劇場公開日 2024年5月3日

「はっきり言おう、「子ども騙しの映画」。」青春18×2 君へと続く道 いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0はっきり言おう、「子ども騙しの映画」。

2024年5月12日
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鑑賞方法:映画館

今年の誕生日がくれば、69歳になる。競馬に例えれば、最終コーナーを廻ってあとは死のゴールへと走り抜けるだけ。

そんな老人が観ると、微温的で感傷が有るのみの映画だ。三島由紀夫は「感傷的」を目の敵にしていた。彼の作品には感傷性が殆どない。あったとしても意図的に行われている。抒情的と感傷的は違うと私は考えている。この映画は感傷的だらけで、逃げ出したくなる。また、余分な物語が多すぎる。なぜ、カットしないのだろう。90分で収まる映画ではないか。その方がもっと余韻を味わうことができるのではないかと思う。

NHKの朝ドラで15歳の清原果耶を知って、将来を楽しみにしていた。昨年は舞台でジャンヌ・ダルクを演じ、演劇評で褒められていた。私に言わせれば、子供騙しの映画に出演して嬉しいのだろうか。そんなことを映画を見ながら、考えていた。

いなかびと
アサシン5さんのコメント
2024年5月14日

私は同時代を生きた人間としてあなたのレビューに強く共感します、でも、子供騙しに騙されたい、そんな心も持ちたい、そう感じます、風当たり強そうですが、応援しております、レビュアーの皆様はみんな心の友です。

アサシン5
いなかびとさんのコメント
2024年5月14日

私は映画を観て、正直な感想を綴る事を信条としています。プロフィールに書いてある通りです。ピエタさんのような意見もあるでしょう。私がピエタさんに願うのは、木下恵介監督の「野菊の如き君なりき」あるいは「二十四の瞳」を観てください。感傷的と叙情的の違いがわかると思います。

このような作品を作りながら、木下恵介監督は女優の有馬稲子と不倫をしていました。人間ってわからんもんです。

いなかびと
ぴえたさんのコメント
2024年5月13日

あまりにもトゲのあるタイトルと内容に悲しい気持ちになったので、申し訳ありませんが、意見させてください。ご自身で自身の年齢層を書かれておられますが、この作品がイマイチと感じたのは、そこが理由ではありませんか? そもそもこの映画のターゲット設定に当てはまっていないだけではないでしょうか。映画にもターゲットがあります、当然のことです。イマイチだと感じる人もいれば、素晴らしいと感じる人もいます。これも十人十色、当然のことですよね。自分の感じたことを、あたかも「誰もが思うだろう」という書き方で、「レベルの低い映画だ」と評するのは辞めて頂きたいなと思いました。もしかしたら、これからこの作品に出会って、何か心動く瞬間を得る人がいるかもしれないのに、その機会を損失する可能性を高めないでいただきたいです。もちろん私が書かせて頂いているように、意見するのも評するのも自由です、だからこそ、あくまで、「私は、〜と感じた」と書いて頂きたいです。
きっと気分を害されることと思います、他人が申し訳ありません。そして長文失礼いたしました。

ぴえた