ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズのレビュー・感想・評価
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何度考え直しても、やはり傑作に思われました
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
今作を観て、いやこれは傑作だよな‥とは思われました。
その大きな要因の1つは、冬村かえで(池松壮亮さん)の心情や動きが際立てば際立つほど、対峙する杉本ちさと(髙石あかりさん)と深川まひろ(伊澤彩織さん)の2人の関係性も際立って行くという、シンプルな物語構造にあるように思われました。
そして、冬村かえでの孤独が深まれば深まるほど、ちさととまひろの深いところで信頼ある関係性が強固になって行くように思われました。
まるで曇り1つない鏡面に映った、全く対照的な双方の対峙によって、一瞬のダレもない見事な作品に仕上がっていると感じました。
アクションは言うに及ばず、カット割りカメラワーク映像のルック、緩急ありつつの原点回帰したスピーディーな展開、美術や最後の女王蜂の主題歌に至るまで、見事なスタイルとして映画が完璧に完成されていたと思われます。
そして、何より冬村かえでを演じた池松壮亮さんが、アクションだけでなく全ての面において素晴らしく、髙石あかりさんや伊澤彩織さんとの遜色ないレベルのアクションとやはり素晴らしい演技と相まって、そこに入鹿みなみを演じた前田敦子さん達が花を添える、見事な俳優陣の配置だったとも思われました。
もちろん鑑賞後に、そもそも無意味に人を殺す作品を本音を言えば個人的にはそこまで好みではなく、まして今作もストーリー的には本当にシンプル過ぎる内容だったとは思われます。
しかしながら、その削ぎ落しの洗練さによって、冬村かえでの孤独と、ちさととまひろの信頼関係との違いが対比で際立ち、逆に素晴らしい作品になっていたのではと思われました。
こんなことを言うとバカみたいと言われそうですが、何度考え直してもやはり今作の映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』は、傑作だったと言わざるを得ないと思われました。
冬村かえでのラストのセリフにも感銘を受けながら、一方で炎上させられたから150人殺して欲しいという依頼内容の中身も依頼者も、現在の日本を象徴する双方のクソさで、この映画の根底に流れている現在への眼差しは全く正確だとも思われました。
このシンプルな物語構造でここまで質高く人物配置して見事な作品を作り上げる手さばきがあるのであれば、阪元裕吾 監督は、アクションに限らず、社会派の作品やミステリーや感動作など、あらゆるジャンルの作品でも素晴らしい作品を作り上げられる予感がして、ぜひ監督の他のジャンルの作品も観てみたいと、僭越ながら思われもしました。
カンフー映画を見ているようで目が回る!
今週の映画は何にしようかと考えていましたら、評価がかなり高いので覗いてみました。結論としては、観て良かったと思います。こんなジャンルで、水準の高いアクションを観れるなんて本当に生きてて良かった?!(劇中でのセルフです笑)。この作品はシリーズ3作目らしいですが、私は初見でしたのでなんの予備知識もなかったのですが、とにかくカンフー映画のような激しい戦いのシーンには見惚れまくっていました。そして、女性の殺し屋が大活躍するジャンルをまた知ることができてありがたいと感謝です。最初は、激しいアクションとどんどん人を拳銃やナイフで殺していくシーンに度肝を抜かれます(しばらくすると慣れてしまうのが怖い?)。それが終わると、ダブル主演の女性がアドリブで日常会話をしているようなシーンが展開しますが、まさに普通の女の子でした笑。そして殺し屋同士の戦いにストーリーは進んでいきますが、相手のボスはなんと池松 壮亮でした(彼の殺しの目的があまりにも奇想天外すぎて笑えます)。最近話題だった「海のはじまり」のドラマで、父親になれなかった男役で、そんな能力があるとは思えないアクション演技にびっくり仰天でした。伊藤彩織との格闘シーンでのキレキレの演技は、まさにジャッキー・チェンを彷彿とさせるものでした(ある意味曲芸的?)。もちろん伊藤もそうでした。このシーンを見ていると、めちゃくちゃテンションが上がるのがわかりました。やはり訓練に訓練を重ねた演技は、大きな感動を呼ぶのでしょうか?このシリーズの作品なら、また観てみたいと思わせてくれる秀作でした。
今回も面白い。新キャストもイイ!
バディ物でパート3となると、さすがに関係性もストーリーもマンネリ気味になるかとも思ったけど、そんなことは無かった。アクションで泣いて関係性にほっこりした。池松壮亮と前田敦子の新キャストも良かった。それぞれ『シン仮面ライダー』や『Seventh Code』でアクションスターとしての実績アリなので、絶対イイのは分かってたが、期待値上回る活躍ぶり。そして宮崎ロケというのも3作目に相応しい展開で、名所巡りつつのバトルはウルトラシリーズの地方ロケみたいに楽しげなヴァイブスが伝わってきて(実際は弾丸旅行的なデスロードみたいだっただけど)凄い良かった。そしてカッコいいアクションと突飛で魅力的なキャラクター、ストーリーがその虚構世界の中では違和感なくリアルに存在している、というアニメでは散々当たり前にやっているのに実写では出来ていなかったことをやってしまえている凄さは、3作目でも変わらなかった。
この映画が評価されてることに危機感を覚える
個人的にこの映画は非常につまらないものでした。
なぜこの映画が評価されているのか理解できない。1,2は見たがまぁ普通くらいの感想でしたが、3はお金を払って見たことを後悔した。
好みと言ってしまえば、何も言えないことはあるが個人的に、キャラクターも微妙、ストーリーはおそまつ、演技はそこそこという感想。
主人公2人のキャラはまぁいいとして、それ以外が。
筋肉キャラがCGないからか、筋肉キャラ活かしきれてない。
主人公と前田敦子の距離が縮まるが理由あまり理解できない。
池松くんのキャラが何故闇落ちしたか、分からない。
演技はもちろん池松くんは上手。それ以外は平凡。
この映画は邦画の嫌なところが詰め込まれている。撮影のこだわりがなく、ストーリーのご都合主義が盛りだくさん。
覚えてる限り具体的にあげていくと
1,最初の主人公と池松くんのバトルシーン
頭突きにより額から血を流し、生々しいシーン。倒れ込んだ後に起き上がったところ床に垂れていた血が綺麗になくなっていた。
2,人がたくさんいる喫茶店で殺しの話を普通に大声でする。
3,宮崎県庁で銃撃戦。さすがに人がいない理由が必要でしょ。
4,前田敦子が足を銃で打たれたのに、戦闘シーンでは普通に走って銃撃戦。
5,最後に池松さんを倒した後、去るところで『誕生日いつだっけ』。このセリフいる?かっこいい戦闘シーンの後に急激に冷める。アニメならまだしも。
6,最後に最初に出てきた子供か伏線回収かのように出演。さも意味ありげに、気持ち悪い。(これは自分が読み取れてないだけかも)
あげればキリがない。
どういう作品が撮りたいの?この映画のメッセージは?とてもうすっぺらい作品だなと感じた。
個人的にこういった日常系のアニメは好きだが、それを実写映画でやりたいのかなと思った。それなら上記で上げたおそまつな点も大目に見ることもできる気もするが、アニメでも状況設定はもっとしっかりしてる。いくらなんでもあり得ない点が多すぎる。
アニメなら許されても実写だと許されない点も多いはず。どうしても実生活に近い分、リアリティを求めてしまう。
とりあえず、気になった点を勢いで書き綴った。
1,2はそこそこ見れたが、3は残念。
1,2で少し成功して、風呂敷を広げたせいで監督の未熟さを感じた。1,2はたまたま成功しただけで、次の作品も期待できないと思ってしまう。
結局この映画で伝えたいことって何?
全く分からなかった。
この映画が評価されることに危機感を感じます。そりゃ海外から取り残される。もっと価値ある映画にお金をかけてほしい。
好みで片付けるのは簡単だが、私は少し争いたい。批判することも大切かなと思って、勢いで書いてみました。
もちろん良いところも少しありました!主にアクションとか。ちなみに一緒に見た友達は大変満足してました。
本作初見でも圧倒的に面白い
生きててよかったーー!✨
もう過去に作品をさらに超えてきた!
伏線回収?!過去2作品を観たらさらに楽しめること間違いない。
過去一作目では主人公まひるさんとちさとさんの無双に惹かれ、2作目は殺し屋兄弟とのやりとりに興奮と圧巻を!
そして今作はもうとにかくバトルシーンが過去最大かつ
2人の深い深い関係性をおしみなく出ていた!!
個人的に好きなシーン以下ネタバレですが、最高でした。
・宮内さんのサブマシンガンがかっこよすぎた笑
・まひるさんとかえでの戦闘シーンで2作目の兄弟について思い出すまひろさんのシーンにもう泣いちゃいました!!個人的にはあの兄弟が生きてたら、一緒にチームワークだったらいいのにな〜て思いふけながら2作目がおわり、そこを思い返すまひるさん、「あの兄弟はすごく強かった。」この脚本に本当に感謝。。。
またあの2人を思い返すことができるのは嬉しかった。
・最後の焼肉屋さんでケーキを頬張る姿。そして生きてよかったと叫ぶ2人が尊かった!!!一作目のケーキを食べよと言った伏線!もう嬉しかった。。
・僕らの青春前田あっちゃんの安定な演技力と最後の焼肉屋さんでちさとさんのとなりでベロンベロンに酔っ払うすがた笑 みなみさんはずっと寂しかったんだとと思う。
不器用な絡み具合と最高でした✨
そして最後のエンドロールでボロ泣きでした笑
変わらない2人にまた会えることが最高の癒し。死と隣り合わせなのに。
ばしらさんとボブルビーw
息も吐かせぬアクションが!とか、池松壮亮が!とか、ちさまひ一生見ていたい!とかは他のレビュアーさんが書かれるでしょう。
遅れ気味2週目映画館な俺は適当マイレビューを。
びっくりしたー!赤のボブルビー出て来たw
え?ボブルビー??
あ、アレですよ、前田あっちゃんが愛用してたプラスチック素材丸出しの真っ赤な変なカバンですよ。
あ!持ってるわ俺!!数年前買ったわwて、びっくりでしたよw
モラトリアム終えたタマコは、灰原哀に憧れ、真っ赤なボブルビーなんて中二しか選ばないカバンを買い、神谷浩史のヲタであんな人物に帰着したんですよ!
わ!w
何だコレ?w
キャラ造形オモロいな坂元監督、映画としては孤独と強さしか知らない男が、人間愛に敗北する話なんだけど、人間って、そこまで美しく無いし、いい加減でダメな生き物ですよね。って僕達への肯定として描かれてる。
だからダッサいボブルビー担いで街歩いても良いのかも知れないね。
あ?かいばしらさん何処に居たん?
はぐれ兄弟の明るさ故の悲しさがあった前作と違い、孤独な男の虚しさの...
単純明快
わたしはゲージツを理解しない愚か者なので、
こういうわかりやすい映画が向いている。
シリーズものらしいが初めて観賞した。
以前にも上映はあったのかもしれないが、スルーした可能性が高い。
普段の私なら余り興味を持ちそうな内容ではない。
最近余りにも曖昧で私には十分に理解できない映画が多く、
予告編での単純明快さに惹かれた。
また、池松壮亮が適役を演じたことも大きい。
ヒロイン2人の緩さがいい。
結構なめていたがアクションも全く違和感がなく、そのギャップが魅力的だ。
池松壮亮もさすが。
独特の雰囲気やキレキレのアクションは頭一つ抜けている。
いつか個性派の武士を演じて欲しい。
前田敦子や清掃係の女性も良かった。
一方でストーリーらしいストーリーはなく、
テイストベターなだけでなくより深みのある内容も欲しかった。
アクションシーンが売りなのだろうが、ちょっと長すぎない?
ちょっとウトウトしてしまった。
また、ショートカットのヒロインは顔面傷だらけなのに対して、
ロングヘアの方はそれがほぼない。
事務所NG?
違和感が残った。
何はともあれ、久しぶりに楽しかった。
変化が欲しい
最高のコンビと最高の敵
「パーティーのはじまり」と「ぼそぼそしゃべって何言ってるかわかわない」
殺し屋である女子コンビのギャップ萌え!
3作目にしてシリーズ初見。以前から気にはなってたのですが、高評価でもあったので1作目も2作目も見たことないのですがレイトショーで見てきました。
予告編を見る限りもっとゆる~い感じなのかと思いきやアクションは激しいです。
ガンアクションと肉弾戦、殺し屋同士なので相手も強くなかなか見応えのあるアクション映画でした。
普段の二人のゆる~い会話とダメダメなところがあるからこそ、仕事のときのハードさが活きてるように思います。
緩急をうまくつけてます。
このギャップこそがこのシリーズの魅力なんでしょうね。
先輩殺し屋役に前田敦子と有名女優を配しましたが、ガンアクションが様になってました。
それよりも家に帰ってから髙石あかり、伊澤彩織について調べると年齢差が9才もあることにびっくりしました!
伊澤彩織さんが20歳の役で髙石あかりさんとしっかり同世代に見えてましたねー。
伊澤さんはアクション女優だけあって動きが速くリアルに強そうでした。
欲をいうとアクションシーンが長く、昔のジャッキー・チェンの映画のようにラストの1対1での肉弾戦がやや冗長に感じましたが、期待どおり、いや期待以上の作品でした。
1作目も2作目も見てみたくなりました。
防御が即ち攻撃技になる連続技
アクションをたのしむ映画とわりきって観てます。このシリーズは欠かさずみていて、この作品も公開と聞くや、観ようと思ってました。
人殺しというディープな内容をぶっとんだキャラでやってのけてしまうのが非現実的、まさにエンターテインメントのようで、ちょっぴり友情のアヤもあるという、スパイスの効いた脚本。特に、現代風!?の言い回しが絶妙で、よくあんな言葉のセンスがあるものだと感心してしまいます。
とにかく、アクションシーンが冒頭からあって、防御が即打撃になる技の連続でこれも感心してしまうほどの流れるような動きの数々。これこそみたかったシーンです。阪元裕吾監督作品は、アクションシーンが最も見所あると思ってます。
単純におもしろい、笑える、映画はこうでなきゃ
昔の香港のカンフー映画を思い出しました。単純でおもしろい、笑える、映画はこうでなきゃ、と言える映画です。「映画は娯楽だ」と言うことを改めて認識させてくれます。
1作目、2作目も見ましたが、3作目からは「ご当地映画」の要素が加わってきました。どうして宮崎県か分かりませんでしたが、髙石あかりさんが宮崎県出身とのこと、では次は埼玉県でしょう。大宮の鉄道博物館で銃撃戦でもやると受けるかと思います。
この調子で行くと、47都道府県全部回るのに年1本作ったとしてもあと46年かかります。これが映画制作者の新しい戦略かも知れません。
しかし、金曜日の夜だというのに、広い映画館に観客は両手で数えることができる程度、46年続けるのは辛いかも知れません。
もういっちょ行くか
いつもの映画館で
18時10分始まりで仕事終わりギリギリ
映画館までの道中は結構な雨降り
期待度はこの間のスオミ同様
満足度はこちらに軍配
いやあ面白かった
一作ごとに厚みが増している感じ
今回は池松と前田敦子でアップグレード
あと宮崎の筋肉の人も
池松の自己啓発ぶり
前田敦子のこじらせぶり
本社組と地方採用者の関係みたいな構図も垣間見えた
掃除屋の女子が活躍した分
オラが好きな田坂の見せ場が少なかったのは残念
あとラバーガールは声のみで直接絡みがなかったような
主人公二人には文句なし
アクション セリフの間の取り方 グルメ… 完璧
一番面白い二人組だと思う
テレビシリーズも進行中で TVerで毎週楽しみなのだ
もういっちょ行くか
かつての西部警察みたいに 日本全国でロケしてくれ
(ここから映画と無関係)
終了後は雨が上がっており
夜の公園ベンチで家から持参の缶ビール
ベンチが濡れていることを想定してタオルも持参
やはり持参して職場で冷やした保冷材でキンキン
サーモスカップでグビ ポテトチップのりしお味
気候もちょうどよくていい気分だった
〆は餃子の王将かと思いきや
結局711の餃子と中華飯 自宅で2次会
これもまたよし
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