側から見ているかの様な目線での映像

序盤の河合優実の虚に目の奥がくすみきっている眼差しと全身から漂う負のオーラが拭えない猫背など、苦悩が伺える等身に脱帽

そこから、出会いや機会に恵まれて(一理あるが)自分の人生を生き始める

おばあちゃん子で、母への憎しみの皮肉なのか助けになりたいと介護職に触れてみること、ひょんな出来事から預かった赤子の為に奮闘する姿、一刻と終わりへ向かう年配の方への注力から、これからを生きる新たな命の為に自分の必要性を見出し生き始める力強さと終始感じる彼女の心優しさ故に、最後に迎える悲劇が、彼女が構築してきた生き甲斐とか生まれてきた新たな心の糸が分断された様で、新しい自分と新しい命(赤子)の丁寧に生き始めた印を書き記した日記やアレルギー一覧を燃やし灰にし、抱きしめながら命を断つあのシーンの一部始終は今年ベストの喪失感と衝撃である

彼女は2021年公開の由宇子の天秤から認識し、当時から作品は勿論、彼女の存在感に映画ファンが飛躍を確信し、予定調和でドラマの躍進や今作の抜擢・怪演である

2025年1月公開予定であり、由宇子の天秤ぶりに瀧内公美との共演作、敵での成長した姿楽しみである

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サスペンス西島

2.0救いのない物語

2024年11月25日
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泣ける

悲しい

鬱映画
実話に基づく作品というのがさらに気持ちをやるせなくさせる
そら、河合優実は主人公を好演。「不適切にもほどがある」での主人公の娘役での演技と同じく、これからがとても楽しみな俳優だと実感させられる
佐藤二朗は社会奉仕活動と下衆な性癖というアンビバレントな人物を演じて不思議なリアル感を醸し出してる
人間って、こんな面あるんだよなーって
あと、河井青葉という女優が毒母を激演!
憎らしくて、この人の出ている作品は観たくない!と思わせるほど
その一方で、稲垣吾郎はストーリー上の必然性も存在感も全く感じさせない薄演•••••

そして誰も幸せになれなかった

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まー

4.0散らされた花、残された明日

2024年11月22日
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悲しい

難しい

本作は、主人公の杏が置かれた過酷な現実を克明に描き出し、観る者の心を揺さぶる。もう一度観賞するのを躊躇するほどであり、あたかも作品の世界に腕を掴まれ、引きずり込まれるようであった。

作品を通して伝わってきたのは「社会問題に対して無関心でいることはできない」というメッセージである。幼少期からの虐待や薬物依存を乗り越え、仕事をこつこつとがんばり、夜間中学で学びに勤しんでいこうと励んだが、新型コロナウイルス感染拡大により、事実上、その道が断たれる。

作中、警察官の多々羅は杏に付き添い、区役所を訪れる。毒親からの虐待、経済的搾取から逃れ、負の連鎖から脱出すべく、その一歩として、職務経験のない杏が生活保護を申請するためである。

理解者たる多々羅が交渉を試みるも失敗。腹立たしいが「まだ若いから自力で何とかしろ」という具合で埒が明かない。その場に漂う冷ややかな空気こそが、社会全体が弱者を切り捨てているという現実を象徴している。

制度の網目からこぼれ落ちていく人々、そして、その現実を変えられない無力さに、多々羅は怒る。社会への深い悲しみと怒りを物語っている場面である。

本作の結末が示しているとおり、社会問題を解決しようとするのは実に難しい。また、そのために当事者が声をあげようとすることも容易ではない。

杏のケースでは、そもそもどうやって声をあげればよいのかわからない、声をあげたとしても、福祉の手が差し伸べられなかったり、行く手を阻む者(毒親など)が現れたりする。思い通りにいかないことの方がずっと多い。

だからと言って、当事者だけではどうすることもできないことはどうしようもないかというと、そうではない。つまり、映画は、単に娯楽を提供するだけでなく、社会問題に対する人々の意識を高め、行動を促す力を持っている。

なぜなら、映画が持つ共感力や想像力を刺激する力が、人々の心を動かすからである。ただただ現実に起きた出来事が悲惨だと伝えるのは刺激が強すぎるし、すんなりと受け入れられることは難しい。

しかし、このような形で映像化することが大切である。当事者が声をあげるだけでは動かなかった世論に対し、大きな影響をもって社会に訴えかけることも可能である。

「弱者と連帯する」と言うは易しであるが、具体的な行動として、ボランティア活動や寄付など、様々な選択肢がある。例えば、地域のフードバンクへの支援や、ホームレス支援団体へのボランティア参加、あるいは、貧困問題に取り組むNGOへの寄付など、一人ひとりができることはたくさんある。

しかし、まずは、自分自身が社会問題に関心を持つことが大切だ。映画を観る、ニュースを見る、本を読む、そして、周りの人々と意見交換をする。これらの小さな一歩が、大きな変化につながる可能性を秘めている。

社会問題の根底には、社会構造的な問題が横たわっている。私たちは、個人だけでなく、社会全体で問題解決に取り組む必要がある。そのためには、社会福祉制度の改善を求める署名活動に参加したり、政治家や行政に働きかけたりすることも重要だ。

市民社会は誰かがお膳立てしてくれたものに乗っかるだけでは完成しない。例えるならば、大きなパズルのようなものだ。一人ひとりがピースとなり、全体像を完成させていく。一人ひとりは微力であっても、それが合わされば大きな力となる。決して無力ではない。

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Kohei
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