「集団心理」小学校 それは小さな社会 RAIN DOGさんの映画レビュー(感想・評価)
集団心理
ポスターに書かれている、
THE MAKING OF A JAPANESE
この言葉に強く惹かれ、鑑賞。
『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』や『スキャンダル』で賞を取った特殊メイクのカズ・ヒロさんが言ってたこと…
日本人は日本人ということに拘りすぎて、個人のアイデンティティが確立していない。
大事なのは個人として、どんな存在なのか何をやっているのかということ。
日本人は集団意識が強く、その中で当てはまるように生きている。
周囲の目を気にして、その理由で行動する人が多いことが問題。
日本は威圧されている。どう受け入れられているか、どう見られているか、全部周りの目。
自分の人生であり、周りの人の為に生きているのではない。当てはまろう、じゃなく、どう生きるかが大事。
心が痛いですが、かなり的を射ていると思う。
この作中で少しだけ触れられますが“日本は軍事教育をした国”だと、
そして“世界に誇るべき協調性の高さ”があると、
ただイジメを生む可能性があり“諸刃の剣”だと。
その日本人の集団心理をエグるような尖った内容を期待したけど、普通に小学校に密着したハートフルな内容でした。
でも、面白かった。
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