「強欲経営者をのさばらせるな」眠りの地 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
強欲経営者をのさばらせるな
トミー・リー・ジョーンズの実年齢にマッチする役柄で、受け継いだ家業を自分の代で潰すわけにはいかないという執念がひしひしと伝わってくる。
対象的にバリバリの金満弁護士を演じるのはジェイミー・フォックス。見た目は胡散臭さ満点で、ド派手な高級スーツに身を包み、詐欺師と紙一重。単なる庭師からやり手弁護士までのし上がった努力の人には見えないところが面白い。
どこまで脚色したのかはわからないが、法廷劇はスリリングなシーソーゲームで、胸のすくラストまで目が離せない。
エンドロールで裁判後の二人の実話が語られるが、こんな人生であれば幸せにあったに違いない。感動がさらに増すこと間違いなしでございます。
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