劇場公開日 2024年6月7日

あんのことのレビュー・感想・評価

全465件中、321~340件目を表示

5.0見えていた希望

2024年6月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

優しく
強い心を持っていたからこそ
見えていた希望が
失われたつらさ
耐えられないほど悲しかった
どんな状況に生まれた子でも
救える世の中でありたい

児童相談所の権力を強化、人員増員で
せめて子供の命を守る
可能な限りの親の救済
公教育への予算増で高所得者以外の家庭の給食、授業費の無償化
多数の避難所の設置
できることはまだまだある

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koromimama

4.0心が…。

2024年6月15日
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鑑賞方法:映画館

音楽がなく日常の音、雨の音、電車の音、店の喧騒などが効果音になってる感じだった。
あんがいい子で、涙が流れるとかではなく、心がうずく映画だった。
河合優実の演技も醸し出す雰囲気もとても合っていた。

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ムクムク

4.5ヨガシーンはオモロい

2024年6月15日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

辛い

とても辛い

あんみたいな子は
たくさんいるだろうね

悲しい
悲しすぎる

希望の光がさしたのに
奪われて

辛い

推しの河合優実ちゃんの新境地をみれた

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アプソ

4.0河合優実演じる主人公がもともとこの生活から変わりたいという意思をち...

2024年6月15日
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河合優実演じる主人公がもともとこの生活から変わりたいという意思をちゃんと持っていて、佐藤二朗演じる警察や稲垣吾郎演じる記者に心を許すのも割と早くて、主人公の変容ないし変容を拒むさまをもう少し描いて欲しいという好みの問題があったのと、ラストシーンへの持って行き方(この登場人物を枷として生かしていくのか)というのが絶望ベースでは良いんだけど、もうワンシーン前で終わったほうが好みだったし、社会的意義もあるのかなと思ったりした。

「ミッシング」は『絶望ばかりだけど少し希望が見えるラスト』だったけど本作は『絶望の先にある絶望』を描いていて、ほぼ同時期にこの2作を見れてよかったという思いと、露悪さが前者のほうが強くて嫌なはずなのに好みなのはそっちなんだという気付きがあった。主演女優がどちらも大健闘しているのは言わずもがな。

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わたろー

5.0根本を断てない、から多分繰り返す

2024年6月15日
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母親に暴力を振るわれ売春を強要され小学校すら卒業せず薬物に溺れてる二十歳の女性の人生に、いくつかの大事な出会いが手を差し伸べる

もうちょっとだけ幸せでもいいのかも、控えめにそう感じ始めたそのときに

親が故意犯っていうのは、最も社会が介入し難いパターンだと思う、こんなの起こらないに越したことないけど、ついこの間の実話ベース

観てて無力感が酷い、根っこは、はたして一般家庭にどこまで暴力装置の踏み込みを許すかという話

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sysr

5.0緊迫と惨劇。

2024年6月14日
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泣ける

悲しい

怖い

113分の緊迫と惨劇。
この重さを出せる入江監督は凄い。
最近この手の心が重い作品多いけど
カメラワークと表情が秀逸過ぎて
濃度の違いを感じた。

笑いのない佐藤二朗さんの名演技と、
女優の中で頭ひとつ抜けた河合優実。
芝居やってる女優は全員観て欲しい。
目の奥まで芝居してる。凄え。

久々にエンドロール後も動けなかった。
涙も枯らす重圧により無水で泣いた。
1人でも多くの人に観て欲しい問題作。

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溶かしバター大盛りポップコーン

1.0不幸をパッケージにしてエンタメにした作品

2024年6月14日
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キリンさん

4.0どんより

2024年6月14日
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悲しい

薬物中毒とそこにつけ込む警察官、そしてコロナまん延による孤立を描く作品だが、忘れかけていたコロナ禍の制限を思い出させられました。人間が落ちていくときは悪いことが不思議なくらい重なるものですが、うまく表現されているのですが、うますぎて暗い気分になってしまいました。

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ショカタロウ

4.0親ガチャにもほどがある。

2024年6月14日
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悲しい

“ふてほど”で一気にブレイクした河合優実。初めて観たわけではなかったが、あのドラマの河合優実は確かに良かったので、この映画を観たくなり、場末の映画館に足を運んだ。

【物語】
香川杏(河合優実)は幼いころから虐待を受けて育ち、小学校も卒業できず、12歳の頃には母親に生活費を稼ぐために売春を強要されていた。そして17歳の頃には薬物の常習者になっていた。あるとき、連行された警察で人情深い刑事・多々羅(佐藤二朗)と出会い、更生のきっかけを掴む。

杏を生活費稼ぎの道具としか思わない母親と唯一心を寄せる年老いた祖母との生活から抜け出すことは杏にとって容易ではなかったが、多々羅と彼の友人である記者・桐野(稲垣吾郎)の支援により真っ当な仕事について、前に進み始める。

しかし、幾度となく泥沼から這い上がり、前を向こうとする杏の前にはいつも困難が立ち塞がる。

【感想】
フィクションと言われたら、「リアリティーが無い」「こんな母親いるわけない」と言ってしまうレベル。はっきり言って見ているだけで吐き気がするほど不快になった。
しかし、これは2020年に新聞記事になった実話ベースだと言うから驚く。

しかし、人間どんなに辛い境遇でも、一人でも心許せる人がいれば、辛抱する、あるいは立ち直ることが出来るものなんだど改めて思う。

杏が前を向こうとする姿に観ている方も、心底ホッとし、「これ以上彼女に悪いことは起きませんように」と願わずにはいられない。
しかし、ここまで神様は意地悪なのかと。

自分の恵まれない境遇を、社会の性にしたり、他人の性にする奴は同情する気にもならないのだが、ここまで酷い境遇で育つと、「お前が弱いんだ」とはとても言えない。

そんな過酷な人生を送る少女を河合優実が好演。不良っぽいところはふてほどと共通しているが、能天気な役だったドラマとは異なり、恵まれない境遇によって沁み込んだ陰を持ちながら、それでも希望を見つけようとする、痛々しくも強い少女が強く胸に刺さった

佐藤二朗は喜劇役者ぶりは一切見せず、優しくも怖い男を熱演。最近シリアスな役も良く見るが、上手い喜劇役者はシリアスな役も上手い。善人か悪人か分からない男を絶妙に演じている。

ちょっと観賞後に気が重くなるけれど、いつまでも強く記憶に残りそうな作品。

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泣き虫オヤジ

3.5血の呪いにより奪わていった彼女の居場所。せっかく出来た居場所も、止...

2024年6月14日
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血の呪いにより奪わていった彼女の居場所。せっかく出来た居場所も、止める事の出来ない外的要因がどんどんと奪っていく。あんな時期もあったよな、、、と消化してはいけない。

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こち

5.0希望も絶望も知ってしまったその先の顛末

2024年6月14日
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主人公杏について「希望はおろか絶望すら知らず」とパンフレットにあるそうですが、それが全ての不幸の始まり。彼女は学校に行っていなかったから漢字が読めないけれど、それ以上に無知だ。無知だから何かあった時に誰かに相談する、警察に行くなどという想像力が働かない。誰かに相談に乗ってもらうという私たちが普通に選択している行動もそういった経験があってのこと。杏は介護施設で働き社会性を少しずつ身につけていくが、突発的なことが起こるとその先は感情のまま、衝動のままに行動する。社会の中ではその行動は全く正しくは無いんだけれども、守るべき存在が出来た時杏はとても優しく一生懸命に生きている。
ほとんど笑わず多くを語らない杏の微妙な表情の変化は演技も映像も秀逸。衝撃的な内容をわかりやすいセンセーショナルさに頼らず作ってある映像表現がとても好み。
多々羅に勧められ細かく日記をつける彼女はとてもマメだ。そのマメさがラストに悲しく響く。

仕事に行き詰って気分転換にふらっと観に行ったのだけど、鬱々とした、しかし一生懸命生きていかなきゃああ今日は良い青空だ、みたいな変な気分になってしまった。公式HPの文言を読んでもう少し希望がある物語なのかなと思って行ったんだけど……これしばらく引きずるやつ。でも大当たりでした。
河合さん佐藤さん稲垣さんのインタビューが良かったです。

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上田

4.0持ち上げて落とす

2024年6月14日
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悲しい

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サリー

4.0せつない物語。

2024年6月14日
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映画としてはかなり良い。
だがこれが現実、しかもわずか4年前の出来事というのが悲しい。
あんが子供を押し付けられたときすぐに警察なり児相に連絡してれば事体は変わってたろうに。

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あらじん

4.5確かに存在したあんのこと。

2024年6月14日
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身も心も体を売らされて稼いだ金も全て搾取される。幼い頃からそれが日常でそれ以上のことは何も知らない。杏。

一番残酷なところは唯一好きだと言った祖母も結局のところ杏に寄生しているし、何より昔は母親が杏にしていることと同じことをしていたかもしれないということ。母親があんな風になった背景はなんなのか。なぜ杏をママと呼ぶのか。

どこまで実話に沿っているかは分からないけど、このあまりに過酷な環境で生きていた女性が実在したなんて本当にいつの時代の話かと混乱してしまう。コロナ禍に関わらず日本社会の闇は相当根深い。

キャスティングもよく練られていて、特に河合優実は難しい役だったと思うけど本当に素晴らしかった。良作への出演が続いているので今後もスクリーンで会えるのが楽しみな役者さんです。

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はるたろう

4.0実話なので

2024年6月14日
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リアルすぎて。。。。

あんちゃんは、優しい子

お母さん酷い。。。
障害ありそう
おばあちゃんは、普通なのに
福祉が、もう少し介入してれば。。。

コロナにならなければ

河合優美熱演☆彡

色々考えさせられる作品でした。

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Billy

4.0「過酷な環境はある」

2024年6月14日
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知的

今年115本目。

新宿武蔵野館で。
場所は知っていましたがここで見るの初めて嬉しい。初めてのスクリーンはワクワクします。

佐藤二朗さん、河合優実さんの映画。
こう言う過酷な環境で生きている人はいると思います。自分が恵まれている、だから全てに感謝して生きるのが大切だと感じます。

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ヨッシー

5.0もっと早く

2024年6月14日
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あんちゃんを救ってくれる人が現れたのに・・・
色んな要因で悲しい事件につながってしまう。
(ネタバレになるので書けない)
最後に感じるやるせなさ。
母親が本当にクズ。元凶。
小学校も卒業できてない。義務教育の間に手を差し伸べてくれる大人がいなかった事が悔しい。もっと早く救い出してくれてたら、売春もシャブもやらずに済んだかもしれない。
自分自身、あんちゃんのような人達を自己責任だって見てしまっていないだろうか?手を差し伸べるのは難しい。せめて、冷たい視線を投げかけず、自己責任だと突き放さず、寄り添える人間でいたいと思った。
良い人と悪い人なんて、簡単に区別はできない。誰もが二面性をもってる。
※稲垣吾郎がブルーハーツ歌うの聴けます。

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みさこ

4.5苦しくなる映画 胸の中 心の中にじわじわと嫌ぁ~な汁が溢れます 親...

2024年6月14日
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泣ける

悲しい

苦しくなる映画
胸の中
心の中にじわじわと嫌ぁ~な汁が溢れます
親に依存されて逃げ出せない
強引に頼まれれば断れない
依存されて育てられたから自分も他者に自然と依存するのかな
孤独がそうさせるのかな

私は酒もやめれない人間だからシャブなんて使ったら終わりっス

生活保護を役所から断られるシーンが良かった
若くて健康だから断られるって
アンの家庭内事情を役所は調べないのかな?
調べても若くて働けるから
で終了か
外国人に生活保護を打ち切ればもっと助かる日本人もいるはずなのに…

最初から最後まで苦しかった

うぐぅぅ!

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光也

4.0日本が生んだ悲劇

2024年6月14日
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悲しい

一つ一つのシーンが時間をかけて作られてるから、観る人によっては少し展開が遅くて苛立つかも
悲しいほどの実話で、重苦しい雰囲気
観ていて胸が苦しくなる
柳楽優弥の「誰も知らない」と同じように日本の貧しい母子家庭の縮図というか社会現象が生んだ悲劇です
「誰も知らない」は誰も助けてくれないながら子供たちだけで生きようとするんだけど、今回は凄くいい人が力を貸してくれて更生の道を歩もうとしていたら、一番頼りになるいい人も実は犯罪に手を染めていて逮捕され、いきなり頼る人が居なくなって不安なところに母親が現れて、最悪の悲劇へと向かってしまう
これは、保身と小手先だけの政治によって、物価上昇を上回る賃上げが実現されない結果、根深く蝕まれていった日本で、起こるべくして起こったこと
次世代に何が残せるのか、この日本をどう変えることができるのか、そんな事を考えさせられました

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じょにぃ

4.0積み重ねること

2024年6月14日
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泣ける

悲しい

怖い

せっかく生きる希望を見つけたのに。
どん底から幸せを掴もうとした。初めて生きようとした。ラスト、一番に思い返されるのはそんなあんの健気な笑顔と全力で奮闘する姿。佐藤二朗の最後の長台詞に心がボロボロになりながら、救いようの無さすぎるこの世界に、悔しさと怒りが湧き出てくる。
あのパンデミックから一層どうかしてしまったこの日本という国に、入江監督自身が当時、そして今なお疑問を抱き、憤りを感じているのが見て取れる。こんな"強い"映画を撮れる監督だとは、知らなかった。渾身の一作。ここから何かが少しでも変われば。心に残り続ける傑作だった。

なぜ、薬をやってしまうのか。
それと、なぜ人は絶望してしまうのか。
薬と絶望。イコールで結ばれるように思えるこの2つは、実は相反するものであり、薬物乱用者は絶望から少し救いあげてくれるもの、自分の唯一の居所として、手を染めてしまっているため、違法ドラッグの使用が絶望に繋がることは限りなく少ない。繋がるとしたら、それはやめることをやめたとき。ゼロがマイナスになったとき、人は絶望を覚え、崩れ、壊れてしまう。社会で苦しむ人々を真正面から捉えた、刑事・多々羅の言葉。彼の行動は何が正しく、間違っていたのか。多々羅もまた、彼らにとって薬物のような存在だったのだろうか。

薬物やDVによって苦しめられ、社会的地位を失い、路頭に迷う少女・あん。社会保障制度、住宅手当の不備によって、更に除け者にされていく。この国は決して、救済の手を差し伸べてはくれない。義務教育を受けないことは、その人自身が教育を放棄したこと。それは、本当に正しいのだろうか?日本国民の3大義務の1つ、教育の義務は教育を"受ける"義務でありながら、"受けさせる"義務でもある。義務教育の年頃だと、受けさせて貰えない状況・環境であれば、自ずと学習はできないこととなる。だから、教育の放棄とは、保護者によっても左右される。国は、このことを真剣に受け止めていない。

河合優美、佐藤二朗、稲垣吾郎。言葉にならないほど凄かった。入江監督の思い描く通りになったと、勝手ではあるがそう確信した。そのくらい、体当たりで、力強く、恐ろしいとも感じてしまう演技力だった。
「さがす」のようなエンタメ性はなく、実際にあったものを基にしている作品であるため、ひたすら重くて、重くて、辛い。何も救われない。ただ、作られたことには大いに意味があると思う。こんな映画が作られてしまったことは非常に悲しく、受け止めるのには時間がかかりそうだが、今を生きる人々、全員が見るべき作品だ。

タイトルは『あんのこと』。でも、あんは1人を指しているわけではない。直視したくない現実だが、この映画の考え方、向き合い方に心揺さぶられ、見た後はかなり落ち込んでしまうものの、強く、深く、考えさせられた。

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サプライズ