「失うものが無くなり怖さがなくなってからが始まり」ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春 サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
失うものが無くなり怖さがなくなってからが始まり
2024年劇場鑑賞37本目 秀作 68点
結論、すごく良かった
誰もがタイトルや予告で大筋読めるストーリーですが、しっかり感情移入もするし物語としてよく収まり感動した
パートナーを亡くし、感動することも生きた心地もなく、ただいつもと変わらない日々を日記に書い記す毎日に、ひょんな出会いから自身の衰えといまさら新しいこと初めてもなぁという偏屈で足踏みするも、水泳にチャレンジしてみる主人公の福山健二71歳を描く話
彼の第二の人生が次第に彩っていくのは勿論、彼の周りでもう一人成長する人物が、その水泳を指導するトレーナーである岸本香里で、彼女自身もアスリートとして伸び悩んでいた時に、指導する立場ではあるが彼と出会い、成長する姿や失うものがなくなり、ただ直向きに何かに挑戦する姿勢に、次第に彼女自身のアスリートとしても一個人としても、人やものへの向き合い方が変わっていき、一つ皮が剥けた人間ドラマがいっそう主人公の冒険の結末に拍車をかけた
幾つになっても行動力がある人は輝いてるふうに見える、当方は彼の三分の一しか人生を送ってないが、よっぽど行動力も度胸も彩もある
自分で動かないとダメなんてわかっているけど、それが難しいんですよね、勇気をもらえました
犬の散歩代わりにさせてくださいとか、言えないよまだ
これも余生を感じ始めて出る言葉な気がする
というか、今作の主演である岩城滉一もあぶない刑事のお二人と同い年なんですね、、、よくもまぁアクションに水泳に、、ただただ感心するばかりだ
配信でまた勇気お裾分けさせてください
是非
コメントする