「そうそう、やっぱピンチの後どうするかだよね」ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ 市丸よんさんの映画レビュー(感想・評価)
そうそう、やっぱピンチの後どうするかだよね
ジャッキーチェンのアクション映画って、ジャッキーが最強って訳でもないんだよね。「ヤングマスター」とかさ。修行して強くなっても結構やられる。無双状態になるのは本当に最後の最後だけ。だからワクワクする。
過去二作はちょっと強すぎというかピンチらしいピンチもなくてサクサク進みすぎでさ。「プロなんで」と言ってもその「強さ」がどこからきてるのかが不明すぎてちょっとパワーバランス崩してる傾向だったからちょっとね。あと2人のわざとらしいとも言える「へらへらさ」もね。まあ、それは三作目となると耐性ついたけど。
今回はやっと強い相手に負けてそれを乗り越えるシリアスさが出てて見応えあったね。アクションは元々いいわけで、今回もさらに磨きがかかった感じでグー!
前田敦子がなあ。キレ演技が一本調子で作品のムードにマッチしてない違和感があったなあ。方言優しいマッチョもパンチが足らないというか、結構弱い。対戦相手のキャラ設定も150人殺しと言ってもどこからが「伝説級」なのか分かりにくかったし、あの性格設定もちょっとやりすぎ感はあった。
まあ、でもシリーズ中では1番出来がよかったよね。ギャグ要素のための「へらへらさ」と「ぐだぐださ」なんだろうけど、そこは、まあ、ちょっとくどいよね。あれが好きなファンはもちろんいるだろうけど。
さて、シリーズものは三部作で完結が多いけど、次あるんかな?ドラマもあって、裏方も映画化でしょ?テレ東で映画をドラマでも、ってヤツだと「サイタマノラッパー」シリーズ思い出すなあ。次があるなら、武田梨奈出てほしいなあ。「ワカコ酒」よりも「ハイキックガール」だよね、やっぱ。最強助っ人役のカメオでもいいからさ。日本人女性のアクションシーンを世界に見せつけてほしい!!!