レッドライフ
解説
2023年・第36回東京国際映画祭「アジアの未来」部門出品。
2023年製作/120分/タイ
原題または英題:Redlife
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2023年・第36回東京国際映画祭「アジアの未来」部門出品。
2023年製作/120分/タイ
原題または英題:Redlife
出てくる子たちは短絡的で浅はかのように見えるけど、親の世代からずっと貧困の中で生きてきて自分だけの力じゃそこから抜け出すことができないくらいの環境であれば、キレない盗まない裏切らないって選択肢は浮かばないのかもしれないとも思う。
キレる盗む裏切るの前にあった「貧しくて苦しい」「今の生活を捨ててどこか違う所へ行きたい」「好きな人が(仕事とはいえ)他の男と寝るのが辛い」みたいな感情にはやはり共感するし、貧困がなければもっと理性的な選択肢が勝手に用意されていた気がするし、若さゆえ浅はかさゆえ人生が壊れていく人たちの話、と完全に他者として割り切って見るには難しい話だった。
主人公の男の子が奥さんが客と寝てるホテルの前で、奥さんのそういう行為を想像してしまって嫉妬苦しさどうしようもなさから地球が揺れるくらいの地団駄踏んでるのとか痛いくらい気持ちわかったよ、そこから客の車盗んで暴走するのは確かに私はやらなけど、それをやれるかは本人の資質自体ではなく環境によるところも大きいように思ったけどな