「3Dで描かれる静謐な世界」アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家 しんさんの映画レビュー(感想・評価)
3Dで描かれる静謐な世界
アンゼルム・キーファーの世界を3Dで闊歩できる、時間を横断するロードムービー。
まるでSF映画のような不思議な世界に没入できる幸せも味わえるし、必要最低限の作品の成り立ちについての解説もちゃんとしてくれるから、じっくりとその世界に浸れる。キーファーのまるでなにかの工場のような巨大なアトリエの迫力と制作風景。作品そのものに侵入していくかのような3D表現。ガチャガチャしたアクションだけでなく、こういう3Dの使い方もあるんだなと感動した。美しい。これは劇場で観てよかったなぁって心底思える作品でした。
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