劇場公開日 2024年3月1日

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「ピエール瀧は好きな役者さんでした。」水平線 はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ピエール瀧は好きな役者さんでした。

2024年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

最近ラジオで復活していたのを知っていたので、この映画も見に行きたいと思っていました。

東日本大震災で妻を亡くし、南相馬で散骨業を営む男の話。
一人娘との関係や、殺人犯の散骨をめぐっていろいろとイザコザが起きる。

記者の行動がよく分からなかったし、遺族からしたら散骨されるのって、あそこまでイヤなもんなのかと思った。
あれだと、犯人の一族郎党皆殺しにしたいと思うのかな。。

暗い映画なんだけど、スナックで一緒に飲んでる友達とか娘の存在が希望でしたね。
宮城県人としては私自身も被害はなかったけど震災は体験してたし、近い話として映画を見る事が出来た。
まだ風化はしていないし、傷跡はたくさん残っていると思う。

ピエール瀧の演技はいつもの演技。
ただ、存在感は凄いです。
『凶悪』の時の彼の演技はマジ怖かったし。。
娘役の女の子も良かった。
監督は小林且弥。
役者として見た事がある人でした。
初監督作品らしいです。
そして、松田優作の甥なのね、知らなかった。

ピエール瀧、心配なのは、大麻じゃなくてコカインでの逮捕っていう点。
再犯率が高いから、また捕まらなければ良いけど。。
願うばかりです。

はりー・ばーんず