小学校 それは小さな社会のレビュー・感想・評価
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小さい女の子のことばに心が動く
小学校〜それは小さな社会〜
学校の先生は、教育指導要領で決まってるからとか教育委員会から言われているからとか子どもたちには言わない、一人ひとりの子どもに向き合う。
大丈夫だよー、よくがんばったね、仕事に忙殺されてくると使うのを忘れている。
新2年のことば、手で♡を示しながら、私たちは、心臓だよ、ひとりでもダメなら形が崩れちゃう 小さい女の子のことばに心が動く。クラスの仲間が命なんだと言っている。
小さな「日本人」
「敵」を見に行ったときに予告編を目にして気になっていたのですが、タイミング合わず見逃した映画がありました。
2024年公開の「小学校 それは小さな社会」です。
先日偶然NHKEテレで放映するというので、やっと見ることが出来ました。
東京世田谷の小学校に1年間密着したドキュメンタリー。
ナレーションもなく、ひたすら生徒と先生を追いかける。
新入学の1年生は、「小学校」という集団生活に徐々に溶け込み馴染んでいく様子や、6年生は1年生を世話したり係の仕事をしていくなかで、成長していく姿を見ることが出来ます。
子どもが「学校」の中で成長する瞬間を見ることが出来るのは教諭だけであり、親と言えども成長した後の姿しか確認することが出来ません。
その意味でも非常に貴重なドキュメンタリーです。
しかし、タイトルにあるように子どもたちは、「成長」というより、手の挙げ方にまで細かな「きまり」のある小さな社会に適応せざるを得ない、ようにも見えます。
こうして小さな「日本人」が誕生していく。
ほんとに小さな社会
見ていると、小学校1年生はまだ幼児だなと思う。それに比べると、6年生は物の道理がわかり、社会性も身に付いた大人に見えた。1年生も6年生も、日々成長している。まぶしいくらい。
コロナの時の先生方は、本当に大変だったね。全力で子供に向き合う姿に、涙が出た。先生だって一人の人間、葛藤があって当然だ。
サブタイトルの小さな社会というのがその通りで、ひとつの集団の中で、自然に役割が定着していくところはおもしろかった。人が何人かいれば、こうやってうまいこと付き合っていくんだなぁ。
しかし、小学校の卒業式って今こんな派手なの? 私の頃は中学の制服着たりしてたけど、ずいぶんお金かけてるね。都内の富裕層なのかしら。ちょっと驚いた。
Eテレの放送を視聴。
小学校というセーフティーネット
なんとなく違和感‼️❓
三学期制をtrimesterというのは初めて知った
日本の公立小学校の(コロナ禍における)日常をとらえたドキュメンタリー。いや〜観ていて気持ちが悪かった。何に対しても指導かハラスメントか境界線の見極めが難しい社会生活の中で、小学校教育においては未だにアレがまかり通るんだ…と不思議な気持ちになった。そして教育という名のもとに先生たちのものの言い方がいちいち聞いてて気持ち悪い。悪気がないのはわかる。でもその言い方、職場で同僚や部下にしたら一発アウトよ、今。
(抜粋)
>イギリス人の父と日本人の母を持つ山崎エマ監督は、大阪の公立小学校を卒業後、中高はインターナショナル・スクールに通い、アメリカの大学へ進学した。ニューヨークに暮らしながら彼女は、自身の“強み”はすべて、公立小学校時代に学んだ“責任感”や“勤勉さ”などに由来していることに気づく。<
監督とは逆の経歴を持つ自分。
幼少期はインターで、小5から日本の学校。
確かに、掃除や給食の配膳などを子どもたち自身が行う日本式教育「TOKKATSU(特活)」はインターではなく、転校したばかりの時にはかなり戸惑ったのを覚えてる。
インター時代のクラスメイトは全員(自分も含めて)多かれ少なかれ映画の中に出てくるゆうたろう君みたいな部分を持っていたなー。周りと違うことを一切恐れない。違うことこそが個性。それでいい、みたいな。だから先生が『ちゃんと普通にあ歩こうね』とか言ってるのを聞くと「なんで?別にいいじゃん?」ってなる。
自分自身が教育者ってわけではないから小難しいことはわからない。日本の(もしかしたら日中韓かな?)学校教育の独自性についてのドキュメンタリーだというのであれば欧米と比べた時にどこが独特なのかナレーションを入れてほしいと思う。この日本的教育こそが責任感と勤勉さの由来だとするには映像を垂れ流すだけだと説得力に欠ける。なんだかとにかくモヤモヤ続きの作品であたしには全然合わなかったなー。
箇条書き👇️
・小学校の先生は大変なお仕事だということがよくわかった。え?あーゆーことも全部先生達がやってくれてたんだ!と気付かされる場面が多々ある。
・小学校の卒業式で当時のあたしの担任(24歳男性)も「初の卒業生」であるあたしたちクラスを送り出したときギャン泣きしてたなーと思い出した。
・公立小学校の卒業式で羽織袴を身に着けたりするんだねー
都内の小学校での、普段の生活模様。 1年生と6年生にフォーカスを当...
都内の小学校での、普段の生活模様。
1年生と6年生にフォーカスを当てて、1学期から3学期まで。
4月、ランドセルが重たそう、落ち着きのない新1年生、その子らを手伝う6年生。
徐々に集団生活や規律を学び、
年度末には、新2年生として次の新入生を迎える準備とか、卒業式の準備とか。
授業の合間には、給食とか掃除とか靴箱整理とか etc.
日本で生まれ育って、確かにかつて通った道なのは間違いないのですが
あらためて体系立てて紹介されると、すごく規律を訓練されていたのだなあと、再確認になる映像でした。
本作の英語題がまた刺激的で…
"The Making of a Japanese"
劇場公開は、日本より他国が先だったそうですが。
映画中でも、日本の教育体系は "諸刃の剣" だと指摘されていたとおり、
集団ありきで、皆が平均に近づく、よほどの乖離は減る、でしょうね。
自己主張より全体調和。
久しぶりに日本に戻った人から
"日本は、下がひどくない"
(平凡な人でも、そう悪いわけでもない、の意味)
のような言い方をされることが、しばしばあります。
一方で、飛びぬけた人が日本では出づらいことにも納得です。
スーパー人材が少なく、トンデモ犯罪も少なく。
耳と胸が少し痛くなる映像記録でした。
日本の社会に関する新たな視点を与えてくれた作品。
日本人は、小学校で、「日本人」になるらしい
録音技術にただただ驚かされる
確かに、カットの長さは短く、BGMや(ごくわずかな)テロップもある。けれど、ナレーションはなく、結果、映画の解釈を視聴者に大きく委ねようとしてくれている「感じ」がして、それが視聴していてとても心地いい。
ただ、編集者の意図はおそらくかなり明確で、まるで台本でもあるかのようなテンポの良さと物語展開。
そして、その意図を表現するのに大きな役回りをはたしたのが、この撮影ユニットの録音技術だと感じた。なぜなら、「よくこれ、録れてたな」という場面がいくつもあったから。映像ももちろんだったけど、編集でどうにもならないだろう録音の方がびっくり。
いずれにせよ、何回も視聴して、自身の解釈の移り変わりを楽しんだり、昔の同級生や同年代の誰かと語り合いような作品。
教育従事者なら違う視点で観れたかも
なぜか自分の卒業式より泣けた
小学校の先生 それは小さな社会
フィンランドって幸福の国、サウナ文化の他に教育大国でもあるんですね(笑)
映像資料としてすごく貴重
見事だけど残念な場面も。
今年のアカデミー賞短期ドキュンタリー部にもノミネートされた作品の完全版。
短編も観たが、本編は初めて。
本編は物凄くよく描けていて見事。小学校の1年はこうだったのかと改めて再認識した。
コロナ禍の小学校がよく分かり今の小学校を知ることができて観て良かった。
ただ、せっかくなら家庭の様子は密着しないで小学校生活に絞ってほしかった。
また、せっかくコロナ禍の小学校を撮影するならコロナ禍の小学生または先生の密着に
絞っても良かったのでは。どうしてもオオタウイン監督の夢見る小学校シリーズや僕たちの
哲学教室を観てしまうと物足りなさも感じてしまう。いい作品だけにもったいない。
ただ、山崎エマ監督のチャレンジは讃えたい。次回作に期待する。
しかし、体育担当遠藤先生の卵の殻を使った殻を破るパフォーマンスは凄かったな。
ユニークな先生も発見できて改めて観て良かった。
明るい日本
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