「環境」あんのこと ふわりさんの映画レビュー(感想・評価)
環境
クリックして本文を読む
入江悠監督作品は初めて見ました。
この作品は事実を基にしているとの事、胸が痛むひどい話でしたが、映画にする意義は大きいと思いました。
あんという女性がいた事、彼女のような人たちがまだまだいるであろう事。
毒親・鬼畜母(または父)を映画で見る度、病気だなと思います。まともじゃない。娘への愛情など微塵もなく、あるのは執着心と支配欲だけ。育つ過程に何があったのか、負の連鎖?おばあちゃんは優しい人なのに。この母逮捕されりゃいいのにと本気で思いました。
シェルターで隣のシングルマザーからあんな風に子どもを押し付けられるなんてそれも驚き。この母親も男とトラブルって…最後「あんちゃんありがとう」ってさー(`´) 日記帳の切れ端見て悟ったとかそれは分かったのですが、びっくりしました。
手を差しのべてくれた多田羅刑事も、聖人君子ではなかった。でも行動によってあんの人生が変わっていこうとする事は唯一良かった点ではないかと思います。皮肉にも押し付けられた子どものお世話に懸命になり、老人ホームのおじいさんからも慕われた、あんの最後が残念でなりません。
俳優の皆さん素晴らしかった。
河合さんは脇役でちょいちょい拝見してましたが、実力派。すごくいいですよね。今年、一気にきましたね。今後も楽しみ。
佐藤二朗さんは「変な家」を見た後だけに、余計良かったです。
コメントする
かばこさんのコメント
2024年6月22日
性悪説は多分、正しいんだと思いました。
一方的に託児していった母、「あんちゃんありがとう」とか言っちゃって罪悪感もなく、いい気なもんだわ~ とムカついちゃったです。