劇場公開日 2024年6月7日

あんのことのレビュー・感想・評価

全454件中、421~440件目を表示

5.0いまも誰かがこの状況下にいるのかもしれない

2024年6月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

苦しい!随所で涙が溢れてきた。泣ける映画だと思わなくてタオルを忘れてきたことを後悔。服の袖で拭いました。

気に入った手帳、かわいいペン、ブランドものかどうかはわからないけどたぶん2000~3000円なんかじゃ買えないような洋服、彼女の購入品を見ていると自分の気分が上がるようなものを纏って、自分自身を大切に出来ているんですよね。

そして、子どもを預かったときの杏が警察にも言わずに世話をし続けてたのは入居するときに言われた「住居者で助け合って生活している」が念頭にあったんだろうなぁ。その他にも「住所を公表しない」も守ってる。
良くも悪くも人の言うことを聞ける子だから、例の記事が出なかったら杏は被害に遭っていた可能性が高いし記者の選択は間違っていなかったと思う。

多々羅のアドバイスも聞いて実践できてるし、祖母への思いから介護職を選んで、子どものことを思って面倒も見れる。
そんな優しくて真っ直ぐな生き方だってできる子が、諦めるのはふとした瞬間で、大きなトリガーがあるわけでもなく、日々の積み重ねからある時ぷつんと途切れてしまう。

鑑賞後、杏はどうやったら自分の生きたい生き方ができたんだろう?と考えたが、長い月日が経つことで過去が薄れ、解決したのかなぁ。そこに至るまで耐えられるかどうかが鍵だった。

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トウマ(20代/女)

4.5なんかすごい作品 ストーリーもだけど、 それより何より、 主人公の...

2024年6月8日
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なんかすごい作品

ストーリーもだけど、

それより何より、

主人公の熱演が素晴らしい

もっと宣伝されるべき

迷ったら絶対見るべき

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jung

4.5寄り添う。フォーカス。 今日に○。 一日一日の積み重ね、 そして1...

2024年6月8日
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寄り添う。フォーカス。

今日に○。
一日一日の積み重ね、
そして1週間、1ヶ月、1年‥
そう思って見つけた希望を大切にしていただけなのに

絶望と感じるようなそんな生ぬるい言葉では片付けられない

針の先ほどのちっちゃな光を見つけて、手を伸ばし掴みかけると消えてしまう。
そんな繰り返しで観ていてとても苦しかったです

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M U

4.5主演の役の在り方にただ取り込まれる

2024年6月8日
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泣ける

悲しい

幸せ

主演の彼女の存在を知り意識したのがごく最近。雑誌AERAの「現代の肖像」にも取り上げられていて深く興味を抱き、ニワカながらこの作品に辿り着いた。
何かその、憑依型の俳優、というのが何か安直なネーミングに思えるくらいに自然な役の在り方が、其処にあった。
既に沢山の映画や演劇、ドラマに出演されているので、楽しみに追いかけたい。

主人公の置かれている悲惨な状態からの再生のステップが丁寧に描かれ、途中毒親の幾度かの登場で揺らされるものの、何とか前向きに持ち直す展開に、観ているこちらとしても救われていく感覚があった。
それなのに、後半、心から手を差し伸べた警察官の二面性に、ヒトの弱さを感じたのと、それがきっかけに崩れていくのがいたたまれなかった。

コロナ禍がもたらしたものを記録する意図があったとの監督の言を目にし、確かに残すべき作品であるとの認識を私も持った次第。

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entranslope

4.0主人公の素晴らしい演技!

2024年6月8日
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泣ける

悲しい

知的

土曜日の昼8割程度埋まっている観客席からはオープニングからしばらくの間、地獄、絶望という感情で埋め尽くされたように感じた。途中少しの希望の光が見えてきただけにさらに深みを増す絶望。刑事もジャーナリストも主人公に寄り添いきれずに終わるのはとても現実的でもあり切ない

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tomクルー

5.0巡り合わせ

2024年6月8日
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巡り合わせというものは、本当に人を救いも絶望も等しく与えるのだなと思った。
巡り合わせのおかげで主人公は立ち上がる事が出来たし、巡り合わせのせいでこうなってしまった。
実話ベースということもあり、"辛い”という言葉だけで済ますのは良くないように感じた反面、主人公の強さに感銘を受けた。
今後忘れられない作品だと思う。

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ふゆ

5.0本当のどん底とは

2024年6月8日
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fuji3

4.5光と絶望。

2024年6月8日
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悲しい

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SAKURAI

4.0もっと実話に沿った方が良かったのでは?

2024年6月8日
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大阪のなんばで初日に見ましたが、客席は余り埋まってなかった。
朝日新聞で「ハナ(仮名)」として登場した記事の女性がモデルだと言いますね。
医療・福祉の現場(医療専門職や介護専門職ではないですが)にいたので、分かることもあり、「全くそうだな!」と思うことも盛りすぎだと感じる描写もあった。

逆に、ドラッグストアの店員の返事、区役所生活保護窓口職員の(いかにもな)口ぶりなど、細部は(シニカルで)この映画の監督らしさが出ていました。
実際に見聞きしているからでしょう。つまり、日本社会の普遍的・恒常的風景だから。
杏さんに対する施設事務の対応のまずさなど、まさに蟻の一穴から人間の運命が大きく狂うきっかけになることもあります。それも本当に実感することです。
施設長が「面目ない」と言っていたが、それどころではないし、おそらく給与明細を送った本人であろう、バツの悪そうな顔をしていた事務員の表情(演技)も良かった。

いろんな人間の質の悪さを見せつけられた映画でした。
欧州・米国ともに、福祉政策で失敗はするが、その後のフォロー、立法化・制度化が思い切ったものなので、他の国も参考にするのだと思う。
キーになるのは政策を進める側と国民の側の「当事者意識」だろう。
メインビジュアルに書いてある「彼女は、きっと、あなたのそばにいた」だけでなく
「あなたの、そばにも、きっといる」多くのヤバイ日本人が自分から変わらない限り、日本は今後どんどん衰退すること、それを示してくれたと思います。

あと、心理的安定性のない人間は部屋を片付けられない、貧困なほどゴタゴタ物を置く、料理を自分で作らない、それも日本の住宅事情もあるだろうけど、日本の危機ですね!

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YK

5.0パンフレットともどもご自身で味わっていただきたい

2024年6月8日
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何をどう書いても自分の語彙だけでは、浅薄さと陳腐さの証明しかできない。そんな気分にさせられる強烈な映画でした。

なので、ここ数年ほとんど買ったことのないパンフレットを購入して、映画を深掘りすることにしたのですが、この映画が製作された経緯や関係者の思いがとても丁寧に伝わる記事が満載されてます。
編集はキネマ旬報社、ということはかなり本格的?

全体的に実話ベースの中でシェルターマンションで幼児を預かることになる展開はフィクションとのことですが、これにもちゃんとした理由があります。
社会復帰の過程で『誰かをケアすることで1日1日を積み重ねていけるんだ』と思える経験はたった一度の使用で逆戻りしてしまう薬物に抗うための大きな支えになるのだそうです。
あとは概ね実話ベース(多少の時系列の整理はあるものの)。
本当に存在していたあんの人生を、なるべく本当に辿りたい。

冒頭1ページ目のイントロダクションだけでも、この映画が放つ訴求力の理由が分かるし、関係者インタビューを読めば、それぞれの強い想い(あんは確かにそこにいたし映画を通じてみんなの心に生き続けて欲しい)がひとつにまとまると、こんなにも凄い映画ができるのだということがよく分かりました。

映画レビューというより、パンフレットの宣伝みたいですが、かなりのお勧めです。

あ、かなりのお勧めというのは、パンフレットのことで、映画は今年の邦画で間違いなくベスト級!必見です!!

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グレシャムの法則

4.0あんのこと

2024年6月8日
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泣ける

悲しい

感想

この映画の話は実話をもとに制作されている。認識がなくこの事実を知り得ていなかったので、この国で、映画の内容のような事が罷り通ってしまったという事に、まず最初に驚嘆した。

この映画のテーマとなっている問題は人間が社会的に生活する上で本当に厳しく重い意味を持つ。

日本人の家族の形態は歴史的に見ても変化し続けていて、50年前には当たり前であった三親等位までが近所に暮らして居る、大家族形態は都市部を中心に激減。さらに人口の地方から都市部への一極集中化による、近所に知り合いのいないひとり親家庭などの新形態による核家族化が、極端に進行している状況である。

現代の日本と日本人はどうなってしまったのか。人間同士の関わり方や、人としての在り方(家族の在り方、子供との関わり方、親からのアタッチメントを含めた幼児期からの妥当性をもった人間道徳教育、制度、政策から考える現状の偏った社会的行政救済システムの強化や見直しなど。)をこの映画の状況のような事案が今後増えると思われるので、詳細に考え直した方が良いという気持ちになった。

日頃からよく思っているのは、人は身勝手で無責任な生き物であるという事だ。

ある一人の女性を救い続けようとしても、救われることの無かった話の中で、誰が加害者で、誰が被害者になるのであろう。

誰が悪人で罪人なのか。悪い事と知って行動する、あんが悪いのか。ネグレクトとDVの母親が悪いのか。それとも多々羅がどうしようもないヤツなのか。それともマスコミの、この問題に対する人に与える影響を考えなかった桐野が悪いのか。

全員が悪いのだ。無知、無関心、無責任、責任転嫁自己中心主義、特に人の無関心がコロナ禍等の悪かった年の流れと重なり、最悪の結末となってしまった。

妥当性を持ち得た分別ある大人の人間が段々と少なくなってきているのかもしれない。

真当な人として、自身に課せられた、あるいは自ら課している社会的責任をどのように果たしていくべきなのか。また人としてどのように社会と関わっているのか。あるいは、どう関わるべきなのかを今一度、人間一人一人が考え直し、問題と感じる場合は時に行動してみる必要があると感じる話であり、自分自身反省し、考えさせられた。

脚本・演出
事実をありのまま、淡々と表現することが出来ていた。無理に感傷的になっていないつくりどころがリアルさを感じて良かった。◎

俳優
杏役河合さんの演技にまず眼力を感じる。浮つかず焦りもない。諦めに近い押しの弱さで、しかし、生きるために最後の力を振り絞って懸命に踠く姿が健気で本当に素晴らしかった。泣いた。演技に感動した。今、最も関心を持って観ている、期待する大好きな実力派女優である。◎

多々羅役の佐藤さん。流石の演技。福田監督作品とは一味も二味も違うアドリブの効いた抑えるところは抑えた難しい役どころを本当に上手く演じていた。素晴らしい。◎

桐野役の稲垣さんも多々羅と反対象な感じの落ち着いた演技で良かった。

⭐️4

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Moi

コロナがなければ起きなかった悲劇。

2024年6月8日
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悲しい

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マサヒロ

4.5彼女はドン底から這い上がろうと頑張った

2024年6月8日
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泣ける

悲しい

難しい

観ていて辛かった。
自分の子供に対して、何ら愛情も抱かない母親の存在が憎たらしい。
介護施設で高齢者に寄り添う杏、学ぶことの素晴らしさを痛感し、夜間学校で学ぶ杏はキラキラ輝いていたなぁ。多々羅のやらかしたことは許し難いことだけど、多々羅がいたから杏は生きる希望を持つことができた。だからこそ、多々羅には最後まで寄り添って欲しかった。

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ちゃ坊主

4.0確かに〝生きようとしていた〟

2024年6月8日
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hum

3.0ずっと胸が痛くなる作品

2024年6月8日
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悲しい

怖い

難しい

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邦画野郎

5.0あんは今もどこかに

2024年6月8日
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本日公開の入江悠監督のあんのこと観ました
壮絶過ぎて見終わったあともずっとあんのことを考えながら帰路に

近隣の人、小学校の先生、それまでなぜ誰一人手を差し伸べることができなかったのだろう、と思いながら自分なら何か行動できたのだろうかと思う

決して傍観者になってはいけないと思い知らされた

少しでも多くの人に届きますように

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ゴンギツネ

4.0頑張って生きたよね。

2024年6月7日
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jacky

3.0貧困の現実を描くにしても、ここまで不幸と不運のオンパレードにする必要はあったのだろうか?

2024年6月7日
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tomato

4.5つらい。。

Nさん
2024年6月7日
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最近は河合優美にメロメロなので、初日に観てきました。さすがでしたね。演技がいいのもあり、余計に見てて苦しかった。。一旦明るい未来が見えかけて可愛い笑顔を見せていただけに、そこからのまた下がるさまが、、、コロナの弊害も含めて、世界には何の救いもないのかと、、
どこまでが実話なんですかねぇ、全体的にですかね。。ほんと見てて辛い。。普通に暮らせる幸せって誰にでもあるわけではないな、、

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N

5.0どこまでが実話なのかはわかりませんが、あまりに希望がなさ過ぎる。

2024年6月7日
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ちゆう