劇場公開日 2024年6月7日

あんのことのレビュー・感想・評価

全554件中、301~320件目を表示

5.0悲痛な余韻から抜け出せない

2024年7月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

実はを基にした作品ということもあり、実際にこんな想いをしている人がいると思うと胸がはち切れそうになります。子供は親を選ぶことは出来ない。コロナなんてなければ…など色々なやるせない気持ちと涙が溢れてきます。

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rs8jn2

4.0さようなら「あんのこと」。

2024年7月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

一ヶ月前に一度観賞しましたが悲惨過ぎて、もう一度観賞するのを躊躇していましたが客観的に心に留めたいと考え再度観賞しました。

安易に泣く事も出来ない程に辛い映画ではありますが、お茶の間で有名な俳優さん達の熱演でエンターテイメントの枠内にギリギリ踏み留まり観客にメッセージを受け止めた上で考える余地も与える優れた作品になったと思います。

2020年に自殺してしまった実在の女性の人生を土台に、入江監督を始め製作陣がオリジナルの要素を多々追加し、それらを踏まえた河合優美さんが繊細で優しい演技で「あん」に命を与えたのだと感じました。全ての暴力に曝される弱者の総体として生まれた「あん」が、余りに悲惨な状況を抜け出して幸せという光に向かって歩き始めた途端に、全ての大人達によって自殺に追い込まれます。(新型コロナ流行や援助者である刑事一人の脱落で簡単に孤立に追いやる社会も私達が作った物だと思う。)虐待の主体である母親も何らかの虐待の被害者であったのかもしれない事が父親のあからさま不在によって匂わされていると感じた。現実でも頻繁にあるであろう虐待の連鎖の悲惨さに言葉も出ない。娘を「ママ!」と呼ぶ母親の恐ろしさは(映画オリジナル要素との事)、現実に起こる多く虐待の一つの根っ子の様で寒気がしました。
物語後半の幼児を押し付けられる下りは映画オリジナルのエピソードだそうですが虐待の連鎖を絶ちきり幼児を愛し保護する「あん」は余りに優しく、だからこそ余りに悲しく感じました。

親子が光りのある方に向かって廊下を歩いて行くラストシーン。
初見では無責任な母親の能天気な後ろ姿に見えたのですが。2回目の観賞の今回は「あんの物語」を引き継ぎ負の連鎖を断ち切った希望のラストシーンだったのではないだろうかと考えるようになりました。

私自身がリアルで児童虐待防止運動に微力ながら協力させていただく事になり落ちがついたので、この作品を観させていただくのはこれが最後かな?

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春

4.5彼女は、きっと、あなたのそばにいた

2024年7月3日
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メインビジュアルにも書かれていますが、本当にそうだと思うし、今日もどこかにいるのだと思います。

10歳で不登校になり、売春、覚醒剤。

そして突如始まったコロナ禍という閉鎖的な世界。
居場所がなくなり、自分が積み上げて来たものを無にしてしまった瞬間に、観ていたこちらまで絶望の中にいました。

個人の弱さ、ではなく勝手な大人が壊していく。

とても深くあんのことが脳裏に焼き付き、2時間完全に世界の中に入っていました。

河合優実さん、すでに沢山の作品でご活躍されてますが彼女の演技が素晴らしくこれからどんな作品に携わるのか楽しみです。

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Yum

2.0"部屋の大掃除をしないと いけない"と思いました。

2024年7月3日
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YAS!

魂は救われたと思いたい

2024年7月3日
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「フランダースの犬」のようだ。
魂は救われたと思いたい。

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オカダ

4.0現実の理不尽さと救いのなさ

2024年7月3日
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悲しい

難しい

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ほのぼの

5.0事実をもとにした物語。あんが生きた証、小さな幸せの一歩を映画として残す。

2024年7月3日
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泣ける

悲しい

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ITOYA

3.5あんだって?(志村)

2024年7月2日
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悲しい

あんのこととはいえ、東出君との離婚後の話や河瀬直美の過去作について(無理矢理)の作品ではなく、観てるのがひたすらしんどいWカワイ映画。公開初週末での鑑賞、人気の河合優実主演ということもあってけっこうな客入りだったが、役柄的にも温度低めな優実に対して、凄まじい沸騰ぶりの青葉は自分だったら逆にぶっ殺してるだろう毒親加減で、とにかく酷いことが起きるんじゃないかと身構え続けてしまった。結果、本当に最悪なことになってしまうし、佐藤二朗のベタベタ具合もイヤーな予感がした通り(個人的には広川隆一のDAYS JAPAN問題を想起)。サルベージ赤羽がなくなってもいいのか?って、おまいう…。

これらのどこまでがBased on true storyなのだろう? 落日のわが国にも民間活動ながらセーフティネットが一応機能していることが救いといえば救いだけど、コロナ禍で例のブルーインパルス飛行を見ながら絶望した人間がいたであろうことは記憶に留めておきたい。

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ジョンスペ

3.5現代の「不条理」

2024年7月2日
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悲しい

パンデミックは世界中に「不条理」を産み落とした。やりきれない事件を元に良いシナリオが、出来たと思います。
で、私が普段からその「芸風」を好まない、佐藤二朗。観客のミスリードを誘うための配役なのかはわからんが、散見される有名俳優のキャスティングに不満。時期的にたまたま、河合優美が旬の配役にはなったが、そこまで印象のない役者だったので、なかなかの衝撃。
で、何かを乗り越えてこない役なのに有名人を使われると、せっかくの「リアル」が損なわれてしまう。
入江監督のしがらみなのか、そうでないと木下もお金が出せないのか。
稲垣吾郎の芝居なんて「情」は端から持っていないしなぁ‥とか。ハイハイ、早見あかりの「はすっぱ女」ね。などと、印象を抱かせる必要はあるのだろうか。
渾身の作品も、河合の怪演も、そんなとこで「どっちらけ」。映画を楽しみたければ、普段こっちがテレビを観なければいいのかな。日本映画にそんな文句言ったらいけないの?そのうち河合優美にも「ハイハイ」とか言っちゃうのかな。頼むからCMとか出ないでね。
あれ?いい映画の感想書こうと思ったけど、文句のほうが多いなオレ‥。

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でぐぞう

4.0本当にあった出来事に衝撃を受ける

2024年7月2日
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実際に起きた事件をもとにした物語を観たり読んだときにいつも思うのは、これのどこまでがリアルでどこからがフィクションなのかということ。本作は丁寧に冒頭で実際にあった出来事を題材にしている旨の字幕が示された。その後、主人公あんの姿が描かれるのだが、本当に壮絶だった。母親から売春を強要され、シャプ漬けになる。薬から抜け出して自立しようともがくが、母親の邪魔が入る。あぁ、なんという毒親。
小学校も卒業していないから文字の読み書きも難しいってところにもなかなかの衝撃を受けた。そうなると本当にいろんなことの選択肢が狭くなるんだな。やはり日本でおきたってことが受け入れがたい。「サイタマノラッパー」のようなドキュメンタリーっぽいカメラワークも、あんの置かれた過酷な状況をよりリアルにしていた気がする。どこまでがリアルな出来事なんだろう。
でも、そんな彼女の環境を伝えることだけが目的ではない。何が善で何が悪なのかを考えさせられた。人は100%の悪人はいないし、逆もまたそう。いつも優しい人間がたまに悪いことをするときもある。当たり前のことだけど、それでいろんな歯車が狂うこともあるってこと。救われない人生もある。ただ、あんのとった行動に最後救われた気持ちにもなる。ここらへんの作りがうまかった。コロナ禍の日本を舞台としてうまく活用していたのも印象に残る。あんが絶望したときに空に見えたもの。あの光景を対極の状況を描くものとして使うなんて。かなり衝撃だった。
それにしても河合優実という俳優はどこまで大きくなっていくのだろうか。楽しみでしかない。

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kenshuchu

4.0どうすれば救えたのか、考え込んでしまう「あんのこと」

2024年7月1日
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泣ける

悲しい

怖い

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Li'l Titan

3.5救いようのない重たいお話

2024年7月1日
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難しい

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まよ

4.5幸せになってくれよ

2024年7月1日
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河合優実が良すぎて感情移入しまくり、応援せずにはいられない。
もっと優しい社会にならないといけないと思った。

とりあえず生活保護を誰にでもあげるわけじゃないと言った役所のあいつにはめちゃくちゃムカつきました。

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ともひろ

4.5ドキュメンタリーと錯覚するような、時代を映す悲しい名作

2024年6月30日
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泣ける

悲しい

どのような映画を「良い映画」と評価するのかというのは、難しい。

爽快な気分になる映画、泣ける映画、考えさせられる映画、生活に影響を与えるような映画…。

『あんのこと』は、楽しい映画ではない。
時には目を背けたくなるような、観たくない現実を見せられるような映画である。それでも、観なくてはいけない、観るべき映画なのだろうと思う。

河合優実という女優によって、思春期の少女の怖さや儚さ、強さや弱さ、それらがコロコロと揺れ動く様が、リアルに伝わってくる。
ふと、ドキュメンタリーかと錯覚すらする。

この物語自体、実話が元になっており、プロデューサーである國實氏が「彼女の人生を残さないと」と感じて企画がスタートしたとのこと。それを受けた入江監督が「杏の人生を生き返す」というスタンスで、できる限り順撮りで撮影しだそうです。
そのような姿勢が、私たちに、ドキュメンタリーかと錯覚させるようなリアリティを感じさせるのだろうと思います。

本当に、モデルとなった女性の、短い人生の中での辛さや苦しみ、嬉しさや希望、そんなものを丁寧に描いている作品になっていると思います。
そして、それを成し遂げた、入江監督と河合優実の功績が大きい。

また、コロナで何が起こったのか、それを後世に残すという意味においても、この映画は貴重な作品になっていると思います。

「彼女はきっと、あなたのそばにいた」
このフレーズが、心に刺さります。

映画館を出て、すれ違う人、一人ひとりが「ひょっとすると、この子が“杏”かもしれない」と思い、立ち尽くす。

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prishou

4.5社会のセーフティネットとは

2024年6月30日
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悲しい

辛い結末であることは承知の上で、コロナ禍においてこの日本で実際に起きていた事実から目を背けてはいけない、そんな思いで覚悟して映画館に足を運びました。予想はしていましたが、あまりに過酷な現実はずっしりと重く、観終わったあともしばらく動けませんでした。

あんの更生をサポートする周囲の人の思い、シェルターなど確かに存在していたはずのセーフティネットが、コロナ禍でいとも簡単に切れていくさま、救いようのない毒親の存在など、この社会が抱える闇を前に自分の無力さを痛感しました。
せめて、あんのいのちの一瞬の煌めきを心に刻みたいと思います。

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クレープ

5.0いつまでも見ていたい杏ちゃん

2024年6月30日
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泣ける

悲しい

幸せ

久しぶりに二度見しました。杏ちゃん役の女優さん凄い。(いい意味で)特別な美形ではないのですが、一度見たらもう目を離せない。最初の死んだ目状態のとき。最初に給料もらって刑事・記者と3人でカウンターでお祝いするときの少し打ち解けた感じ。夜間学校のパック牛乳を嬉しそうに手に取って眺めてるところ、、、本当にかわいくて感動させられました。
でも杏ちゃんが死んだら老人ホームのおじいちゃん泣いて悲しむのにね。自分が死んだら泣いてくれる人が一人でも居そうなら、もうちょっと頑張ってみよか、と生きていこうと思いました。

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homelessgg

4.0社会的弱者の現実

2024年6月30日
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実際にあった事件を元にして社会的弱者の現実を見事に描いたヒューマンドラマ。主演・河合優実の体を張った演技力は実に素晴らしく、現実社会の理不尽さに抗いながら懸命に生きようとする主人公の少女に感情移入しました。

2024-107

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隣組

4.0佐藤二朗は出てくるだけで笑ってしまう‼️

2024年6月29日
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泣ける

悲しい

幸せ

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活動写真愛好家

5.0学はないけど愛はある

2024年6月29日
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学はないけど愛はある。
そんなふうに思ったあんのこと。

「あんのこと」
自分を庇ってくれた祖母を介護できたらと介護の仕事を希望し、施設の老人にもとても優しく接していたり、いきなり押しつけられるように預けられた見知らぬ人の子供も自分の子のように面倒を見たり。
とてもツラい環境で育ってきて、学もないし、常識やモラルも欠けているかも知れないけど、他人に与えられるくらいの愛はもってたのが杏という人物なのかなと。
一体どこからその優しさはやってくるのだろうか…
でもきっとその優しさや人懐っこさは環境によっては危ういものでもあるんだろうなと。

「警察の多々羅」
粗雑な感じはするけど、熱い良い人かと思いきや…うーん。
杏と同様に信頼をおいてしまっていたので、とても複雑な気持ちにさせてくる人物だった。

「幸か不幸か」
押しつけられるように見知らぬ人に預けられた子供はやとくん。
普通であればこんな迷惑な事はないが、コロナで仕事も学校も休みになってしまい、夢中になれるものがなくなってしまった状況のあんにはそれがまたひとつの夢中になれることであり、心の拠り所みたいなものになっていたのはある意味では良かったのかもしれない。

「はやとくんの母」
よくわからないというかどういうつもりだったの?というのがはやとの母。
1週間くらいで戻ってくるからってのは嘘でしょ?
でも大変だったけど児相から子供は取り戻して今は子供と一緒にいられて幸せみたいなスタンスがよくわからない…
こっちの気持ちは完全にあんに寄ってしまっているのでこの母の存在はなかなか苛立たしい。
そしてはやとくんは成長した時あんのこと少しは覚えているかな…?覚えてたら良いな…

「実家、あんの母」
とにかく悪い。嫌な印象しかない。
大抵嫌な人にも人の心があるような描写があったりするもんかなと思うけど、出てくるどの場面を取っても本当にタチが悪い。
そして切ろうとしても切れないこの繋がり。実家に戻るたびになんだか杏の積み重ねが崩されるようで、しんどかった。

「実際の出来事を元に…」
この元ってのがわかっていないけど、どのあたりが本当にあったことなんだろ?
どこが本当でもツラい話ではあるんだけど、
なかなか厳しい道であっても、働く場所であったり、学ぶ場や住む場所など、結構助けになってくれる場所なんかはあるんだなぁと思った本作(役所ではなかなかうまくいってなかったけど)
ただうまく良い人や機会に巡り会えればって話でもあるのかな…

大きく外れてしまったような人生でもやり直せるチャンスや支援なんかはある。
でもそれでも真っ当と言えるところに戻ってくるのは本人の意志だけじゃなく、それまでに出来てしまった繋がりの影響など、とても難しい事なのだろうなと…
落ちていくのはあっという間な感じ。
そしてあんのような環境で育つとそもそも、
どういうコミュニティは危ないとかの判断基準とかもズレてしまっていそうな気もする。
抜け出そうとしてても、気がつけばまた落ちていってしまう人もいる気がする。
まぁ人は弱いからなぁ…
真っ当って何よ?って気もするけど。

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ごはん

5.0すぐに席を立てなかった

2024年6月29日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

近所の映画館で上映していなくて、しかも内容的にどうやら心身共に元気な時、という私なりのハードルをクリアして、やっと鑑賞する事ができました。
そんな心構えをしていたのにもかかわらず、想像以上にやるせなくて館内が明るくなってもちょっと放心状態でした。
義務教育さえ受けずに親からの虐待、そして生活費のために売春までさせられる主人公のあん。そんな彼女に救いの手を差し伸べる刑事と記者との友情、立ち直ろうとした矢先のコロナ禍。
普通に生きてても人間関係が希薄になった時期ですが、彼女の支えみたいなもの全てが希薄になっていきます。とにかく切ない。

毒親に支配されてる子たちへ
貴方の親は病気だから離れて良いんだよ
貴方の人生は貴方のものだよ

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たかな
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