地球星人(エイリアン)は空想するのレビュー・感想・評価
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スタッフ3人!?
2024年劇場鑑賞186本目。
本編終了後舞台挨拶付き。
主演の田中さんは仕事関係の知り合いで、普段は役者とは関係ない仕事をしているのですが、そういった知り合いが映画の主演をしていて、それを映画館で普通に観るという経験はなかなかレアでした。
予算百万、スタッフ3人という条件で作られたとは思えないくらいちゃんとしてました。ちゃんとしてましたは失礼ですけども(笑)
基本宇宙人にさらわれて改造されたと主張する女子高生、別に真実があるのではと疑う主人公の記者という感じで、多分真実はこうだけどはっきりとは描かない感じになっています。
昨今には珍しく喫煙シーンが多く、田中さん喫煙者だっけと心配になるのでメタファーは別の方法で示せないかなとは思いました。
予想以上に!!
レビューではあまり評価高くないものもありどうだろうか?と思いながらも鑑賞。結果としては自分として掘り出し物級にすごく楽しめた!!
記憶と妄想。本当と空想の入り混じる刺激。宇宙も世の中も人間も現実という物差では測れないもの。そこに無理な答を出し安心を求める現代人たちとその孤独に注がれる優しい眼差し。先々にはカルト的人気から名作になっていく一本かもしれない。
摘発じゃなくて告発だろうな
カメラワークやカット割が独特だったり手ブレ多用気味なのでそれだけで好き嫌いは分かれるだろう。
誤報してしまうとその訂正記事が更に被害を拡大させるという泥沼を意に介さないメディアの道徳的荒廃については言わずもがな。
髭男がいう「正義感の強い奴は宗教にハマり易い」は見方を変えれば、一部の(と言っておこう)宗教団体や政治団体は正義感や疎外感の強い人達を取り込む術に長けている、という警告なんだなあ。
なんか抜け感があると良かったかも。
たまたま製作陣のアフタートークの回だった。
100万で作った自主映画としては上出来なんじゃないかしら。ひと昔前に流行ったノイズっぽいガチャガチャした編集の古臭さと見にくさは置いておいても、話の進みになにやら目新しさも感じた。
女子高生宇宙人誘拐事件を調べてる記者のはなしで、なかなか話もデカくなり期待させるが、結果何にも解決はせずうやむやで、、、まあそれは解決しちゃうとつまらないしね、と言う形で終わります。
キュビズム的映像のネオSF
雑誌記者がキャトルミューティレーションに遭った少女の事件を追い、結果的に自身の正義と対峙することになるヒューマンSF映画。
瞬きを許さないほどの映像の連続性による物語の紡ぎ方が目を引く。
本来劇映画は一つの意図によって複数のカットを編集し作品として成立させるものだが、複数の視点を複数の視点としてのまま、映画内で再構成されているキュビズムの絵画のような珍しい作風。
観たことのないものを観せてもらった。
空想シャボンランチャー
何となく、軽快なタッチのSFの話かと思っていたら、
視覚的な面白さだけでなく、
サスペンスな内容や画面の雰囲気にどんどん引き込まれていく感じがした。
物語が進んでいくにつれ、
地球星人とは、人間とは、生きるとは、といった壮大で普遍的なテーマにまで発展していく。
それはロマンチックだとすら感じた。
俳優たちもみんな魅力的で、その世界観の中に自然に存在している気がした。こことは違う世界線に、今も暮らしているのではないかとすら思った。
予想を何層か飛び越える面白さだったように思う。
求められるもの
「UFOのまち」として町興しをしている石川県羽咋市の取材を命ぜられた雑誌記者が、3年前のとある事件に関わることになる話。
チャラチャラした記事ばかり書かされてやりたいことが出来ないと嘆く主人公が、羽咋市で起きた「大学生エイリアンアブダクション事件」を追う中で、3年前の少女失踪事件を調べて欲しいと言われ巻き起こっていくストーリー。
自主制作みたいな感じだし仕方がないのかも知れないが、映像が暗く単調な上に、鬱屈とした空気感を作り出したいのか内容的にも暗くまったりしていてテンポも悪くてダル〜い感じ。
何をしたいか、何をみせたいかは判るし、話し自体も悪くはないけれどイマイチ盛り上がらず、尺と内容の割りに妙に疲れた。
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