「復讐劇のような幻覚ホラー映画」NOCEBO ノセボ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
復讐劇のような幻覚ホラー映画
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意味不明のタイトルだったので気になって鑑賞。調べたら「ノセボ(Nocebo)」は、ラテン語で「私は傷つくであろう」、思い込みによって有害な影響が引き起こされる現象、主人公のクリスティーンのことなんでしょう。ファッションデザイナーのクリスティーンは突然現れた野良犬から飛び散ったダニに襲われ衰弱、病院には行ったらしいが症状が出ず治療は頓挫したようだ。日本でもマダニに刺されてSFTSに感染して死亡のニュースを耳にしてますので怖いですね。
そこへフィリピン人のダイアナが訪れ、家政婦として雇われたという、記憶には無いが病のせいで弱っていたので受け入れます。
ダイアナの助けでクリスティーンの容体は改善かと思ったが、話は一変。
(ネタバレ)
実はダイアナは昔、クリスティーンの縫製工場で働いていたが火事で工場が焼け娘を失った過去があり、重労働を科したり工場に鍵をかけろと言ったクリスティーンに恨みを持ち、復讐に来たのだった。どうもダニを撒いた犬は工場の近くに居た野良犬でダイアナの魔術で操られたようだ。なぜそんな魔力を使えたかというと、子供の頃ダイアナは弱った老婆を看取ったが老婆は魔女オンゴで口から出て来た悪霊のひよこが口に入ってきたことで魔女化したらしい。なんと映画のラストではそのひよこがクリスティーンの娘ボブスの口に入る、これは続編狙いなのでしょうかね・・。
意味の分からない復讐劇のような幻覚ホラー映画でした。
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