「どこから観るかで見え方が異なる作品」小学校 それは小さな社会 La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
どこから観るかで見え方が異なる作品
東京の小学校の一年を丸ごと記録したドキュメンタリー。ナレーションや説明字幕はなく、特別な主張を押し出す訳ではないので、「日本の教育の変わらぬ固陋性」を感じる人も居れば「先生は大変だな」と思う人、「子供は可愛いな」と微笑む人など、様々な感想が飛び出しそうだ。是非、多くの人々の思いを聞いてみたいな。
当日の山崎エマ監督の舞台挨拶が飛び切りの切れ味だった。エネルギーに溢れ、話し出したら止まらない勢い。監督はやはり、日本の小学校教育を簡単に即断して欲しくなく、まずは本作をきっかけに考えて話し合って欲しいとの事。まさしくその狙いが形になった作品だった。
コメントする