劇場公開日 2025年4月25日

「観に行った甲斐があった」来し方 行く末 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0観に行った甲斐があった

2025年4月26日
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鑑賞方法:映画館

原題「不虚此行」は「むだ足を踏まなかった、行ったかいがあった、やったかいがあった」という意味。

主人公のウェン・シャンは「弔辞ライター」
(この職業、監督の創作)
ほんとうは脚本家になりたかったんだが、
今は弔辞の原稿作成を代行する仕事で食べている。

依頼者それぞれの物語を、ウェン・シャンは深掘りしていく(時には依頼者が迷惑そうでも)

深掘りしていく中で、
さまざまな人生が見えてくるとともに、
不思議な同居人の謎も、
ウェン・シャン自身の人生も、
徐々に浮かび上がってくる。

リュウ・ジャイン監督みずからインタビューで「大事にした」と語っているように、
「間(ま)」が絶妙。
台詞以外での表現が絶妙。
クスッと笑える場面も一再ならず。

派手な展開とは無縁だが、
ストーリーのメリハリもあって飽きずに観られた。

島田庵
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