ゴンドラのレビュー・感想・評価
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オール無声映画でも文句なし素晴らしい!これが映画の楽しさ
文句なし!素晴らしかった。スクリーンで無声映画は初めて。
しかもセリフなし。むしろ、想像力が膨らみむしろ良かった。
監督のこだわりが伝わった。
内容もレトロなゴンドラが行ったり来たりする中、繰り広げる女性乗務員である
ニノとイヴァのゴンドラ内の二人のやり取りがまた楽しい。ワクワクさせた。
ジョージアが舞台だがジョージアの文化も知ることができる作品。
クイアのシーンもあるが、この作品は全く気にしなくていい。
ラストもハッピーエンド。映画はこうでなくちゃと思わせてくれた。
時間も見頃の80分。これが一番いい。おすすめします。
ほっこり
今回も冴えるロケーションハンティング
画角やアングルの工夫と展開の面白さ
TIFF2023コンペティション上映
文字通りゴンドラが主役の作品でした。
過去に「マナカマナ」というネパールのロープウェイを扱ったドキュメンタリーを思い出しました。色んなものが運ばれる面白さを感じたものでしたが、人やもの以上にゴンドラそのものが巧みに演出されて結構笑えました。
キービジュアルからこの作品は女性同士の愛がメインなのかなと思いましたが、それは作品を彩るアイテムに過ぎませんでした。あらゆる駆け引きに利用されまくるゴンドラの姿がおもろいです。あまりにゴンドラ中心に進むので、途中の時間軸とかがかなり曖昧になっているような気がしました。ただ徹底したゴンドラ中心の展開だったので、例え突然昼夜が変わったとしても、一つ一つのネタの連なりで迷うことなく作品全体を楽しむことができました。
監督は乗り物から物語がインスパイアされるという話をされていました。この作品も、まずゴンドラありきで考えていったとか。それが発展していって、LGBTの要素を持つに至ったそうです。最初は男女の愛を想定していたそうですが、優れた女優2人と出会ったことで、愛というものをつくり出せれば男女は関係ないだろうということで女性同士という設定になったそうです。その要素も映像に存分に生かされていて、作品が一層華やかなものになっていたような気がします。
監督の前作「ブラ!ブラ!ブラ!」も観賞しましたが、それと比べるとスケール感はかなり質素で、スクリプトに至っては100と0といった感じで極端に違います。笑いの要素やファニーな展開も共通するものがありました。ブラジャーが旅する物語はかなりとっつきにくかったけれども、今回の作品は壮大でなかなかフォトジェニックな映像から自然な流れでファニーな物語へと誘われたという印象です。
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